シンジとクロスは不都合な事があるとポケモンに責任転嫁し、序盤でポケモン(ヒコザル、ヒトカゲ。)を半殺しにしてから見捨て(どちらの炎御三家も後にサトシに拾われた。)、他者に対して辛辣な態度で接していた(しかもクロスはポケモンに悪事を働かせている。)。だが、サトシ一行や様々な人々と衝突していくうちに穏やかになり(シンジはその通りだが、クロスは微妙な感じ。)、見捨てたポケモンの事が少しずつ気になっていく。終盤でそのポケモン達がパワーアップした時は悔しそうにしてたが後の対応方法は異なり、シンジはシンオウリーグにてパワーアップしたヒコザル及びゴウカザルとのバトルを内心楽しみにしていたのに対し、クロスはヒトカゲ及びリザードンに負けた悔しさから大惨事に繋がる程の問題行動をしでかした(ただし、後で食い止めた。)。その後、サトシ達との別れの際に(この時以前にどちらも改心し、サトシを認めている上、ポケモンの事も大事にするようになった。)、サトシと再戦を誓って旅立った。シンジとクロス以外にも理不尽に炎御三家をはじめとしたポケモンを見限ったトレーナー(上記のスワマ等)のはチラホラいるが、他のメンツはそのポケモンがパワーアップしたのを知った時には自分の犯した罪を正当化しようと返ってこいと手のひら返し同然の要求をするか逆に最後までポケモンを認めずに反省しなかった(中にはお咎め無しの虫が良すぎるトレーナーもいる。)。シンジとクロスはそんな彼らとは違ってそのポケモン達を認めた上にパワーアップしても最後まで手のひら返し及び返ってこいという要求をしなかったりと割と常識的な面も見受けられたうえ、どちらも中盤又は終盤で改心し、シンジはゴウカザルが自分を倒してしまう程に成長した事を認め賞賛し、クロスは大惨事の際にリザードンに助けられた。ただし、シンジは歪んだ原因が判明してたのに対し、クロスは最後まで歪んだ原因が明かされなかったが、クロス本人がライバル兼映画のオリキャラという仕様上、分からなくて普通なのかもしれない。他人に高圧的でサトシの炎御三家と関わりがあるというのはユウジも該当する上にクロス同様、ポケモンに悪事を働かせており最後まで改心しなかった(ただしシンジ、クロス、スワマのように敗因をポケモンのせいにしたり弱いという理由で見限った事はないしクロスやスワマ程の凶暴性もない)他、スワマも他のトレーナーからポケモンを盗もうとした事(しかも捕まえたばかりでなく完全に仲間になっているポケモンなので紛れもない犯罪である)があり、他人からポケモンや物を没収する悪質な輩がいるのも分かる。特殊な例だが悪の組織から更生したアランも炎御三家を連れている。

グズマは最初からポケモンに優しいが悪の組織であるスカル団の親玉であり、したっぱ共々様々な悪事を行っていた(ただ、原作と違いエーテル財団やグラジオとは関わってないどころか寧ろ財団etcとも敵対することになる。)。アニポケ内では因縁の相手であるククイ博士が開催するアローラリーグを潰そうと躍起になるがサトシに倒されたことで野望は潰えてしまう。この敗北を機にボスを辞めようとしたがバトルを観て感動したしたっぱ達に「バトルを教えてくれ」と頼まれたことで撤回し新たな道を進み出した。ちなみにグズマ自身根は悪くない上改心はしたもののシンジやクロスと違い、最後までサトシを認めなかった(ただし、ユウジやスワマと違い、往生際の悪い所は一切無い。)。

アニメオリジナルキャラが多い

多くのライバルがアニメオリジナルキャラに該当(シゲル、ジュンetc…といった原作発のライバルも少なくない。逆に登場しなかったメンツはかなり多い。原作のライバルであるチェレンもアニポケに登場しているが、ジムリーダーのポジションである。)。考えられる理由としては、「サトシ＝全シリーズの原作男性主人公」として主役を続投し、原作女性主人公をライバルではなく、ヒロインとして扱うからなのかもしれない。ただし、サン＆ムーンのライバルだけは例外で、ゲスト以外全員原作発のライバルであり、一人もアニオリキャラのライバルが最後まで登場しなかったという意外なパターンを起こした。

御三家ライバル

タイプ別で説明する。また、今のところどの御三家ライバルには3人以上原作発のライバル(又はゲスト)がいる。

炎御三家ライバル

該当トレーナーはヒロシ、モエ、ハヅキ、ヒュウガ、リュウ、シンジ、マキ、ベル、アラン、ククイ、カキ、クロスの計13名(ライバルキャラ8名、ゲストキャラ5名)。説明するとヒロシはリザード、アランとカキはリザードン、モエはマグマラシ、ヒュウガはリザードンとマグマラシ、ハヅキとリュウはバシャーモ、シンジはヒコザル(途中からサトシのポケモンになるため、こちらに属するかはちょっと微妙な所である)、マキはゴウカザル、ベルはエンブオー、ククイはガオガエン(もといニャビー)、クロスはガオガエンとヒトカゲ(ヒトカゲだけは途中からサトシのポケモンになる)。原作発のライバルはベルとククイとカキである。大半のライバル及びゲストのキャラクター像は基本的に親しみやすいのが多いが、一部例外があり、ポケモンの育成又は接し方に関する意見の違いと心の歪みが原因でサトシと対立関係になるが後々改心し仲直りをしたライバル(シンジ、クロス。サトシだけではなく見捨てた炎御三家との仲直りもしているうえ、その御三家の事を認めた。)も登場する。たまに(ボケの形は異なるが)コミカルを超越した強烈すぎるコメディリリーフのライバル(ベル、カキ。それぞれベルは筋肉フェチ、カキはシスコン。)も登場する。さらにリザードンに関係するトレーナーが多く、ヒュウガとアランは手持ち、カキはライドポケモン、クロスはヒトカゲの頃に見捨てたが大惨事の際にヒトカゲ及びリザードンに助けられた(当のリザードンは渋々であったが、クロスが終盤で改心してくれた為リザードンの行いは無駄にならないで済んだ。)。さらに、ジョウトリーグ・シロガネ大会では、ハヅキのバシャーモとサトシのリザードンが対決。後のカロスリーグ・ミアレ大会では、アランのメガリザードンXとトロバのメガリザードンYが対決している。余談だが、スワマも炎御三家(エンブオーとポカブ。ポカブだけは途中からサトシのポケモンになる。)を持っているが、その度が過ぎた悪質さと救いようの無さからライバルには含まれない。

水御三家ライバル

該当トレーナーはシゲル、マサムネ、ショウタ、ジュン、カズナリ、ダイ、コテツ、クワトロ、ティエルノ、サンペイ、ククイの計11名(ライバルキャラ7名、ゲストキャラ4名)で、御三家ライバル枠では最も人数が少なく、女性キャラがいない。説明すると、シゲルとショウタとティエルノはカメックス、カズナリはアリゲイツ、マサムネはラグラージ、ジュンとダイとククイはエンペルト、クワトロはフタチマル、コテツはダイケンキ、サンペイはゲッコウガ。原作発のライバルはシゲルとジュンとティエルノとククイである。ほぼ全員コミカル寄りな一面を見せた事があるため、「水御三家=ネタキャラ」という印象が付きがちで良くも悪くもコミカルなキャラが多く、例としてシゲルは(無印のみだが)かなりの目立ちたがり屋でキザ、マサムネは食いしん坊、ジュンは罰金を要求するトラブルメーカー、コテツは色んな意味でおっちょこちょい、ククイは(幼少期のガオの頃の話だが)負けず嫌い…という感じである(一応、中にはサンペイといったシリアス寄りなライバルも登場する。)。さらにポケモンリーグのチャンピオンが未だにいないライバル枠は水御三家ライバルだけである(炎ライバル枠ではアラン、草ライバル枠ではテツヤ、特別ライバル枠ではタクト、該当枠無しのライバルではバージルとアイリスが該当。当のサトシはアローラリーグでチャンピオンになった。)。

草御三家ライバル

該当トレーナーはナナコ、ジュンイチ、ナッチ、テツヤ、シンジ、コトネ、カツミ、シューティー、シトロン、ショータ、アラン、ククイ、ハウ、セイヤの計14名(ライバルキャラ9名、ゲストキャラ5名)で、御三家ライバル枠では最も人数が多い。説明するとククイはフシギバナ、コトネはチコリータ、ナナコとジュンイチとセイヤはメガニウム、ナッチはジュプトル、テツヤとショータはジュカイン、シンジとカツミはドダイトス、シューティーはジャローダ、シトロンはハリマロン、アランはブリガロン、ハウはジュナイパー。原作発のライバル(＋ゲスト)はコトネとシトロンとククイとハウである。キャラクター像を分けると、ナナコとジュンイチとナッチは賑やか、シンジとシューティーとアランはシリアスで冷静、コトネは好奇心旺盛、シトロンとショータは誰にでも礼儀正しく接する、テツヤとククイとハウはフレンドリーで穏やか…という感じである。見て分かるように他のライバル枠と同じく十人十色だが、個人個人のテンションの高低差がかなり大きい炎ライバル枠とかなりクセが強い水ライバル枠に比べれば、時折見せる落ち着いた面と内面における成長が多いバランスが取れたキャラクター像が特徴のライバル枠でもある(草ライバル枠の手持ちのくさポケモンのキャラクター像も穏やか、冷静、クール…と、バランスの取れたポケモンが殆ど。)。容姿etcでも似た所があり、ナナコとコトネはツインテールでジョウト地方生まれ、シューティーとシトロンは金髪で機械類を常時所持しているうえアニメ内でデントと出会っている、ショータとハウは緑髪＋褐色肌で特殊な戦法をフル活用することがある。さらに、サトシの草御三家との交流も多く見られ、シンジのドダイトスは重量級ならではの戦法を伝授し、シューティーのジャローダはまだジャノビーだった時にバトル中に子供向けアニメに映したらイカン光景を見せ、ハウのジュナイパーはまだフクスローだった時にサトシのモクローのボサボサを直そうとしたが全く直せなかった。

ファンシー御三家ライバル

該当トレーナーはヒロシ、ハウの計2名。説明するとヒロシはピカチュウ、ハウはアローラライチュウ。原作発のライバルはハウである。どちらもポケモンと人の両方に最初から優しいという共通点がある。

特 別なポケモンを連れているライバル

該当トレーナーはシゲル、タクト、グラジオの計3名。説明するとシゲルはレジドラゴ、タクトはダークライとラティオス、グラジオはシルヴァディ。原作発のライバルはシゲルとグラジオ。特に共通点はないが、強いて言えばタクトとグラジオはダークな感じの見た目といった感じだろう。

タイプ専門のトレーナー

該当トレーナーはアイリス、スワマ、シトロン、コルニ、カキ、グズマ、サイトウ、マリィの計8名。説明するとアイリスはドラゴンタイプ、スワマとカキはほのおタイプ、シトロンはでんきタイプ、コルニとサイトウはかくとうタイプ、グズマはむしタイプ、マリィはあくタイプ。スワマ以外全員原作発であり、何かしらの公職(ジムリーダー、キャプテンetc)に就いているか実力者である事が多い。

サトシの手持ちと深い関わりがあるトレーナー

該当トレーナーはユウジ、シンジ、コハル、スワマ、クロスの計5名。説明するとユウジはサトシのマグマラシ(もといヒノアラシ)、シンジはサトシのゴウカザル(もといヒコザル)、コハルはサトシのズルッグ、スワマはサトシのチャオブー(もといポカブ)、クロスはサトシのリザードン(もといヒトカゲ)…といった感じである。内容としてはかつてのトレーナーだったもしくは譲渡or交換の危機になったのどちらかである。

ユウジは「ヒノアラシを譲れ」とカツアゲし無理矢理でもゲット権を奪おうとした挙げ句がその際にヒノアラシ自身のかえんほうしゃにより撃退されカスミとタケシからも罵倒される言う罰を受けたが、反省は全くせず寧ろサトシとヒノアラシを賭けたバトルで敗北してもなお往生際悪く逆ギレしてヒノアラシを力づくでもゲットしようとした結果前述通りの結果となり逃げた(ヒノアラシは置いていった為結果的にヒノアラシはサトシの手持ちになった。)。

シンジはヒコザルに対して理不尽な仕打ちをした挙げ句捨てたが、サトシの手持ちになりリーグで自分を倒したヒコザルもといゴウカザルを潔く認めた。ついでにサトシの事も認めたうえに上述の通りシンジはカツアゲ(ただしユウジはシンジ程手持ちポケモンを酷使していないので少なくとも改心する前の彼は完全にマシとはいえない。)、「帰ってこい」という要求や見限ったポケモンを害獣扱いはしてない為、ハッピーエンドを迎えた。

コハルは他の4名と違い他人に高圧的な態度で接して嫌味を言ったり(ただこれはシゲル等の一部のライバルと共通するがいずれもサトシの旅仲間等の逆鱗に触れるくらい傲慢な印象を与えた。)はせず、人間性に歪みが全く無い善良なトレーナーで性別も異なる(ただし、女性トレーナーの中には基本は優しそうだが人間にもポケモンにも厳しくする頑固者や自分のポケモンには優しいが他人のポケモンにはケチを付ける毒舌家やポケモンも人間も道具扱いするうえにポケモンの命を奪ってもおかしくない状態にして売り捌く醜悪で救いようのないクズがいる為、女性トレーナー全員がポケモンに優しく性格面も善良かと言われればそんな事なかったりする。ちなみに3番目に紹介したトレーナーはユウジやスワマよりもキツイ罰を受けている。)。しかし自身のゴチ厶がズルッグを気に入った際はサトシに交換を持ちかけたが断れてしまい挑発してバトルに持ちこむが2回とも負けてしまった為ズルッグ交換の件はお流れになった。

スワマはポカブ(現チャオブー)のかつてのトレーナーであり、シンジやクロス同様に理不尽な理由で捨てた或いは半殺しにした事がある(それも、彼らと違い騙して捨てているうえ、身動きがとれない処置を行った上にその後ポカブが自分で食いちぎった際に縄が口元に絡まると言う事故が起きたせいで危うくポカブは餓え死しそうになった。また、本人はそんなポカブを嘲り笑うという最悪の問題行動をしでかした為、ポケモンを捨てたトレーナーの中では最も救いようが無くポケモンを最も死に近い状態にしたトレーナーである事が分かる。さらに、再会後に行われたバトルではその嘘を利用して勝利しようとした為、ユウジ以外のメンツが基本的に正々堂々としていたのに対して彼はもはやトレーナー失格に等しい人格の持ち主である事が分かった。)。再会後に行われたバトルで自分を倒したチャオブーを認めたが、シンジやクロスと違いサトシの事を認めず(それどころかバトルに負けたのにまるで自分が勝った気でいるかのような態度をとったうえサトシの大暴言を吐き罵倒してマウンティングをとるという暴挙に出た。)犯した悪事を正当化して、「帰ってこい」と要求する傲慢な態度をとった為罰せられてしまうが、反省もせずむしろ認めたのを撤回し逆恨みと復讐心を晒して逃げたとユウジを彷彿させる末路及び因果応報なバッドエンドを迎えた（ただし制裁と逆恨みの順は逆と言う違いはある。）。

クロスは序盤にヒトカゲを理不尽に見捨てたが、終盤に自身が起こした大惨事の際にヒトカゲもといリザードンに助けられた。助けられたのを機に改心しシンジと同じくハッピーエンドを迎えサトシとリザードンを認めたのでコハルやシンジに次いでマシなトレーナーである事が分かる。

ポジションが原作と異なるトレーナー

該当トレーナーはコトネ、アイリス、カキ、マリィ、ホップの計5名。コトネは主人公ではなくゲスト程度の出番、アイリスとカキはジムリーダーやキャプテンではなくサトシの旅仲間もといライバルというポジション(ただし、アイリスは後に原作通りチャンピオンになった。)、マリィとホップはライバルではなくコトネと同じくゲスト程度の出番であった。ちなみにジュン、コルニ、シトロン、ククイ、グラジオ、ハウ、グズマ、サイトウは大体原作と同じポジションで登場している。

ジムリーダー

該当トレーナーはシンジ、シトロン、コルニ、サイトウの計4名。シトロン、コルニ、サイトウは初登場からジムリーダーであったが、シンジは途中で就任(原作ではシゲルの元となったグリーンとチェレンが続編で就任。マリィも原作ではジムリーダーに就任したが、アニポケでは就任せずに終わった。)。

何からのトラウマがある

該当トレーナーはシゲル・シンジの計2名。

サトシのライバルには悪役も兼任していたり、非道ではないが自己中な者もしばしばいる。ただし全員が根っからそんなトレーナーとは限らず、シゲルは祖父がサトシを贔屓しすぎて拗ねた、シンジは兄が敗北しトレーナーを引退したのに失望した過去がある(サトシ以外のライバルを含めればそういうトレーナーはもっといる。)。