概要
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するNPCのポケモントレーナーのことで、その中でも主にポケモンバトルを行う者を指す。「モブトレーナー」、作品的には「エキストラトレーナー」とも呼ばれる。
基本的に視線が合うとバトルをすることになる(第9世代の『SV』のみ話しかけることでバトルが始まる)。
シリーズによって様々な人間模様が描かれる。それはステレオタイプや多様性に表現された一般トレーナーたちも例外ではなく、彼らの語り口はさながら人生の縮図である。ポケモンの世界観に深みを与える欠かせない存在、それが彼ら一般トレーナーの役割である。
一般トレーナーには容姿・職業・趣味などによって肩書きがついており、肩書きによって使用するポケモンに傾向(タイプ・見た目・使用わざ)がある。
容姿は肩書きごとに汎用のグラフィックであるものの全員に固有の名前がついており(第1世代のRGBPのみ例外で名無し)、バトル前後のセリフも全員個別に用意されているため、キャラクター性は様々。中には一般トレーナーでありながら名台詞・迷台詞でプレイヤーらに強烈なインパクトを残した者もいる。
ミニスカートややまおとこなどシリーズお馴染みのトレーナーもいれば、その地方にしか存在しないトレーナーや一時を境に登場が途絶えたトレーナーもいる。
第9世代にて未登場になってしまった一般トレーナーが多く本編シリーズ皆勤賞が「たんぱんこぞう」と「からておう」のみとなっている。
基本的には主人公の進路に1人で立っているが、第3世代からは2人ペアで現れダブルバトルを仕掛けてくるトレーナーも増えた。
第6世代のORASに限り5人のトレーナーが群れバトルを仕掛けてくる……が、悪の組織のしたっぱの仕業であり、しかも一度しか起こらない。さすがに掟破り過ぎるからだろうか。
『ポケモンGO』ではこれらの肩書きが実績として一部使われている。
一般トレーナーの分類
- 五十音順。記事の存在するトレーナーのみ掲載。(他に記事のあるトレーナーがいましたら追記願います)
- ※はポケモンGOで実績に使われている肩書き。()付きは略されていたりアバターアイテムなどモデルの一部が使われているもの。
肩書き(トレーナー名) | 初登場世代 | 備考 |
---|---|---|
あ行 | ||
アイドル | 第4世代 | |
あまさん | 第6世代 | |
アロマなおねえさん | 第3世代 | |
いせきマニア | 第2世代 | ※ |
イタコ | 第2世代 | |
ウェイトレス | 第4世代 | 男性版は「ウェイター」か「ギャルソン」 |
うきわガール | 第3世代 | 男子版は「うきわボーイ」 |
エーテルざいだん | 第7世代 | |
エリートコンビ | 第6世代 | |
エリートトレーナー | 第1世代 | |
えんじ | 第5世代 | |
オカルトマニア | 第3世代 | |
おじょうさま | 第3世代 | |
おとなのおねえさん | 第1世代 | 「ゴルファー」の解説もこちらで |
おぼっちゃま | 第3世代 | |
お祭り少女 | 第9世代 | |
おまわりさん | 第2世代 | |
か行 | ||
かいじゅうマニア | 第1世代 | |
かいパンやろう | 第1世代 | ※ |
がくせい | 第9世代 | |
かじばどろぼう | 第1世代 | |
カメラマン | 第2世代 | ※ |
からておう | 第1世代 | ※ |
かんこうきゃく | 第7世代 | 第6世代の「ツアーきゃく」と同ポジ |
ギタリスト | 第2世代 | |
きとうし | 第1世代 | |
キャンプファイヤー | 第3世代 | ※ |
キャンプボーイ | 第2世代 | |
ギャンブラー | 第1世代 | |
げいじゅつか | 第3世代 | 「えかき」の解説もこちらで |
けんきゅういん | 第1世代 | |
コーチトレーナー | 第7世代 | |
こわいおじさん | 第6世代 | |
こわいおねえさん | 第6世代 | ※ |
こんちゅうマニア | 第3世代 | |
さ行 | ||
サーファー | 第7世代 | |
サイキッカー | 第1世代 | ※ |
さぎょういん | 第4世代 | 『コロシアム』では「はたらくおじさん」表記 |
したっぱ | 第1世代 | |
ジェントルマン | 第1世代 | |
ジプシージャグラー/ジャグラー | 第1世代 | |
じゅくがえり | 第2世代 | ※/「フードコートキング」(第6世代)と同グラ |
ジムチャレンジャー | 第8世代 | |
ジムトレーナー | 第8世代 | |
スカイトレーナー | 第6世代 | |
スキーヤー | 第2世代 | ※/第2世代のボーダーの解説もこちらで |
スキンヘッズ | 第3世代 | |
スクールボーイ | 第6世代 | |
スクールガール | 第6世代 | |
センパイとコウハイ | 第3世代 | |
た行 | ||
ダイバー | 第6世代(ORAS) | |
だいすきクラブ | 第3世代 | |
ダイバー | 第6世代 | |
タクシードライバー | 第8世代 | 第6世代の「ドライバー」と同ポジ |
たんぱんこぞう | 第1世代 | ※ |
ダンサー | 第5世代 | |
つりびと | 第1世代 | ※ |
てつどういん | 第5世代 | ※ |
テニスプレイヤー | 第5世代 | |
でんきやのオヤジ | 第1世代 | |
でんきグループ | 第1世代 | ※ |
ドクター | 第5世代 | 女性版は「ナース」 |
ドラゴンつかい | 第1世代 | ※ |
とりつかい | 第1世代 | ※ |
な行 | ||
ニンジャごっこ | 第3世代 | |
にわし | 第6世代 | |
は行 | ||
はいたついん | 第9世代 | |
はぐれけんきゅういん | 第1世代 | |
バックパッカー | 第5世代 | ※ |
バッドガール | 第6世代 | ※ |
バッドガイ | 第6世代 | 「ミアレギャング」と同義 |
バトルガール | 第3世代 | ※/「かくとうむすめ」の解説もこちらで |
パラソルおねえさん | 第3世代 | |
ピエロ | 第4世代 | |
ビキニのおねえさん | 第2世代 | |
ピクニックガール | 第2世代 | |
ビジネスマン | 第5世代 | |
ひふきやろう | 第2世代 | |
ファイヤーマン | 第7世代 | |
ファンクラブ | 第5世代 | |
フシギしまい | 第6世代 | |
ふたごちゃん | 第2世代 | |
ふなのり | 第1世代 | 『コロシアム』では「航海士」表記 |
ふりそで | 第6世代 | |
ブレイン&パワーズ | 第6世代 | |
ベーカリー | 第5世代 | |
ベテラントレーナー | 第3世代 | (※)/「たつじん」や「こうちょう」も同グラ |
ホープトレーナー | 第6世代 | |
ぼうず | 第2世代 | |
ぼうそうぞく | 第1世代 | |
ポケモンごっこ | 第4世代 | |
ポケモンコレクター | 第3世代 | (※) |
PCおねえさん | 第7世代 | |
ポケモンブリーダー | 第3世代 | (※) |
ポケモンレンジャー | 第3世代 | ※ |
ポストマン | 第8世代 | |
ま行 | ||
まいこはん | 第2世代 | |
マクロコスモス | 第8世代 | 「リーグスタッフ」とはサングラスが異なる |
マスターどうじょうのもんかせい | 第8世代 | |
マダム | 第4世代 | |
ミニスカート | 第1世代 | |
むしとりしょうねん | 第1世代 | ※ |
メイド | 第4世代 | |
メルヘンしょうじょ | 第6世代 | |
もうじゅうつかい | 第1世代 | |
モデル | 第8世代 | |
もんかせい | 第8世代 | |
や行 | ||
やまおとこ | 第1世代 | ※ |
やまガール | 第9世代 | |
ら~わ行 | ||
ラブラブカップル | 第3世代 | |
りかけいのおとこ | 第1世代 | |
A~Z | ||
OL | 第5世代 | 「せんせい」や「げきだんいん」、「レポーター」(第7世代)と同グラ |
ポケモンスタジアム及びポケモンコロシアムシリーズでは
ポケモンスタジアムシリーズでは一般トレーナーとバトルするのがメインであり手持ちや戦法で個性付けがされる事も多い。
独特のニックネームもファンからは親しまれており、特に金銀でのエリートトレーナーはニックネームのカッコ良さに定評がある。
また、ぼうそうぞくの様に2では無個性だったが金銀からはニックネームに個性が出て来た者もいる。
むしとりしょうねんのスピアー、ミニスカートのギャラドス、かいじゅうマニアのカイリューの様に一部のルールを除き手持ちにいるポケモンやおとなのおねえさんのプクリン、きとうしのキュウコン等、手持ちだけでなく試合時にもほぼ確実に登場するポケモンは双方の代名詞となっていく事もあった。
特にプクリンは『プクディ』というスタジアム2でのニックネームの方が本来の名前より記憶に残っている人もいる程。
勿論、プレイヤーを苦しめる戦法を使って来る者もいる。
2を例に挙げると
- じばくやだいばくはつを多用する為、メンバーによってはポケモンが等価交換状態になるりかけいのおとこ
- どくどくやでんじはをまきつく等の拘束技と組み合わせて来るという対戦でも使われていた強力な戦術を使うはぐれけんきゅういん
- その名の通り一撃必殺技を多用して来る上に素早さを変化させたり麻痺にさせる技まで使う為、ミュウツー使用時ですら気が全く抜けないギャンブラー
彼らを強かったと言うプレイヤーは多い。
ポケモンコロシアム〜ポケモンXDには本家とは異なったオリジナルストーリーが展開され、本家シリーズに登場しない一般トレーナーも多く、ローラーボーイ(→ローラースケート)など本家に似たようなトレーナーが存在する例もある。
一部トレーナーのグラフィックは周辺機器である『ポケモンコロシアム ダブルバトルカードe+』で確認する事が出来る。
なお、「伝説のトレーナー」や「エリアリーダー」などネームドキャラや特殊なNPCが冠する称号は記述しない。
『コロシアム』シリーズオリジナルのトレーナーたち
コロシアム | アスリート、おじさん、スーツのおねえさん、スーパートレーナー、大道芸人、チェイサー、肉体派、ハンター、バンダナやろう、ほがらかおじいさん、ほのぼのおばあさん、メガネのおにいさん、ライダー、シャドー戦闘員 |
---|---|
XD | きらくなおにいさん、しぶめなおじいさん、ニュースキャスター、のんきなおじさん |
ポケモンバトルレボリューションでは
作中での一般トレーナーの基本グラフィックはプレイヤーが使用する各アバターの流用となっている。
差異は肩書きとコスチュームが違う程度であり、コスチュームの購入によって彼らと同じ姿にカスタマイズが可能。
肩書きはコスチュームの組み合わせ、プレイ状況、セットしたポケモンによって変化する。
肩書きが変化するパーティ構成についてだが、特定のポケモンやタイプで統一する、特定の特性を持つポケモンを入れるなど細かく設定されている。
補足
項目/解説が存在しないトレーナー
2023年現在、固有項目及び解説が存在しないトレーナーは次の通り。
項目が出来次第、上述の表に追加願います。
第4世代
第5世代
第6世代
第7世代
第9世代
なお、固有の項目が存在しないものの、一部のトレーナーおよび固有イベントがあるキャラクターは別記事で解説されている場合もある。
- 「かみつかい」については→ウルトラフォレストにて
- 「サイクリング」については→サイクリングロード(ポケモン)にて
- 第5世代に登場したスポーツ選手のトレーナーや「ファンクラブ」については→ライモンドームにて
- 「ダンサー」については→ダンサーのハルオにて
- 「キタカミ鬼面衆」については→碧の仮面にて
チーム名について
作中では様々な業種のトレーナーが存在し、中にはチームを組んでダブルバトルを挑んでくる事がある。
以下はそのチーム名となる。
- インタビュアー(レポーター+カメラマン)
- うみきょうだい(ビキニのおねえさん+うきわボーイ)
- エリートカップル(エリートトレーナー男女ペア)
- かくとうきょうだい(からておう+かくとうむすめ)
- カポエラカップル(カラテおう+ダンサー)
- カラテおやこ(カラテおう+えんじ)
- かんこうカップル(かんこうきゃく+ベルボーイorかんこうきゃく+バッドガール)
- きもだめしカップル(てつどういん+おとなのおねえさん)
- きんこんしき(たつじん夫婦)
- げいじゅつおやこ(げいじゅつか親子)
- だいすきふうふ(だいすきクラブ男女ペア)
- ダンサブルユニット(ミュージシャン+ダンサー)
- バッドチーム(ぼうそうぞく+スキンヘッズ)
- ハネムーン(ツアーきゃく男女ペア)
- ビジネスパートナー(OL+ビジネスマン)
- フシギしまい(オカルトマニア+メルヘンしょうじょ)
- ふりょうアベック(バッドボーイ+バッドガール)
- ブレイン&パワーズ(からておう+サイキッカー)
- ぼくじょうおやこ(ぼくじょうおじさん+カウガール)
- レンジャーズ(ポケモンレンジャー男女ペア)