概要
『風来のシレン』シリーズに登場するモンスター。大きな尻尾が印象的。
その可愛らしい容姿から風来のシレンシリーズのマスコットキャラクターになることが多い。
名前の由来は、英語で"哺乳類"を意味する「Mammal」(余談で、Mammalは「真ん丸」と読める。または韓国語で魔物を意味するマムル(마물、Mamul)。
獣らしく体毛があるが手足がなく、向かって前方にボールのように跳ねて移動する。上半分が青い毛で、下半分が白い毛のボールのような体型をしていて、目が大きく、V字にカーブした口元をしている(この子やこの子と口の上下が逆で、イルカのような口をしている)。
狐や猫のような三角の耳が生えていて、狸のしっぽのようなキノコの軸のような白いしっぽが生えている(攻略本では体勢を整え、飛び跳ねるのに必要なものだと説明されていた。ないと平衡感覚が鈍り、跳ねて移動することができない)。
ゲーム中では「ピッ」という鳴き声で鳴いているが、攻略本では語尾に「マム」を付ける人語で喋っており、自分で考えた必殺技に「マムリング○○」という名称を付けていた。
可愛らしい容姿に違わず、作中ではチンタラと肩を並べる最弱モンスターである。
Lv.2のあなぐらマムルもLv.1のマムルと大差無い強さであることが多いが、Lv.3のどうくつマムルになると話は別。
攻守ともに今までとは比べ物にならないくらい超強化される(初代に至ってはあのアーク様と並びカンストである)ため、序盤に何らかの原因であなぐらマムルがどうくつマムルになるとまず手が付けられない。マムルだったらまだいいが、あなぐらマムルに考えなく未識別の杖を使うのが危険(もししあわせの杖だったら…)な理由である。
しかしHPは低いままのため、ギタン投げや吹き飛ばしの杖などのように防御力を無視した定数ダメージを与えられる手段があれば経験値稼ぎに使えるのもシレンがスルメゲーたるゆえんである。
要するにシレンに於けるメタル系のアイツのような存在である。戦闘能力は段違いだが。
初代トルネコの大冒険ではぐれメタルに封印の杖を振って挑発(具体的には逃げるという特殊能力を封印することで向かっていくようにする)してみたらゴーレム並みの攻撃力で撲殺されたということからのチュンソフト側のセルフオマージュなのかもしれない。
なお、確かに名前の由来こそMammal(哺乳類)ではあるのだが、6で追加されたケモノ属性特攻武器・原始の斧を弱点としていないので、名前の由来にダマされてどうくつマムルやギタンマムルに突っ込まないように。
そもそも成仏の鎌で大ダメージを与えられるぼうれい武者は、「成仏の鎌による攻撃以外の通常攻撃を1ダメージに変換する」処理なのに対し、マムルの上位種は純粋に防御力そのものがケタ違いに高いので貫通云々以前の問題なのである。
シレン外伝ではしろがねマムル系というマムル系の亜種が登場。
倒すと大量のギタンを落とすが、全てのダメージを1にするという厄介な能力を持つ。
ちなみにしっぽは食べられるようで、さすらいの料理人「ナオキ」が作中イベントでご馳走してくれる。
また、マムルの尻尾でうどん生地を打つとおいしく仕上がるらしい。シレン2では変哲の無い一般人であるうどん屋のおばちゃんがマムルにうどん生地を打ってもらっていたので人の言うことも簡単に聞くと思われる。
マムルの種類
- マムル系
Lv.1 | マムル |
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Lv.2 | あなぐらマムル |
Lv.3 | どうくつマムル |
Lv.4 | ギタンマムル |
- 闇マムル系(夜にのみ現れるモンスター)
Lv.1 | 闇マムル |
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Lv.2 | 闇あなぐらマムル |
Lv.3 | 闇どうくつマムル |
Lv.4 | 闇ギタンマムル |
- マムル系の亜種
Lv.1 | しろがねマムル |
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Lv.2 | おうごんマムル |
※いずれもシレン外伝で登場したモンスターである。
ボスキャラとしてのマムル
ジェロニマムル
マムル達の勇者であり、『風来のシレンDS2』に登場する「マムルのほら穴」の最深部のボス。
倍速で2回攻撃である上に攻撃力も高い。
初回ではボーグマムルを連れて挑むため、対策をしていないとボーグマムルが一撃で倒されてしまうこともある。
敵キャラ以外でのマムル
こどもマムル
オロチに生贄として差し出されたマムルの子供。
長老マムル
温和なモンスターがすんでいる「妖怪村」の長老
裏側マムル
フェイの最終問題クリア後、地球の裏側に在住してるマムル。
そこの人間達と仲良く暮らしてるせいなのか
普通のマムルと違い攻撃はしてこないのだがHPはなぜか51もある。
ちなみにブフーの杖を振りかざしたり投げつけたりしても肉化はできない。
ボーグマムル
フェイの最終問題クリア後、地球の裏側で仲間になる機械仕掛けのマムル。
「風来のシレンDS2」及び「風来のシレン4」でも、あるイベントで仲間になる。
…が、こいつの最大のネックは「レベルアップするのに指定されたアイテムを1個消費することが必要」な点で、高レベルになるとレアなアイテムや鍛え上げた装備、挙句の果てには合成能力や呪いなどまで事細かに指定される。
しかもそうまでして最後まで育て上げても対して強くないという始末。
そのため、ファンからは「鉄くず」などといった汚名を喰らってしまっている。
シレンシリーズ以外でのマムル
428~封鎖された渋谷で~という作品に、ストーリーとは関係ないがある場所にマムルのぬいぐるみが置いてある。