もしかして→山男
概要
『初代』から登場しているNPCポケモントレーナーの肩書きの一つ。
主に山地や洞窟に登場し、いわタイプなどのポケモンを使用することが多い。
外見は登山者風だが、殆どは肥満体型である。登山してるのにどうして痩せないんだろう。
『初代』から長らくデザインが変わっていなかったことも特徴のひとつ。
初期はプレイヤーにアイテムを渡したり助言するなど親切な人物が多かったが、第5世代からは観覧車のイベントなどプレイヤーに強烈なインパクトを残すキャラクターも登場しており、ネタ方面でも大いに活躍(?)している。
各世代のやまおとこ
第1世代
『初代』では、おつきみやまやイワヤマトンネルなどに登場。肥満体型で糸目で濃いめの髭を生やしており、その後のシリーズでも長らくこのデザインが引き継がれている。
イワヤマトンネルの出口付近では笑いキノコを食べてしまったやまおとこが登場する。
第2世代
『金銀』ではつながりのどうくつなどに登場。コガネシティのちかつうろではオネエ言葉を話すやまおとこが登場している。
また、特定のやまおとこの電話番号を登録するとノコッチやマリルの大量発生を教えてくれるありがたい者もいる。
第3世代
『RSE』ではカナズミシティの先の116番道路に登場し、全世代で唯一ジムバッジを手に入れる前に会うことができる。
トレードマークだった髭が剃られており、本作から大きめのバックパックを抱えるようになった。
第4世代
『DPt』ではハクタイの森前やテンガン山などに登場。再び髭が生えている。
また、ヨスガシティにいるやまおとこからピンプクのタマゴを貰うことができる。
リメイク版のBDSPでは立体化したやまおとこになっている。
第5世代
『BW』ではフキヨセの洞穴やネジ山などに登場。初登場がでんきいしのほらあなと遅く、ストーリーではジムバッジを5つ集めてようやく会うことができる。
バトルサブウェイにて自称アイドルや白の樹洞にて二重人格美少女など濃いキャラクターが多数登場しており、ライモンシティの観覧車に至っては男主人公を阿鼻叫喚させるイベントが発生する。詳しくは「ナツミショック」を参照。
第6世代
『XY』では映し身の洞窟や終の洞窟に加え、ジムリーダーのザクロがいるショウヨウジムにも登場する。外見は前シリーズとほぼ変わらないが、なんと開眼している。
また、同世代の『ORAS』では、シーキンセツのベッドの下から「モーレツ!世界のやまおとこ!」という怪しい雑誌が出てくる。
第7世代
『SM』ではデザインが大幅に変わり、金髪の爽やかな外見に変化している。
キャラクターデザインは、ポケモンカードのイラストなども担当するさいとうなおき。
また、キャプテンのカキの試練ではやまおとこのダイチという強烈なキャラクターが登場する。
第8世代
『剣盾』でもデザインが大幅に変更され、外見が若々しくなった。体格もスリムになった為、歴代のやまおとこの中でもトップクラスのイケメンである。いったい何があった。
衣装も登山用の防寒具に巨大なザックといったかなり本格的なものになっている。あまりの変貌ぶりに初見でやまおとことは気づかなかったというプレイヤーも多い。
本作ではどちらかといえばNPCとしての活躍が多く、ワイルドエリアで行商人としてカレーの食材を販売していたり、Wとアメ系のアイテムを交換してくれたり、カセキメラの材料となる化石を掘り出してくれる(ことがある)「あなほり兄弟」や、その師匠格でW(ワット)を掘り出してくれる「掘り出しオヤジ」として登場したりと、プレイヤーなら必ず一度はお世話になるであろう重要な人物が多い。
従来通りプレイヤーに勝負を仕掛けてくるトレーナーとしても登場するが、シュートシティに向かう10番道路やストーリークリア後に解放されるバトルタワーと終盤以降にしか登場しない。
その反動なのか、『鎧の孤島』ではアローラディグダ150匹を逃がしてしまい、あろうことかその捜索を主人公に依頼してくるというとんでもないやまおとこが登場してしまった(アローラのポケモンに纏わるキャラクターであるあたり、上記の“やまおとこのダイチ”を意識したキャラなのかもしれない)。
従来のように印象に強く残るレベルの奇行をする者がいなくなり(強いて挙げるとすれば上記のアローラディグダを逃がしてしまったやまおとこくらい)、割と無難な方向…むしろ前述のように役立つNPCとして出てくるなど扱い自体は格段に良くなった(悪く言えば没個性化したとも言える)のだが、ただ一点、瞳が妙にキラキラしており、(おまわりさんほどではないが)「なんか怖い」と評するプレイヤーも。
第9世代
これまでシリーズ皆勤賞だったが、『SV』では残念ながら登場しない。
その代わりやまおんなとは呼ばないものの、やまガールという女性トレーナーが登場している。やまおとこと比べて爽やかな見た目だが、やたらと鍛え上げられたと言えるほど良い体格をしている。
使用ポケモン
主に岩と地面を中心にしたポケモンを使うが、時には格闘タイプや、
ズバットなどのこうもり姿のポケモンといった、洞窟に生息するポケモンを使ってくることもある。
その中でもイシツブテ系統、ワンリキー系統、イワーク系統を出す頻度が極めて高く、某動画ではやまおとこ御三家と呼ばれている。
そのため、第4世代までは基本的に水・草ポケモンの餌食といった感じであった。
しかし第5世代になると事情が変わってくる。
特性システムが導入された第3世代以降、彼らは手持ちに大体がんじょう持ちの岩タイプを入れていたのだが、がんじょうの仕様が変更されどんな攻撃であろうと一度は耐えるという厄介な特性と化した第5世代以降、レベル差があっても必ず一度は行動してくる厄介な存在と化したのだ。
出来ればかたやぶり持ちかタネマシンガンが使える岩の弱点タイプを用意しておきたいところ。
終盤になると頑丈持ちの岩タイプの影響でエリートトレーナーやからておうを倒した後にやまおとこと戦うと彼らに倒されることもしばしある。
物理攻撃系の技を使用してくる事が多く、特に岩技を使用する事が多いので飛行タイプや防御が弱いポケモンは特に注意する必要がある。
ポケモンスタジアムシリーズでも基本的に変わらないが何故かナッシーやゲンガーを連れている事も多い。
余談
やまおとこ総選挙
2017年8月11日にポケモン公式ツイッターにて、山の日にちなみ歴代シリーズから選ばれた7人のやまおとこの人気投票企画「やまおとこ総選挙」が実施された。優勝は激しいデッドヒートの末あの男が制した。ちなみに2位は、1位とは惜しくも僅差で3位を大きく引き離したこの男である。
関連タグ
ナツミショック BW観覧車イベント やまおとこのナツミ やまおとこのダイチ
バックパッカーリュックサックを背負うトレーナー。こちらも同じく世代ごとに外見が全く異なる。
やまガール…対となるトレーナーの肩書きで、同じくリュックサックを背負うトレーナー。
公式が病気…公式企画として。