概要
第一世代~第三世代とHGSS、第九世代に登場する。数あるマニアの中でもハンサムが多いのも特徴。
各世代によって姿が異なる。
- RGBP版:片目が隠れた白衣の男
- GSC版:前作の特徴を受け継いだマントの男
- FRLG版:翼のないリザードンのスーツを着用した白衣の男
- HGSS版:アボラスに近いデザインのスーツを着た男
- RSE/ORAS版:下半身に怪獣スーツを着たボサボサ髪のTシャツ男
- LPLE版:ヤドンのスーツを着た変顔の男(ヤドンの口はTシャツにプリントされている。)
- SV版:映画フィルムに目付の悪い目が描かれたTシャツの上にリザードン、ガルーラ、サイドン、ギャラドスの顔がデザインされたノースリーブのジャケットを羽織りニドキングの頭を模したウェストポーチを付けた男
なお、このスーツは自作らしい(出典:ポケモンだいすきクラブ「かいじゅうマニア倶楽部」より)。
タマゴグループ「かいじゅう」/「ドラゴン」に属するポケモンを連れている傾向にあるが、実際はタイプやタマゴグループに関係なくハガネール・ガルーラ等、顔が厳ついポケモンを繰り出してくる。
かいじゅうマニアの解釈も人によって異なり、ポケモンだいすきクラブ「かいじゅうマニア倶楽部」によれば、「かいじゅうっぽいポケモン」という主観の下、パーティを構成しているのだという。
それゆえに作中では見るからに怪獣らしいポケモンや一見、そうではなさそうなポケモンを連れているトレーナーもいるわけである。
実際の特撮作品でも王道の恐竜や爬虫類型の怪獣だけでなく、様々な動物やメカをモデルにした怪獣が登場しているので、このような曖昧な定義でも全く問題はない。
なお、この世界の怪獣の定義づけは「ポケモンをモチーフにして作られた“架空の存在”」とされている(出典:ポケモンだいすきクラブ「かいじゅうマニア倶楽部」より)。
既出の範囲でいえば、BW2に登場した「メカ・バンギラス」、アニポケではAG編第86話「映画はバクーダに乗って!!」(2004年7月22日放送)に登場する巨大化したヌマクローと戦うニャースが該当すると言えよう(「かいじゅうマニアクラブ」でもメカ・バンギラスの登場する「大怪獣」シリーズに言及している)。
2018年にはポケモンだいすきクラブで『かいじゅうマニア倶楽部』として特集され、テーマソングも作られた。
特集ページでは、着ぐるみ職人を務めるベテランのハヤタ、期待の新人リクの2名のかいじゅうマニアが案内を務めている。
新人のリクは怪獣っぽい外見の怪獣としてマンムーとカバルドンなどを連れていることがわかっているが、マンムーはともかくとしてトリトドンやカバルドンを選ぶとはマニアックすぎるチョイスである。
曰く、化石マニアやオカルトマニア、こんちゅうマニアとは方針の違いから話が合わないらしい。
本家の特撮作品でもオカルト系、化石系、昆虫系の怪獣はいるものだが、おそらく彼らはその元ネタとなった存在に入れ込んでいるのであって、話が合わないのも当然か。
なお、彼らは怪獣映画だけでなく、特撮番組「共存戦隊ホウエンジャー」(※1)のような等身大ヒーロー番組も余さずチェックしているようである。なので、かいじゅうマニア=ポケモン世界の特撮ヲタという解釈でほぼ間違いない。
公式ではかいじゅうマニアのスーツを着たピカチュウのぬいぐるみが販売されており、ラインナップはHGSS版仕様、サザンドラ仕様、リザードン仕様、バンギラス仕様となっている。
同サイトの企画『ヤドンパラダイス』でもかいじゅうマニアのヒナタが登場。スーツのモチーフはヤドンとなっている。
なぜかいじゅうマニアがヤドンを着ているのかは至極簡単。タマゴグループが「かいじゅう」だからであり、初代ではかいじゅうマニアがよく使用してくるポケモンとして登場していた。なのでかいじゅうマニア的には怪獣カウントなのである(※2)。
注釈
- (※1)共存戦隊ホウエンジャー
『ORAS』で登場したヒーロー。狭義的にはテレビキンセツで製作されたローカルヒーロー番組のこと。
それぞれがホウエン地方の町の名前を冠しており、メンバーは王道タイプのミシロクリムゾン、力持ちのキンセツイエロー、知的派のカナズミアイボリー、暗いがスピード自慢のハジツゲボルドー、飛行能力を有する代わりに高所恐怖症なミナモビリジアン、クールだがリバウンドしてしまったらしいキナギコバルトの5人で構成される。
しかし、コンテストライブと同時期に企画が持ち上がった結果、企画自体が頓挫している。一方で、「かいじゅうマニア倶楽部」の世界線では放送されたのだと思われる。
- (※2)
他にも「ヤドン」という名前自体が怪獣の接尾語である「〇〇ドン」に由来しているという説もあったりする。
進化系のヤドランがヤドカリらしくないのにヤドカリがモチーフとされるのは『帰ってきたウルトラマン』のヤドカリンが元ネタなのだろうか…?
余談
初代では、イワヤマトンネルにて、「ポケモンファイト!レディー ゴー!」と叫ぶかいじゅうマニアが登場する事で有名。ロボットマニアも兼任なのだろうか…?
関連タグ
アボラス:スーツの特徴に一番合致する怪獣。
ダイマックス:彼らが喜びそうなシステムだが、残念ながら第8世代には登場できず…残念。
ヒトデマン/キョダイマックスカイリキー/デオキシス:ウルトラマンがモデルと思われるポケモンたち。
オタク系トレーナー