データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
タイプ | ドラゴン |
分類 | 特殊 |
威力 | - |
命中 | 100 |
PP | 10 |
範囲 | 1匹選択 |
直接攻撃 | × |
効果 | 40の固定ダメージ |
概要
初代から存在する技。
怒りによって力を高め、衝撃波を撃ち放つ技。名前から連想されるイメージだけなら「げきりん」とよく似ている。
しかし、攻撃アニメーションではどう見ても火を吐いている。衝撃波とは一体……(ポケモンカードではコイキングなどがこの技を所有しているが、ブレスではなくビームに近いイラストが描かれていることも…)。
初代では唯一のドラゴン技でもあった。
しかし上記にある通りこの技の効果は40の固定ダメージ。タイプはあって無いようなものであった。
その為カイリューは(当時)トップの攻撃力を誇りながらもその攻撃力を活かしきれないと言うジレンマを抱える事になった。
何気に初代ではわざマシン23の技だったりする。
通常の対戦で使うにはダメージ不足のため、使われることはない。また、現在はフェアリータイプに普通に無効にされる。
固定ダメージ系の技としては「ちきゅうなげ」等が固定50ダメージを出すのでタイプの差はあれど基本的にはLv40以上になればそれらの劣化技となる。
ドラゴンタイプの低威力技が「りゅうのいぶき」や「たつまき」等特殊技に偏っているのと分類が特殊ではあっても特攻のステータスに関係無いので完全な物理一辺倒のポケモンにも低レベル中は採用されることはある。
「みねうち」が使えないときにポケモンの捕獲のダメージ調整として使えないこともない…かもしれない。
基本的にこの技を覚えるポケモンは総じて攻撃性能が高いので無用の技だが、いつかナマコブシやツボツボのような一切まともな攻撃手段を持たないようなステータスのポケモンが覚えたら使われる日が来るかもしれない。
40の固定ダメージと言うのはレベルの低い序盤は凶悪技になるとも言える。また、40レベルに満たないポケモンがこれを使うのであれば固定ダメージ系の技よりも強力となる。
序盤でこの技が登場したものなら序盤の道中のポケモンが1〜2発で消し飛ぶと言う理不尽な状況に陥る。
その為、XYでヒトカゲを選んだらこの技で無双出来てしまう。
フェアリータイプに無効にされるから、それでもバランス崩壊にならないがヒトカゲはフェアリーに強いので力押しで勝ててしまう。
この時から既にフォッコ族は不遇だった…。
また、Lv5以下のポケモンだけが参加可能なリトルカップでは耐えられるのがラッキー位しかいない為禁止されている。
とはいえ現実は最序盤に晩成型のドラゴンポケモンが出てくる事はほぼ無く、その固定ダメージが一番強い時期に強さを活かせる場面はあまりない。
旅中などで格下レベルのポケモンから攻撃される時にこの技を使われると半端な技より痛い…事もある。
因みに第1世代のワタルのギャラドスは、AIの関係上ドラゴンタイプには確定でこの技を使う。その間に戦闘用アイテムでバフを掛けて無双する体制を作るのも手。まぁそもそもシナリオでカイリュー系統を用意するのが骨だが。
ポケダンでは救助隊では何故か65の固定ダメージとイカれており、探検隊以降では30の固定ダメージに減った。
超以降では使い手のレベルが上がるほど遠距離攻撃になり、最終的には風来のシレンに出る上位種ドラゴン系のように視界外から追尾する攻撃となる。
アニメ
アニメ版では、「数値としてのダメージ」の概念がないためか、低威力の固定ダメージどころか、一撃必殺級の決めわざとして描写されることが多い。
初出は第一期で野生のギャラドスの群れが使用した。
このときはギャラドスたちが円陣を組んで竜巻を起こす技として描かれた。
(しかし技としての「たつまき」は当時存在していない)
こちらは強烈なエネルギー弾といった扱いで、ひんし状態からサトシを救うべく復活したリザードンの格好良さも手伝って強い印象を残している。
またオレンジリーグのチャンピオン戦でも、チャンピオンのカイリューと「りゅうのいかり」によるパワー比べをやりあっている。
さらにジョウトリーグでは、シゲルのゴローニャを一撃で戦闘不能にした。
BW編では、アイリスのキバゴの主力わざとして登場している。今作では、わざエフェクトは濃い青い炎のような見た目になっている。
しかし物語序盤では、まだ上手く使いこなせずにその場で爆発させてしまうため、「りゅうのくしゃみ」と言われていた。
その後BW編27話にてようやく完成させた。以降はキバゴの必殺わざのような扱いで使用された。
その後キバゴは「げきりん」に「ギガインパクト」まで覚えているのだが、まだ幼いキバゴの体にかかる負担を考えてか、あまり使うことはなかった。
……もっとも、身も蓋もないことを言えば、動きの激しい近接戦闘系のわざよりも、遠距離攻撃の打ち合いのほうが作画コストが安いという部分もあるのだろうが。
関連項目
他固定ダメージ技