概要
ポケモンシリーズのカントー地方のニビシティとハナダシティの中間に位置する山。3ばんどうろと4ばんどうろを経由する。英語名はMt.Moon。
入り口付近にはポケモンセンターがあるが、FRLG以外そらをとぶのショートカットエリアには含まれていない。
名前の通り月との関連性が深く、つきのいしが入手出来たり、低確率で野生のピッピが生息していたりする。しかしもっと先に進むとコインで楽に入手できるため実際はそこまでプレミア感はないのだが…
世代ごとのおつきみやま
第一世代
意地の悪いNPCが3ばんどうろを塞いでいるためタケシに勝たないと先に進めない。
野生ではピッピの他にこれから洞窟で何度も出くわすであろうズバットが初登場。
洞窟内の看板にも「ズバットのきゅうけつ攻撃に注意!」と書かれている。
まだこの頃は吸血よりもちょうおんぱの方が脅威だったが…
山なので、一応やまおとこもいるが一人だけしかいない。またピッピ目的で来たのか女性トレーナーも複数いたりする。
「洞窟内部には古代ポケモンの化石がある」という噂を聞きつけ、ロケット団員が紛れ込んでいる。一部団員とは強制戦闘となるため、プレイヤーはここで初めてロケット団の存在を知る事となる。
ロケット団との戦いを終えて最奥部に進むと今度は見つけた化石を二つとも自分のものにしようとするりかけいのおとこが強制的に勝負を仕掛けてくる。手持ちポケモンはベトベター、ビリリダマ、ドガース。勝負に勝つとかいのカセキかこうらのカセキのどちらかをもらえる。
相手はそう強いわけではないのだが、とにかくドガースのスモッグが厄介。
勝負に勝ったとしてもこの技を食らって追加効果を発動されていると手持ちのポケモンに毒を残されるという最悪の置き土産をされた状態で洞窟を出る事となる。さらにロケット団との連戦で手持ちの体力が弱っている事やハナダシティまでをつなぐ4ばんどうろも結構長い事から、ポケモンのHPや手持ちの数次第ではハナダのポケセンにたどり着くまでに毒でポケモンが力尽き強制ゲームオーバーになる可能性も有る。マジ外道。もしものためにどくけし位は持って行ったほうがいいかもしれない。
(一応補足しておくと、2つあるとはいえ先にりかけいのおとこが見つけたカセキではあるので、主人公が力づくで奪っていると言えなくもない)
ピカチュウ版ではりかけいのおとこを倒した後にムコニャが登場し連戦になる。
ただしりかけいのおとこを倒してしばらく歩いてからの登場になるため、回復アイテムさえあれば万全の状態で迎え撃つことも可能。
第二世代
容量の都合上かダンジョンは非常に狭くなり、二つの山が連なる形に変化。山と山の間にはおつきみやま広場があり、隣には朝昼限定営業の店が開店している。
ストーリーの関係上来るのは終盤。初めにここに来た時入り口付近でライバルから6度目、シナリオ上は最後の勝負を挑まれる事となる。以後はポケモンリーグ前で隔週でのバトルに。
月曜日の夜の時間帯のみ(月曜0時を境にした夜中ではない)広場でピッピが踊っている可愛らしい儀式を見る事ができる。途中で気付かれて逃げてしまうものの、ピッピたちが去った後の岩場をいわくだきで壊すとつきのいしが手に入る。この時いわくだきを覚えたポケモンを連れていないとつきのいしが入手できないので注意。取りに戻るといわくだきの岩が消えてしまう。
また、この世代から「もちもの」の概念が登場したため、野生のピッピの一定確率でのもちものにつきのいしが設定された事で、上述の儀式含めつきのいしの無限回収が手間こそかかるものの可能となった。
なお、クリスタルバージョンのみ夜限定で3・4ばんどうろにもピッピが出現する。
第三世代
初代リメイクのFRLGで登場。だいたい初代と同じであるが、フロアごとの出現ポケモンが一部変更されている。
例として、出口付近のフロアにはパラスしか出現しなくなった。
そのパラスは技マニアから技を教えてもらうために必須なおおきなキノコ(ちいさなキノコ)を所持している事、基礎ポイントが攻撃+1のため、キノコ回収と攻撃努力値稼ぎ目的でポケモン廃人から絶好の努力値狩りスポットにされた。
第四世代
金銀リメイクのHGSSで登場。こちらもこれといった変化はないが、ピッピの儀式でつきのいしを入手するのにいわくだきが必要なくなっている。
また、例に漏れずホウエンサウンドやシンオウサウンドを使う事で他の地方のポケモンが飛び出してくる事がある。
Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
第一世代ピカチュウ版のリメイクにあたるが、出現するポケモンは結構変わっている。
具体的に言うと、出現するレアポケモンがピッピだけでなくなりイワークやピクシー、果てはラッキーまで出てくる。
他の場所でも似たようなことは起こっているのだが、インパクトでいうとこの場所が一番大きいかもしれない。
1Fにはモンスターボールの所持数が少なくなるとモンスターボールを10個くれるおじさんがおり、これを利用して付近のポケモンを乱獲し、大量にアメや経験値を稼いだり、同じポケモンを連続ゲットすることで高個体値や色違いの厳選までできるようになっている。
また、見えない落とし物で拾えるつきのいしは日をまたぐと復活する仕様になっており、必要数を揃えたり、場合によっては金策にも使える。
ただし、金策はかくとうタイプを洞窟内で連れ歩くことによってほしのすなやきんのたまを発見してくれる時があるので、素直にこちらを使った方がいいかもしれない。
イベントはピカチュウ版とほぼ同じだが、最深部までの道中にもムコニャが登場し話しかけてくるので、リメイク元での登場の唐突さは改善されている。