概要
CV:福島おりね
アニメ「ポケットモンスター」に登場したポケモントレーナー。所持ポケモンはメタモン。
ものまね芸人の女の子で、年齢はサトシと同じくらいだと思われる。
メタモンの変身能力を生かした戦い方を得意としており、そのために明るい性格とは裏腹に、メタモンだけでなくあらゆるポケモンに関する知識を持っている。
モデルとなったのは、原作ゲームの第一世代に登場するヤマブキシティのモノマネむすめと思われ、名前の由来は偽物や模倣を意味するImitation(イミテーション)から。英語名はduplica。
ゲストの大半は一話限りの登場であるのだが、二話分の出番がある事からも少し優遇されており、後に再放送が何度か行われている点からも、人気のあるキャラクターである。
登場
(カントー地方編)
第37話「メタモンとものまねむすめ」に登場。
芝居小屋「イミテハウス」にてサトシに変身して登場。
しかしタケシに女の子だと気づかれている。
「メタちゃん」という名のメタモンとともに「メタモンマスター」を目指している。
ただし「メタちゃん」は、顔だけがメタモンのままであるという困った癖がついてしまっていたのだが、連れ去ったロケット団との猛特訓(?)によってそれを見事に克服している。
その結果、本物と寸分違わぬ姿に変身出来る様になったメタモンであるが、イミテ自身は本物を見分ける事が出来、この影響なのか、本物を見分ける事が出来なかったサトシは、後に自身のピカチュウを見分けられるよう努力できるようになっている。
オレンジ諸島編のOP
サトシのライバル達の中に登場。
金銀(ジョウト地方)編
「めざせメタモンマスター!イミテふたたび!!」にて登場。
ポケモンセンターにてジョーイに変身して登場するが、再びタケシに見破られる。
「ポケモン大演芸祭」に出演するためにジョウト地方に来た。
手持ちポケモンに「メタぴょん」という名のメタモンが加わっている。
ただし「メタぴょん」はピカチュウやトゲピーといったポケモンに普通に変身できるが、イワークといった大型のポケモンに変身するとなんとメタモンサイズのままという大きさがそのままになってしまう。
電撃ピカチュウ
七話で登場。こちらはものまね芸人ではなく、メタモンが相方の漫才芸人。
漫才の観客の中にはポケモンゼミの学生セイヨとジュンもいた。
客からのウケはよく、カスミも「ポケモンお笑いバトル(おそらくリアルでの爆笑オンエアバトルみたいな番組)も10週勝ち抜ける」と絶賛した。
しかしセイヨにはいまいち笑いのツボが伝わらなかった模様。
その後メタモンを気に入ったカスミとも意気投合し13番道路で一緒にメタモンをゲットするつもりだったが、サトシがピカチュウとはぐれたせいでしぶしぶカスミと別れる事となった。
ゲーム「ポケモンアニメカード大作戦」(ポケモンミニ)
「ポケモンページワン」にて、ナナコとともに登場。
再放送
「このままバイバイなんて、気持ち悪いもんね」
イミテの登場する話は、何度か再放送された。
(「ポケモンアンコール」「ポケモンリバイバル」)
容姿・能力
ツインテールにしたエメラルドグリーンの髪と太眉が特徴。
肌に密着したTシャツとジーンズから、発育の良い体つきをしているのが見て取れる。
タケシには「あと7年は待たないといけないな」と評されているが、「8年後が楽しみだ」と評されている彼女達よりいい女として見なされている。
「メタモンマスター」を名乗るだけあって、ポケモンやその技についての知識は半端ない。
ムサシのソーナンスの技「カウンター」「ミラーコート」の秘密が分かるほどだ。「サトちゃん」などとサトシを手玉に取るような描写もあるように、
人間についても熟知しているようだ。
更にその変身の速さは、(アニポケの世界であっても)人間業ではない。
そもそも「イミテハウス」の立地や造りは、芝居小屋として違和感を感じる。
実は彼女の正体は、遠い魔法の国から修行しに来たプリンセスなのかもしれないし、はたまた人(特に視聴者)の心の隙間に潜り込もうとする魔物なのかもしれない。
そんな彼女の魅力に酔いしれる者も少なくない。