ユウジ(アニポケ)
あにぽけのゆうじ
ユウジ(オレンジ諸島編)
概要
「お前の出番が来るかもしれないな……カイリュー」
CV:遊佐浩二
オレンジ諸島に存在するカンキツ島に住むトレーナーでオレンジリーグのヘッドリーダーを務める青年。一人称は「わたし」。
ヘッドリーダーとは、オレンジ諸島のジムリーダー「南十字星」(サザンクロス)の頂点に立つ存在…所謂オレンジ諸島のチャンピオンのようなものなので『オレンジ諸島編』の最後の関門としてサトシの前に立ちふさがる。
カンキツ島の守護神にして10種類もの技を覚えているカイリューを切り札にしていることで有名。
彼との対戦ルールは、ポケモン交換はチャレンジャーのみ認められ、どちらかが3匹戦闘不能になるとスタジアムのフィールドが変わるシステムとなっている。
オレンジリーグ最強のトレーナーで、彼が就任してからはそのあまりの強さにオレンジリーグを制覇できるトレーナーがサトシが現れるまで存在せず、それ故か挑戦者自体なかなか現れなくなっていた。
そして久々の挑戦者であるサトシと6対6のフルバトルを行い、激闘の末に敗れ、オレンジリーグ殿堂入りを果たした。
このことからもわかる通り、一応サトシは一度殿堂入りを果たしている(その後、SM編のアローラリーグでチャンピオンになった)。
ユウジ(金銀編・悪役)
概要
cv:陶山章央
無印(金銀)編第143話に登場する山岳地帯でヒノアラシを探していた不良トレーナー。
余計かつ嫌味な態度が多いチンピラでカスミからは反発を買っていた。
これだけならシゲルと大差ないがサトシもヒノアラシを捕まえようとしているのを知ると連れているポケモンであるサンドパンで彼の妨害をするというシゲルがほぼやらないような陰湿な嫌がらせを執拗に行う等、上記のオレンジ諸島の方とは真逆の卑劣漢で、おまけに癇癪持ちでかなり傲慢。
妨害が失敗し、サトシがヒノアラシを捕まえると、バトルで勝ったら「ヒノアラシを譲れ」とサトシにカツアゲをする等、性懲りもなく意地悪を行うがバトルに敗れた。その後は癇癪を起こして往生際悪くヒノアラシを強奪しようとしたが、サトシを見下した態度をとった事と彼に絆されたヒノアラシのかえんほうしゃでの反撃により逆襲されて無様にも逆ギレして暴れようとした所を返り討ちにされ逃げていった。
余談
サトシの炎御三家と関わりがあり、冷酷な性格から炎御三家を捨てた事があるトレーナーと同類にされがちである。
- ただしユウジは前述のメンツのように手持ちポケモンを捨てる、そのポケモンを半殺しにするなどの一線超えた仕打ちは(少なくとも作中で見た限りでは)全く無く、妨害のミスや敗因をポケモンのせいにしない他、シンジのように手持ちポケモンを顧みないような無茶な指示もしないらしい。
- そもそもシンジとダイスケはポケモンを酷使する以外の悪事は行っておらず犯した悪行は全くの別物で彼らとは人間性の歪んでいる部分は異なる(ダイスケに関してはポケモンを捕まえることは好きだが、育成を面倒臭がるくらい怠惰である)。
尤もベクトルは違えどユウジもクズトレーナーの見本に等しい非道な人間であることは事実で、
- かつてダイスケの事を「お前はポケモントレーナー失格だ!」と非難したタケシからは「ポケモンを育てる前に、まず己を育てるんだな!」とこちらにも怒声を上げられている
- シンジやクロス(当初はユウジがちっぽけに見えるくらい凶暴かつ反社会的だったとはいえ)のように「改心もしくは悪行への反省」をしない(一方の2人は反省するだけではなくサトシらとも和解している。)
- 気に入らない事があるとヒステリーになって癇癪を起こすところはダイスケ、欲しくなったものはカツアゲをしてまで執着する点はスワマ(こいつもサトシの事をバカにした)と共通している。
故にダイスケやスワマと同じ因果応報の末路を辿ったといえる。
- ただスワマは完全に手持ちポケモンを盗もうとし、ポケモンを酷使するのでユウジとダイスケが比べ物にならないくらいに凶悪。