概要
『凝視』・『視線』を意味する英単語gazeのカナ表記。類義語にステア(stare)がある。
神話・伝承、及び近現代の創作物に登場する神や怪物・超人等がそなえる、特殊な効果を持つ凝視能力やそれを再現した技や術、および器物にも与えられる。主に不利な状態異常(睡眠・麻痺・混乱・石化・魅了・能力低下etc)を付与する、即死させる、持続性の効果を消去する、物理的に破壊する、等々。
透視や千里眼・読心術といった知覚能力、目からビームを(もしくは眼球そのものを)射出するなどの能力がゲイズに当たるかどうかは議論の余地がある。
誘導
- 風来のシレンに登場するモンスター。本項にて詳述。
- ファイナルファンタジーシリーズに登場するモンスター。→デスゲイズ
風来のシレンシリーズのゲイズ
大きな一つ目とどこか宝箱に近い外見が特徴的なモンスター。名前は視線・凝視を意味する英単語gazeから名づけられている。攻撃時には胴体部分から無数の触手を出して攻撃してくる。しかし、こいつの真骨頂は隣接するとその大きな目で催眠術をかけてくることにある。
催眠術にかかってしまうと、こちらはあらぬ方向へ勝手に攻撃したり不本意にアイテムを使わされ、大切なアイテムを失ってしまう。しかもその行動でこちらのターンが終わってしまうため、運が悪ければ延々と踊らされ続ける羽目になる。他にもモンスターが居た場合はその間にボコボコにされる。
無数の触手を操り、催眠術を使えるモンスター・・・。極められているな。
絶対に倍速になって欲しくないモンスターであり、イカリ状態で特技の催眠術しか使わないようなゲイズに出会えば絶対に隣接を許してはならない。もし通路で倍速&イカリ状態のゲイズに前と後ろを押さえられ、催眠術に操られ何もできずに延々と貴重なアイテムを失っていく光景を見せられたとき、プレイヤーはこう言うだろう。「もう殺してくれ・・・」と。
「風来のシレン2 公式ガイドブック ビックリの壺」のキャラクター投票結果発表のきらいなキャラクター部門では3位を獲得。(なお、1位がケンゴウで、2位が行商人である)ちなみに、「催眠最高!!もっと苦労したい俺を困らせろ!!」という変わった選考理由もあったようだ。
対処法
対処法としては、「一つ目殺し」という一ツ目系モンスターに大ダメージを与えられる武器がよく効くので、催眠術を使われる前に一気に倒す。耐久力がそんなに高くないので隣接する前に矢で削ってしまう。「封印の杖」で特技の使用自体を封印してしまう。「やまびこの盾(魔法反射)」「ゲイズの盾(催眠防御)」等といった盾で催眠術に耐性を持つというのが一般的。幸い、攻撃力もそんなに高くない(※)ので、催眠術さえなんとかすれば一気に雑魚へ転落する。
※ただし初代のハイパーゲイズだけは例外。それどころか攻撃力は36F以降の多くの強豪どもと同じく255とカンストしているので、催眠で盾外されてモロに喰らって即死というのはもはや風物詩といえる光景である。いえることは、やはり「ゲイズに接近を許してはいけない」ことである。
ゲイズの種類
Lv.1 | ゲイズ |
---|---|
Lv.2 | スーパーゲイズ |
Lv.3 | ハイパーゲイズ |
Lv.4 | ゲンナマゲイズ |
※Lv4のゲンナマゲイズのみ、一つ目つながりでトルネコシリーズのおおめだまよろしく、催眠術の範囲が部屋全体にまで広がっており、ゲンナマの名の通り、倒すと必ず5000ギタン(シレンの通貨)を落とす。ゲンナマゲイズはシレン3以降に登場しており、DSではウルトラゲイズと呼ばれていた。
もちろん部屋全体まで催眠範囲が広がってるので、出現階層で大部屋を読むのは厳禁なのはもちろんのこと、5000ギタン目当てに幸せの杖で育てて逆利用する際もゲイズの盾や山彦のお香は必須。