「そうさ、俺は全世界のポケモンに宣言する!最高のポケモントレーナー!いや、ポケモンマスター!そうとも、それは俺だ!」
→もしかして:ポケモンマスターズ
概要
「ポケットモンスター」シリーズにおいて、ポケモンを極めたポケモントレーナーの頂点、アニポケ主人公・サトシを始め、トレーナーたちが目指す称号。
アニポケが初出の言葉であり、ゲームでは第7世代『SM』『USUM』における通信機能「フェスサークル」内のあいさつの言葉の1種として「ポケモンマスターです」が登場しているくらいで、殆ど使用されていない。
ゲームではポケモンマスターを目指すわけではなく、ポケモン図鑑の完成、ポケモンリーグ制覇といった具体的な形で目標が提示されることが殆ど。
認定基準の謎
しかしこの設定、実は割と謎が多く、特にその認定基準がよく分かっていない。
少なくともポケモンリーグを制覇しただけでは認定されないようで、この場合はポケモンリーグチャンピオンと言われるのが正しいと思われる。
なお、「ポケモンマスターである」と明言された人物は現在に至るまで存在しない。
無印やアドバンスジェネレーションの頃は、ポケモンマスターを目指すサトシのライバルはヒロシやマサムネをはじめ何人かいるなど、メジャーな言葉だった。
しかし、劇場版『キミにきめた!』や新無印では、ポケモンマスターを目指すという夢を語るサトシに「何それ?」と返す人物も登場するなど、設定の変更がなされた様子。
これら近年の作品では、「世界最強のポケモントレーナーのダンデに勝利することもサトシはあくまでポケモンマスターへの第一歩としている」とするなど、サトシ自身はポケモンマスターを最強のポケモントレーナーよりも「もっと上」「全然上」の存在と考えていると、位置付けられている。
制作側もどのような設定なのか厳密には決めていないようで、新無印の総監督を務める冨安大貴は、「ポケモンマスター」という夢を漠然としたものと感じていたため、新無印以前の総監督を務め、同作品ではクリエイティブ・スーパーバイザーを務める湯山邦彦にポケモンマスターが何なのか聞いたところ、「子どもの他愛のない夢、憧れのようなもの」と返されたという(『アニメディア』2020年6月号)。
最初のシリーズ構成の構想
1話で「ポケモンマスター」を出した最初のアニポケシリーズ構成首藤剛志だが、サトシの物語の終着点として、ポケモンマスターにサトシがなる
…ことを考えていたわけではなかった様子。
詳細はポケモンの没プロットを参照。
関連タグ
ポケモン ポケットモンスター
ポケモントレーナー
マスター 頂点 カリスマ
サトシ(アニポケ)
ポケモン廃人
レッド(ポケモン):『金銀』での再登場のシチュエーションから「その極みに至ったのでは?」とファンから注目・期待されるほぼ唯一の人物。
なお、彼は『ポケモンBW2』にて「リビングレジェンド」という称号が与えられ、『ポケモンSM』にてグリーン共々「バトルレジェンド」に就任しているなど、最近の作品では「レジェンド」の称号を与えられる傾向にある。
また、アプリゲームポケモンマスターズの初期アイコンは彼のものである。彼のみが他の作品の主人公と異なり、明確にその地方のチャンピオンを上回る実力を持つ男として後続作品でも語られている。原作においては『金銀』やそのリメイク作品である『HGSS』の主人公などがエンディング後に彼と戦うイベントがある筈なのだが、ポケモンマスターズ内においても他作品の主人公達はその地方の有力トレーナー程度の扱いにしかなっておらず、四天王やチャンピオンを倒して殿堂入りしたかどうかは語られない傾向にあるなど、レッドおよびそのライバルのグリーンのみが別格として扱われることが多い。
メタなことを言うのであれば『HGSS』での再登場の際にグリーンが「オレの なまえは グリーン! カントーを せいはして チャンピオンになった おとこさ! ……と いっても レッドの ヤローに ジャマされて チャンピオンで いられたのは すこしの あいだ だったがな……」と語るためにグリーンがチャンピオンになり、レッドと戦うという前作での最終決戦が明確に公式のものとして扱われているためだと思われる。なお、他の作品において彼ら以外の別作品の主人公が登場することは基本的に無いこともこの扱いの差になったのだろう。
「マスター」とつくポケモン関連の用語:マスターボール マスターランク(ポケモンコンテスト・バトルロイヤル) サブウェイマスター コンテストマスター マスター道場 マスターリーグ(ポケモンGO) マスターズエイト