曖昧さ回避
- 漢字表記の変身・返信についてはリンク先の記事を参照。
- すとろべりーぷりんすの楽曲についてはへんしん!を参照。
データ
概要
初代から存在する技。読んで字のごとく、相手に変身する。
自力習得できるのはメタモンとミュウのみ。一応スケッチは可能なのでドーブルも使える。
変身するといっても姿だけではない。
なんとHP以外の全ステータス・習得している技・特性(一部の特性は機能しなくなる)・能力ランクまで丸々コピーしてしまう。なかなかの変身精度である。
一方めざめるパワーのタイプはは変身している本人の個体値に依存し、なつき度までコピーはされないため、おんがえし・やつあたりも本人のなつき度に依存する。
キョダイマックスの情報やテラスタイプも複製はできないため、これも変身者本人依存となる。
注意点として、変身後の技はPPが一律5になってしまう。メタモンにポイントアップを使ってもダメ。
そのため持久戦は苦手。耐久型への変身は基本的に向いていない。
相手の能力ランクもコピーしてしまうので、積み技を多用する相手には有効に働くのだが、やはり「へんしん」するまでに1ターン費やすのが難点。
どちらかというと、「へんしん」しかできないメタモンよりも、変化技等でサポートが可能なミュウに覚えさせた方がバトルでは実用的。
総じて単純な様で、実際には非常に複雑な技である。
変身できないケースについて
基本的に何にでも変身は可能だが、第2世代以降から変身できないケースが増えてきている。
第2世代から相手の姿がわからなければ変身できなくなった。
そのため、「そらをとぶ」等で姿を隠している相手には変身できなくなる。
第5世代からは使用者が既にへんしん状態やみがわり状態だったり、相手がイリュージョンしている状況でも変身できなくなった。
特性のすりぬけは第6世代以降みがわりを貫通して技を出せるが、へんしんに限っては使用者がすりぬけであってもみがわり相手には失敗する。
対象を取る変化技でもあるため、「トリックガード」やおうごんのからだにも弾かれてしまう。
ただし、「まもる」や「マジックコート」は貫通して変身できる。
第9世代ではスターモービル、テラスタル後のオーガポンやテラパゴスにも変身できない。
なお、第5世代のポケウッドではへんしん自体が使用禁止技の一つとして指定されている(覚えているポケモンは参加できない)。
巨大なOLやタイムマシンなど、通常のポケモンとは異なる相手が多いため仕方がない。
バグについて
複雑な仕様のためか、へんしんに関するバグがいくつか報告されている。
有名なものは以下。
DPtの初期ロットでは「へんしんした後にひんしになるとへんしんで得た技を習得してしまう」というとんでもないバグがあった。
そのため、ものまねが使えるポケモン(教え技の為、第3世代までで登場したポケモンであれば殆どが習得可能)は誰でも好き勝手に技を覚えられてしまう。
反動技を大量に搭載したいしあたまプテラ、スキルスワップケッキング、スケッチを覚えさせ第5世代に転送してらいげきを覚えさせたエレキブル等々、最早なんでもありである。
バトルタワーやバトルトレインも楽勝になるが、当然不正なのでポケムーバーに弾かれてしまう点は注意。
SVのDLC藍の円盤で野生で出現するドーブルにスケッチでへんしんを覚えさせ、ドーブルが別のポケモンに変身してから逃げると、ドーブルが変身したポケモンに置き換わった状態でフィールドに残ることがある。ポケモンや持っている道具の増殖が行える、こちらもとんでもないバグ。
Ver3.0.1でこのバグの対策として、野生ポケモン戦でドーブルが使うへんしんは必ず失敗するようになった(トレーナー戦や通信対戦では問題なく使える)。
外伝作品において
ポケダンでは、フロアにいる敵ポケモンのどれかに変身できるが、PPは1しかないうえに能力は変わらず技もコピーできない。言葉通り見た目だけである。
そのため、すいへいぎりやしんくうぎりを覚えていないメタモンは通常攻撃やわるあがきを駆使して戦うことになっていた。
敵のメタモンは基本わるあがきしか使ってこないため、それで見分けることが可能。
超不思議のダンジョンではすでに通常攻撃が弱体化されているため原作通りPPが5になり、正面2マス先までのポケモンにへんしんできる効果になった。
ステータス自体はやはりコピーできないものの、わざや移動タイプ、特性などはコピーできるようになりトリッキーながら使いやすいわざとなった。
救助隊DXでは変身相手のPPに関わらず最大になる。
また今作ではダンジョン内でのリーダー変更が可能な為、変身する相手を自由に選べるようになった。
ただ「へんしん」自体のPPが5回と少ない為道具などでのフォローは必須。すごわざ「しぼりだす」を覚えるのがオススメ。
余談
「へんしんしても、顔だけはメタモンのまま」というネタがあり、アニポケ(イミテのメタモンなど)やポケまぜ、メタモン関連のグッズなどで見ることができる。
それ以外にも「へんしんしても、色は紫色のまま」など、様々な設定のメタモンのイラストが投稿されている。
稀にミュウが変身したイラストもあるが、本物と見分けが付かない状態のイラストが多い。
第2世代ではこれを覚えたポケモンが違う色のポケモンに使うと、姿や顔こそしっかりコピーできるが体色はそのままになる。
色違いのメタモンの場合だと水色のポケモンになり、ミュウが使うとピンクと青のツートンカラーのポケモンになる。