「皆の者ー! 準備はいーいー?」
「あなたの目玉をエレキネット! 何者(なにもん)なんじゃ? ナンジャモです!」
「ナンジャモの~? ドンナモンジャTVの 時っ間っだぞー!」
概要
ゲーム『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』で初登場したキャラクター。
パルデア地方有数の都市であるハッコウシティのジムリーダーで、キャッチコピーは『エレキトリカル★ストリーマー』。
でんきタイプの使い手であり、有名な『ドンナモンジャTV』を配信しているインフルエンサーで、パルデアでは絶大な人気を誇る動画配信者。
「フヒ…」あるいは「ニッシッシッシ」(※アニポケのゾロアと同じセリフ)と笑うのが癖。
彼女独特の言語(通称ナンジャモ語)で話す癖があり、視聴者のことを『皆の者』と呼び、他人を呼ぶ時は「~氏」と付ける。
いわゆるボクっ娘だが、容姿はボーイッシュというよりも全体的にガーリッシュの方に寄っている。
ジムバトルの様子を生中継で配信をしており、バトルの結果云々よりはチャンネル視聴者が満足するか、再生数を稼げるかをとても大事にしている。
そのため挑戦を受ける時も、ジムテスト合格者からの挑戦しか受けていない事はどのジムでも共通なのだが、彼女はそれを「バズれる相手としかコラボしない」と言い換えている。
また、試合中には配信らしく視聴者から投げ銭が入る様子も覘える(投げ銭を行なっている「エレキン」氏は特に熱心なファンであると推測される)。
有名人であるが故かポケモンたちとピクニックへ気軽に出かけられなくなってしまったのをドンナモンジャTV内で嘆く。
ポケモン公式チャンネルでの動画によると相棒ポケモンはハラバリー。
なお、ポケモンSV発売前に公式youtubeチャンネルで公開されたドンナモンジャTVにおけるCVはファイルーズあい。
容姿
淡いパステルカラーを基調として、髪色はやや薄いピンク(薄紫)と水色の二色髪。楕円の瞳(カラコン)もピンク~紫色を基本しているが、下にはパステルイエローが入っており、上着も薄い黄色と落ち着いた色味ながらカラフル。明るく派手な風貌で、カワイイ顔でギザ歯。
未来的なノースリーブの紫色と灰色の六角形の模様と首元周りの中心にはプラスネジの装飾が付いたインナーウェアにオーバーサイズな黄色いコートを羽織り、完全に両手が隠れたいわゆる萌え袖となっている(ボールを使う際は萌え袖に乗せて両手で下手投げする。テラスタルオーブも掴める)。
ちなみにインナーの全貌は攻略本で公開された設定資料集で明らかとなった(詳細は「ナンジャモのインナー」の項目を参照。)。
頭には左右の髪色に合わせたコイル型の大きな髪飾りを二つ付けており、ナンジャモ自身の感情に合わせて目が変化したり、本人から離れて浮いたりするが、本物ではないらしい。
靴にはネジの意匠が確認できる。
髪色について
髪色はやや薄いピンク(薄紫)と水色の二色髪だが非常に近い系統の2色のため、人によってはいわゆる色覚異常の傾向で単色の髪に見える場合がある。
特にゲーム上や公式立ち絵イラストなどでは髪の色味が薄くややグレーに近い色で表現されているため色差がかなり小さく、プレイ環境や画面の状態によってはさらに分かりにくくなりやすい。
見分けられる人でも、試しに単純なモノクロ化をしても髪色がほぼ同じ濃さの灰色になることに気付ける。これは公式YouTube動画のように多少ハッキリとピンクと水色が表現されていても色を抜かれると元が2色であることがほとんど分からなくなる。
なお色覚には個人差がある。一口に色覚異常と言っても同じような状態とは限らず、また全ての色が見えないとは限らない。一部の色が見えにくいような状態も含まれ、またその傾向や程度(どの色が見えにくいか・どのくらい見えにくいか)は人によって異なる。
ナンジャモの例では「薄紫と水色の区別がつきにくい」タイプの傾向だと髪色が水色一色や灰色一色などコイルのようなメタリックな色に見えるようである。程度によってはよく確認すれば判別できる場合もあるが、かなり分かりにくく言われてから気づく例や、言われても見分けられない例もある。
人によってはファンアートとしても単色で描いてしまう例があるほど。
ただ反対に色彩感覚や画風、画材などの関係から、薄いピンクが濃いピンクや赤紫で描かれたり、薄い水色が濃い水色や青緑色で描かれたりなど、2色の色差をかなり強調して描かれる場合も多い。
一応公式でもYouTube動画最後に表示しているデフォルメイラストは色差を強調して描かれている。
性格
見た目通り明るく活発で、結構なお調子者でフリーダムかつ目立ちたがり屋。
オタクっぽく独特な感性を持っている……が、打算的で計算高く抜け目の無い性格をしている。
結果より反応を大切にし、結構承認欲求が強めな面が見られる。
だが、意外と優しく面倒見が良い。
再戦時の台詞からかなり独占欲が強い人物なのが覘える。
なお、リップと比べられると自分が惨めに見えてしまうことを恐れており、彼女とのコラボを避けていることが藍の円盤での会話で語られている。
ジムテスト
ジムテストは「ドンナモンジャTVへの出演」で、有名人のナンジャモに見合う挑戦者であることを番組で示すことで、ジム戦への挑戦資格を得られるというもの。
内容は一言で言えばウォーリーをさがせ!。
画面内のどこかにいるクラベルをプレイヤーが探すというものである。
(「ナンジャモ」の番組企画が街角を利用したかくれんぼである事から、1990年代前半に放送されていたテレビ番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」でかつて放送された人気企画「ナンチャンを探せ」も元ネタに入っている可能性がある。)
テストの光景は生配信で全世界に放映される。彼女らしいテスト内容だが、挑戦者を番組のネタにすることでチャンネル登録者数を増やそうという打算的な目的もあるようだ。
当然ながらジム戦も番組の企画として行われ、戦闘前に動画コメントらしき台詞が画面に映ったり、投げ銭が送られたりといった演出が見られる。
なお、選択肢によっては主人公も生配信にノリノリで取り組むことも可能。郷に入っては郷に従えと、ナンジャモと仲良くなりたいプレイヤーは選択の価値あり。
ちなみに、ジムトレーナーはなぜだかかいじゅうマニア。名前的におそらくモデルはこの人たちだろう。
後に、藍の円盤にクラベルとの特殊会話が見られるが、彼のことをアカデミーの校長だと知らずにオファーをかけていたと判明し、終始低姿勢を貫いていた。
もっとも、クラベルは特に気にかけておらず、むしろ楽しんでいたようだが、若干天然な発言でむしろナンジャモをある意味ひんしにしている。
使用ポケモン
1戦目/ハッコウジム
「視聴者たちが 楽しめるような シビれる バトりを よろしくねー!」
マップで表示される紹介文では実力がどれ程なのかわかり辛いが、挑戦までの難易度が反対側のジムリーダーに比べて優しいことや、使用ポケモンのレベルからおそらく3番目に戦うことを推奨されている。
ハラバリーが相棒であるが、最後に出す切り札は全くの別タイプとなるゴーストポケモンのムウマージ。
それも特性「ふゆう」+テラスタル(でんきタイプ)により対じめん+あくタイプわざへの対策として弱点を消すという驚きの戦術を披露してくる(疑似的なシビルドン)。
そもそも、トップバッターのカイデンもでんき / ひこうタイプでじめん技が効かない上、ジムテスト内で戦うかいじゅうマニアも特性「ふゆう」のシビシラスを使うため、でんきタイプ使いだからと言ってじめんタイプ統一で挑むと痛い目を見る。
さらにムウマージは電気技として「チャージビーム」を扱い特攻を上げてくる他、状態異常にかかっていると威力が倍化する「たたりめ」を覚えている。
それまでの戦闘で麻痺を受けていると開幕から手痛い一撃を貰うことになるだろう。
ムウマージ自身も「あやしいひかり」を使うので、状態異常のケアは必須と言える。
幸い手持ちが4体もいる都合か平均レベルが抑えられており、当のムウマージも育成を怠っていなければ、等倍やテラスタルによるゴリ押しで突破可能である。
ただ前座のルクシオが特性「いかく」持ちなため、ここで攻撃を下げられたままだと対処は厳しくなる。
上記の対策としてはこれを踏まえて、特性「いかく」で威力を下げられた時の対策とルクシオを倒した後にムウマージを繰り出される際に交代する手持ちのポケモンを考えて挑むべきだろう。
でんきタイプの技を無効化し、特性「マイペース」で「あやしいひかり」を防げるドンメルやドロバンコは多少有利に扱える。手に入れやすさを優先してドオーで戦うのもアリ。ドオーならば「ドわすれ」でとくぼうも上げられ、じめんタイプなので電気技も無効化できるため相性も良い上にかなり使い勝手が良いが、相手に地面技が効かないことだけは注意。
まぁ、毒状態にしてひたすらキズぐすり等で耐え凌ぐという酷い戦法を使えばいいのだが。
他には、アチゲータ等が覚える「バークアウト」で相手の火力を削いだり、ニャローテ等が覚える「なやみのタネ」やジオヅム等が覚える「うちおとす」等で特性を書き変えたり地面に引きずり下ろしたりする事で、じめんタイプの技を当てられる様にすると言う戦法もある。
一方で特性「かたやぶり」でふゆうを無視してじめんタイプの技を使えるのはキバゴ系列とデカヌチャンくらいで、どちらも入手ハードルが高い。
ちなみにジムリーダーの切り札のポケモンは(アオキを除く)、タイプは専門のものと違うもののジムリーダーの職業や専門タイプに関するポケモンを使う(はちみつ好きな熊モチーフのポケモンを使う虫タイプ使いのカエデや生態・性能共に音と関わりの深いストリンダーを使うラッパーのライムなど)のだが、ナンジャモとムウマージはタイプに職業にもそういった接点が見当たらない。
強いて言うなら『女性のような外見』かつ上記の『特性ふゆうとでんきテラスタルの相性の良さ』によって選ばれたと思われる。
2戦目/ハッコウジム(クリア後)
「ジムリーダー ナンジャモが! めったに 見れない 本気出してみた!」
クリア後の本気のバトルも配信の一環として行われるようで、戦闘前のイベントでも例の演出が見られる。ちなみにイベント中のカメラアングルがナンジャモの顔にやたら近く、ナンジャモファンにとっては絶好の撮影チャンスだったりする。
(なおバトル前にジム内で会話できるが、屋内はカメラアプリが起動できず撮影不可。Switch本体の写真機能なら撮影可能だが、プロフィール写真には使えない。そのため、電子看板のデフォルメされたナンジャモで代用するプレイヤーもいる)
また、見た目に反して強化後もコイル系統を使わないことに驚くプレイヤーも多い。
生半可な対策で挑むと痛い目を見るのは1戦目と同じ。
今回は先発のタイカイデンが「おいかぜ」+特性「ふうりょくでんき」というそこそこガチな戦術をとってくるため、初手でもたつくと向こうのペースに乗せられ、あれよあれよと言う間にパーティを半壊させられることもある。くすりを縛ってプレイしている場合は気をつけよう。
しかし、こちらも対処法は増えている。
オノノクスの「じしん」やデカヌチャンの「じならし」を叩き込んでやろう。
ただ、この場合3体目のマルマインが「イカサマ」を覚えている点に注意。「つるぎのまい」等で攻撃力を挙げていると、開幕早々に強烈な一撃を撃ち込まれてお陀仏にされてしまうことも。元々素早さが高いこともあって先手を取れるポケモンもそう多くはないのもなやみどころである。
バトルを終えると集客力と実力を認め、「ほかの配信者の動画には出ないでね!」と重めの圧を送る。
3戦目/ブルーベリー学園(藍の円盤)
- タイカイデン Lv80
- マルマイン Lv80
- レントラー Lv80
- エレキブル Lv80
- ハラバリー Lv80
- ムウマージ Lv81(テラスタル:でんき)
レベル上昇の他、エレキブルが追加。結局コイル系統は使わなかった。
エレキブルがでんき単タイプということもあり、基本的な突破口は変わらない。
なお、特別講師に招聘している間は撮影し放題なので、背景が部室になることを除けば前述のプロフィール写真事情はおよそ解消された。
アニメ版
テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズ
CV:本渡楓
初登場は第8シリーズ目にあたる『ポケットモンスター』の第15話、「みえないヤツだ!何者なんじゃ?」。
その後も数回登場している準レギュラーの一人と化しているため、詳細は「ナンジャモ(アニポケ)」の記事を参照。
放課後のブレス
CV:ファイルーズあい
第2話に登場。スマホロトムの動画にて登場。
4話ではアカデミーの宣伝動画にて、オハラたちの案である『コラボ出演』という形で(宝探しの対象のひとつになる)ジムリーダーたちの紹介を担当した。
なお、ナンジャモが初紹介されたYouTubeの動画で、声優を務めた人物も、このファイルーズあい氏である可能性が高い。(その動画と紹介動画の映像中の音声からの声色と比較による推測)
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:ファイルーズあい(上記の公式youtubeチャンネルや「放課後のブレス」と兼任)
2024年1月9日に実装が発表された。
パルデア地方のジムリーダーでは初の実装となる。
バディはハラバリーででんきタイプのサポート。EXロールはアタッカー。
EXにすると服のカラーリングがハラバリーの様な黒と緑のに変わる。
後日トレーナーズサロンへの招待が可能になり、親密度レベル100の報酬としてナンジャモ&カイデンが仲間に加わる。
同年10月15日にはイベント『正体みたり翼か髪か!?』に合わせてハロウィン仕様のナンジャモが実装される。
キョンシーをイメージした青色のチャイナドレスで萌え袖も変わらない。
バディーポケモンはハバタクカミ。
きしくも自身の切り札のムウマージの進化前のムウマに似た古代のパラドックスポケモンで、ネモに続く2人目のパラドックスポケモンとバディーズを組んだトレーナーである。
出会いはとある洞窟で奇妙な存在が出たと言う噂を確かめにクララとシキミと向かった所で遭遇、バトルをした後、ハバタクカミを動画で紹介すればバズるかもしれないと考えたが、未知の存在であるパラドックスポケモンをむやみに公にすべきではないと判断し、シキミ提案の元、彼女の連れていたユキメノコを変わりに噂の大本とした。
その後、自身と似ているムウマージを連れていた事もあってハバタクカミに気に入られ、バディーズにならないかと話を持ち掛けて了承して貰い、晴れてバディーズとなる。
上記の通り、公にすべきものはしないと言うネットリテラシーも持っている。
ポケモンカード
「おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。」
序盤に使うと不要な手札を山札に戻した上で手札を補充し、その上で相手の手札も強制的に変更する事ができ、これだけでも十分強力な効果であるが、真価を発揮するのはサイドの枚数が相手より多い劣勢時。
状況にもよるが、相手の手札の枚数を減らした上にこちらの手札は潤沢になり巻き返せる逆転の一手となる事も多い性能。
ナンジャモの登場により強烈な効果と引き換えにきぜつをデメリットにしている効果のポケモン、効果は優秀だがHPが低いポケモンはきぜつをしやすく評価が上がることになった。
ポケモンカードゲームやろうぜ~っ!(スカーレット・バイオレット編)
ナンジャモをモデルとしたもんじゃなが登場する。
ナンジャモとの相違点として、頭の髪飾りはマスターボール型で、歯はギザ歯ではなく、八重歯。
余談
- 『ポケモン』シリーズ(派生作品を含む)において
- でんきタイプの使い手としてはマーマネ以来、でんきタイプの使い手であるジムリーダーとしてはシトロン以来であり、でんきタイプの使い手の女性ジムリーダーとしては歴代で2人目にあたる。1人目はカミツレ、ちなみに彼女もでんき/ひこう複合ポケモンを使用するが、ナンジャモのムウマージはゴーストタイプ→でんきタイプにテラスタルすると言うことなのでバトルスタイルが前者とは異なる。
- 前述の『ドンナモンジャTV』が公開された際に彼女の相棒の正体(ハラバリー)を当てるクイズが出題されたが、その際に出されたヒントに対して某モンスター(他社)をハントするゲームに登場するこいつやこいつの特徴が見事に一致し、Twitterを中心に一時期話題となった。
- 動画配信者という立場からか、ジム内のバトルコートでのBGMは、ナンジャモ専用のBGMとなっている。
- またその立場からか切り札のムウマージが初音ミクとのコラボにて相方に選ばれる大抜擢となった。
- ポケモンシリーズの関連作品にアニポケ版ウォーリーをさがせ!とも言える『ポケモンをさがせ』シリーズが出版されており、ある意味ウォーリーのさがせ!要素が逆輸入されたとも言えなくもない。
- テラスタル時には、風圧を前に一瞬険しい表情をするがすぐニコニコした笑顔に戻るという、プロの配信者らしい演出を見ることができる。
- 上記で解説した「生きているかのように動くコイル型髪飾り2つ」「自身はコイル系統を使わない」「遺伝元が唯一であるエレキネット発言」という三つの要素から、正体はレアコイル、もしくはコイル系統の新ポケモンではないかと疑われたことがあった。結局それらしい情報は作中になく、またレアコイルのパラドックスポケモンは登場したものの似ても似つかぬ姿だったことなどから現在は下火。
- 後に藍の円盤でナンジャモとのポケモン交換で彼女が所持しているコイルを入手できるため、(バトルに使わないだけで)一応コイルを持っていたことになった。
- ナンジャモの切り札ムウマージと対になるドンカラスを先発に使うことや、ライチュウをでんきタイプにテラスタルさせたり校内に迷い込んだパモを保護する等々でんきタイプポケモンとの関わりが多いこと、ナンジャモが「おはこんハロチャオ」と多言語が混ざった挨拶を使うこと等の要因から、アカデミーの言語学教師セイジとは夫婦関係なのでは?という説が一部のプレイヤーの間で囁かれていたがそんな事はなく、藍の円盤でセイジがナンジャモのことをよく知らずに使っていただけだったことが判明した。
- また、藍の円盤では、グルーシャ、セイジ、クラベルのほかにコルサ、アオキとも特殊会話が発生するが、前者は動画出演を依頼するが慣れ合うつもりは毛頭ない、キサマがアヴァンギャルドなら話は別だがなと断られてしまっている。後者に関してはマップアイコンが宣材写真だと判明するが、目立ちたくない人がいることに驚愕している。
- 特別講師に呼んだ際、主人公の選択次第ではブルーベリー学園来訪記念の配信にシアノを呼ぶことになる。最初はバズるか半信半疑だったが、実際に呼ぶと彼の強烈なキャラクター性にナンジャモの方が押されてしまい、クラベル校長の時とは別の意味でひんしになりかけた。なお、ブルーベリー学園でも人気は高いようで、カキツバタの四天王チャレンジ実施に協力するリーグ部員にもナンジャモのファンがいる。
名前の由来
名前の由来はおそらく「ナンジャモンジャ」。
これは学名や和名ではなく、何という名前か分からない植物を指し、特定の植物名ではないという、これまでのジムリーダーにおける命名法則を覆す珍しい名称である。
ナンジャモンジャと呼ばれる植物は数多くあり、ヒトツバタゴのほか、ニレ、イヌザクラ、ボダイジュなどがある。
ただし、「ナンジャモンジャゴケ」は特定のコケ植物を指した名前であるため、こちらを由来とするなら他のジムリーダーの命名法則に沿っていると言える。
彼女の運営するチャンネル名はそれに「どんなもんじゃい!」を掛けたシャレとなっている。
語感の似た生き物としてネンジュモ(藻かキノコのように見えるが光合成をする細菌の仲間)があるが、おそらく関係はない。
多言語版では以下の通り。
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
英語 | Iono | 「I Dunno」(「I don't know」の砕けた表現)/ion(イオン) |
ドイツ語 | Enigmara | Enigma(謎) |
スペイン語 | e-Nigma | e-(「インターネットの」「電子的な」を意味する接頭語)/enigma(謎) |
フランス語 | Mashynn | machine(機械)/machin(フランス語で「何か」) |
イタリア語 | Kissara | Chi sarà?(誰でしょう?) |
韓国語 | 모야모 (Moyamo) | 모야 (moya)(何?) |
繁體中国語 | 奇樹 (ㄑㄧˊㄕㄨˋ) | 奇樹(奇木) |
简体中国語 | 奇树 (Qíshù) | 奇树(同上) |
容姿の小ネタ
- かなりサイケデリックな外見からバーチャルYouTuber説も上がっていたが、二日後に追加された公式情報でその姿のままポケモンバトルをする姿が紹介されたため、生身の人間であることが判明した。
- 一部のプレイヤーからは、ツートンカラーの長髪をリボン結びの様にしているところや、下まつげの配置が似ていることから、アカデミーの保健師であるミモザとの血縁関係が予想されていたが、藍の円盤では特殊会話が無かったため無関係であると思われる。
その人気について
- ゲーム発売前に公式動画『ドンナモンジャTV』にて事前公開されたキャラクターだが、公開早々にかわいいと大反響を受け、pixivでイラストが多数投稿された。
- Nintendo Switchでのユーザーアイコンとして2022年12月16日までの期間限定でナンジャモが配信され(プラチナコイン10枚)、配信された事が知られるとさっそく設定する者が多く見受けられる事となった。中にはSVはやってないけどかわいいからDLしたという者までも。
- そのキャラ人気や動画配信者という立場なのかは分からないが、pixiv内では何故か彼女をイジるネタイラストが少なからず投稿されている。
- 一方で現実のVTuberがSVのプレイ実況をしていた際には、ナンジャモ戦ではなぜかリスナーたちはナンジャモを応援するようになってそれに怒るVTuber達の反応を楽しむというムーブも見られた。
- 特徴的な髪型からぷにるはかわいいスライムの主人公・ぷにるを思い出してしまう人もいる模様。原作者も認知しているらしくナンジャモのコスプレをしたぷにるのイラストを投稿している。
年齢について
街の人の話によると何年も前から配信を続けているため主人公と同年代ではないと考えられる。
ジムテストにてクラベル(彼女はジェントルさんと呼んでいる。街を歩いているところをスカウトしたらしい)が出てくるが、彼女はクラベルのことを知らなかった様子のため、少なくとも現役の学生ではないと思われる(もっともオレンジ/グレープアカデミーは老齢でも入学できるので、年齢に関する考察には繋がらないが……)。
また、グルーシャは事故でスノーボードを引退する前からナンジャモの動画を見ていた様子で、「変な挨拶をする前から見ていた」「昔の方が体張ってて好きだった」とコメントしている。
オージャの湖のヨウスケ
オージャの湖にいるNPCの中にヨウスケと言われるナンジャモのファンがいる。
ファンらしく手持ちのポケモンはナンジャモの切り札であるムウマージ。
ナンジャモへのリスペクト意識の表れかは不明だが、ムウマージ以外のポケモンはいないという徹底ぶりを見せる。
ひょっとしたら彼が前述の「エレキン」氏、もしくはドンナモンジャTVに出てくる「持ち物はじしゃく」氏の正体なのかもしれない。
関連イラスト
関連タグ
ポケモントレーナー ジムリーダー(パルデア) でんきタイプ チャンピオンロード(ポケモンSV)
表記揺れ・類似タグ
- ナンジャモ(アニポケ):アニポケ版用のタグ。TVアニメ版の活躍もあわせて記載。
- ナンジャモ(トレーナー):表記揺れ。
他のでんきタイプの使い手
マチス(トレーナー) テッセン デンジ(トレーナー) カミツレ シトロン(トレーナー) マーマネ
外部リンク
- エレキトリカルなストリーマー!ポケモン・ナンジャモのファンアート特集【急上昇】 - pixivisiom(2022年10月18日)