概要
シリーズ皆勤賞のドラゴン系のモンスター。
シリーズごとに外見が異なり、大まかに分けると『初代・月影村(win)・GB2』、『シレン2・アスカ・3』、『4・5』の3種類ある(画像は初代)。また、GB版の月影村の怪物にのみ登場していない。
シリーズを通して明確に「異常な性能を持つモンスター」と設定されている凶悪モンスターの筆頭格で、攻撃力・防御力・特殊能力の全てが凶悪。
まず基礎ステータスが軒並み高く、タイマンですらまともに殴り合うと死が見える(特に初代ではアークはおろか、その前段階であるスカイですら攻撃力カンスト)。
攻守両面でまともに張り合えるのはシリーズを通してもエリガン系などごく一部だけである。
ドラゴンキラーがあればある程度マトモに戦えるが、元があまりにも強すぎるためそれを持ってきてやっと互角というのが実情となる。
にもかかわらず、さらに恐ろしいのが炎による攻撃。
この炎は必中かつ大きな固定ダメージを発生させるため、盾による単純対策が通用しない。
しかもレベルが上がると攻撃範囲が広くなる(直線上→部屋内→フロア内全て)。
スカイドラゴンまでならアイテムを使用すれば何とでもなるがアークドラゴン以降はフロア内のどこにいても炎が飛んでくるためHPがガリガリと削られてしまう、アークが出る階層ではアイテム探しは放棄して即座に階段を探したほうがいいだろう。
さらにイカリ状態になってしまうと毎ターン炎が飛んでくるという悪夢が発生する(通称オオイカリアーク)。
炎に対する対処法としては、ドラゴンシールド及び盾へドラゴン草を異種合成した印でダメージを軽減することが基本となるが、
一部の作品では「火炎入道の肉」を食べて火炎入道に変身する、盾に弟切草(攻撃を受ける度にHPを回復)を合成して軽減する、シレン5ならあらゆる熱によるダメージをシャットアウトする「冷えびえ香の壺」を使う等の方法で無効化できる。
また、どのシリーズでも「ねだやしの巻物」による根絶が推奨されている。
もちろんそれだけの難敵である以上、経験値も最高(初代ではまだ攻撃力のカンストしてないドラゴンですら他の攻撃力カンスト組より倍以上も経験値が多い)で、アイテムドロップ率もかなり高いので装備などが十全に整ったシレンジャーにとっては逆に狩りの対象にするツワモノも存在する。にぎりへんげとは別ベクトルで毒にも薬にもなるモンスターと言える。
唯一、風来のシレン2でのみ数値的な性能が大幅に弱体化しており最強とは程通い性能となり、もっと不思議のダンジョンでは30階というかなりの浅い階層での登場する。
しかし、フロア内全部に炎が届くという性質は変わっておらず、浅い階層で出現するということは逆に言えば準備を整える余裕がないということであり、早期からシレンの丸焼きが量産される地獄絵図を展開すると今までとは一味違う恐怖を魅せつけることになった。
シレン2では他に凶悪なモンスターがあまり多くないこともあり、ねだやしの巻物があればねだやし筆頭候補であるため、体感的には最強クラスのモンスターのままなのは間違いない。
ドラゴンの種類
Lv.1 | ドラゴン | 直線上に飛ぶ火炎放射 |
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Lv.2 | スカイドラゴン | 同じ部屋内にホーミングする火炎放射 |
Lv.3 | アークドラゴン | 同じフロア内にホーミングする火炎放射 |
Lv.4(※) | アビスドラゴン | 同じフロア内にホーミングする火炎放射 |
※・・・風来のシレンDS以降に登場。