概要
初登場は『ポケモンXY』。一般トレーナーの一種だが、かなり特異な扱いがなされている肩書きである。
なにしろ、
- 黄色肌に黒髪ツインテール×黒地に赤帯のふりそで(メイン画像左から一番目)
- 褐色肌にアッシュブラウンミディアムヘアー×ピンクと紫地に白帯のふりそで(メイン画像左から二番目)
- 白肌に金髪ツインテール×白地に黒帯のふりそで(メイン画像右から二番目)
- 白肌にオレンジベージュウェービーロングヘア×青系の濃淡地にピンク帯のふりそで(メイン画像右から一番目)
という女性ばかり4種のグラフィックが一度に描き下ろされているのである。
ふりそでのデザインも、鎖骨の露出もあり、ミニスカート型に切り詰めてリボンやフリルを散りばめるという極端なアレンジが四者四様になされており、下手なユニークキャラクターより気合いの入った造り込みがなされている。なんという公式が病気シリーズ。
基本的に各種1人ずつの4人1組で動くが、街中にはモブ扱いで単独行動するふりそでも若干数配置されている。2のピンク系が多く、リアルポケモンセンターのグッズにも同タイプが選出された事から、それが標準グラフィックという位置付けになっているようだ。
ヒャッコクシティにはポケモンの過去を振り返ってくれる「思い出娘」がいるが、彼女のグラフィックにもタイプ2が使用されている。
使用ポケモン
登場場所によって異なる傾向のテーマパーティを組むという、これまたありそうで無かった特徴を持っている。
戦闘前後のセリフも個性の強い、ネタキャラの宝庫でもある。
クノエシティジム
1組4人が登場。
フェアリータイプを専門とするジムなので、全員がフェアリーポケモンを使用する。
性格はごく一般的なジムトレーナーのように見えるが、グラフィックに輪を掛けて特異な内装や、リーダーを含め全員が女性という構成から気後れする男性トレーナーも多かったようだ。
バトルシャトー
「マーショネス」と「ダッチェス」に1組ずつ、計8人が登場。
全員がタブンネ単種統一パという極めて珍しい構成をしている。
タブンネと言えば、廃人層にはお馴染みの狩り対象であり、新手の「道場」として配置されているものと思われる。
しかし、魅惑のボディ(ボディビル的な意味で)を誇る者や、でかいきんのたま200個分相当の超高額ふりそでを着る者など、そうした後ろ暗さを吹き飛ばす程の濃い面々揃いであるため、良くも悪くも前世代ほど虐待は話題になっていない。
中には「強くなければ価値がないのか?」と別方向の問題定義をしている者もいるのだが・・・
レストラン・ローリングドリーマー
1組4人が登場。全員が「天候パ」の使い手である。
そもそもが「胡散臭いぼったくり寿司屋」というコンセプト(?)の店であるため、相応の人材が集まっている。
名前が全員寿司用語(シャーリー(シャリ)→ガーリー(ガリ)、サビー(山葵)、ネータ(ネタ)。ちなみにオーナーの名前はアガリ(寿司屋で出るお茶の別称)である)な上、カタコトの者あり、語尾が「にゃん」の者あり、侍みたいな語り口の者あり、京都弁使いあり、「ローリングダンスショー」と称するただその場でゆっくり回ってるだけにしか見えない謎のダンスあり、「チョット ダケヨー!!」などと言い始める者あり、挙句の果てに客の老紳士による変態発言ありとツッコミどころしかない。
バトルハウス
「スーパー」クラスのトレーナーとして1組4人が登場。
全員が「ブイズパ」を使う。施設の性質上、登場タイミングや構成は毎回変化する。
セリフは上の2施設よりはまともで、ハウス全体から見てもおとなしい方。
その分影は薄く、そもそも彼女達と戦えるレベルに達するトレーナー自体数が限られるため、現在に至るまで1点も作品が投稿されていない。
アニメ版
クノエジムに挑戦するアニポケXY73~74話にて、ゲーム版でジム内にいる4人がそのまま登場している。
また、販売店やファッションショーが描かれた関係で、モブとしてオリジナルデザイン(主にマリルリやチリーン等)のふりそでが多数追加された上、セレナにも1着渡されるというゲームに輪を掛けた力の入れようであった。誰がここまでやれと言った。
このうち、黄色いふりそでを着た女性がユリーカにシルブプレされている。
ポケモンマスターズEXにて
スマホアプリ『ポケモンマスターズEX』においても、一般トレーナーのプレイアブル化の中でこのふりそでは特別扱いを受けており、なんと同ゲーム内で初めて、グラフィック違いで2人のキャラがプレイアブル化している(のちに「ポケモンごっこ」のトレーナーもポケモン剣盾準拠のグラフィックで男女2人のキャラがプレイアブル化している)。
ちなみに、どちらもクノエシティジムのジムトレーナーであり、名前と外見、さらには繰り出すポケモンまでもが一致することなどから、恐らくはポケモンXYで登場したクノエシティジムのジムトレーナー達本人。
当然フェアリータイプのバディーズであるほか、「ふりそで(振袖)」であるためか、2人とも正月イベントのクリア報酬として実装された。
名前とグラフィックタイプ、CV担当声優、バディのポケモン、ロール、そして実装年は下記の通り。
- キリカ(ふりそで)(グラフィックタイプ1。CV:夏目妃菜。マリルリをバディとしており、ロールはサポート。2023年実装)
- カレン(ふりそで)(グラフィックタイプ3。CV:石原夏織。ペロリームをバディとしており、ロールはテクニカル。2024年実装)
ちなみに、2024年1月には、カレンが実装された2024年の正月イベントの新規開催と同時並行で、キリカが実装された2023年の正月イベントの復刻が行われたため、両イベントの期間内であれば、どちらもクリアすることで、カレンとキリカ2人ともを仲間にすることができる。
現状、グラフィックタイプ4種のうち2種のトレーナーが実装されているポケマスEXであるが、いつか4種のふりそでトレーナー全員が揃う日は来るのだろうか…?
関連タグ
以下の5名については個別記事が作られている。カッコ内は登場場所とグラフィックタイプ。
- ふりそでのキリカ(クノエ・1)
- ふりそでのシオネ(クノエ・2)
- ふりそでのカレン(クノエ・3)
- ふりそでのアサミ(クノエ・4)
- マッチョネスのタワリッシ(シャトー・3)※半ネタ記事