概要
アニメ「ポケットモンスター(無印)」のオリジナルエピソード。全36話。
ポケモンリーグのセキエイ大会終了後、サトシ達はオーキド博士のお使いでウチキド博士の元へ行くが、トラブルで帰れなくなってしまう。その後オレンジリーグの存在を知り、サトシが保護したラプラスに乗り、4つのジムを巡りながらオレンジ諸島の旅をすることとなった。
このシリーズでは、ポケモン四天王のカンナの登場や、言う事を聞かなかったリザードンが、サトシの言う事を聞くようになりエースポケモンの1体となるエピソードもあり、サトシがポケモントレーナーとして飛躍する重要なシリーズでもある。
また、これまでレギュラーだったタケシの代わりにケンジが旅を同行する。(終盤、タケシはマサラタウンに帰宅する。)
オレンジ諸島
カントー地方の南にある熱帯の島々。気候の違いで色違いのポケモンや形状やタイプなどが異なるポケモンが多く生息する。
今でいうリージョンフォームの先駆けともいえるだろう。
ちなみに島の一つに、ピンク色の体色のポケモンしかいないピンカン島があるが、そちらは厳密にいうと島の特産品のピンカンの色素沈着が理由での体色変化なので、色違いとは違う。
島の名前は柑橘類の名前から取られている。ナツカン島、ネーブル島、ユズ島、リュウチン島にジムがあり、カンキツ島にリーグスタジアムがある。それ以外の有人島・無人島を含めて19の島が、オレンジ諸島全域となっている。
『ルギア爆誕』の舞台であるアーシア島は劇中にて「オレンジ諸島の海の果て」との説明があり、本編では金銀編にてオレンジ諸島でルギアに出会ったことを口している。
映画10作目のパンフレットに掲載された各地方のタウンマップでは、オレンジ諸島の真ん中に位置している。
関連書籍の「劇場版 ポケットモンスターDP 全映画パーフェクトガイド」では、オレンジ諸島はカントー地方の一部として扱われている。
ちなみに物語上の立ち位置がよく似ているナナシマはアニメにおいても、オレンジ諸島とは別に存在するという設定(オレンジ諸島編をやっていたのは金銀の発売前なのに対し、ナナシマはFRLGで初めて出てきた土地なので、後付け設定と考えるのが妥当だろう)。
先述のタウンマップではオレンジ諸島の北部に位置し、両者の間には『ミュウツーの逆襲』の舞台であるニューアイランドがある
オレンジリーグに参加するトレーナーの他に、観光を楽しむ者も多い。
ジョーイとジュンサーの服装も他の地方と異なり、日焼けしているものもいる。
オレンジリーグ
本シリーズでサトシが挑戦するポケモンリーグ。他の大会と違い規模は小さい(シゲル談)と言われているが、開設から300年以上の歴史があり、文化としてオレンジリーグの方が古い。また、セキエイ大会や今後サトシが挑戦するポケモンリーグとは違い、ジム戦ではトレーナーがどのような状況で手持ちポケモンと協力しあえるかを重点においている。さらにオレンジリーグを制覇し殿堂入りしたトレーナーは、強いと評されることもある。
サザンクロスと呼ばれる4人のジムリーダーに挑戦し、ヘッドリーダーに6対6のフルバトルで勝利することが出来れば、名誉トレーナーの称号と、ウィナーズカップが授与される。
ジム戦のルール
ここでは実際に行われたジム戦のルールについて紹介する。
- ナツカンジム(リーダー:アツミ)
- ネーブルジム(リーダー:ダン)
- ユズジム(リーダー:ジギー)
- リュウチンジム(リーダー:ルリコ)
登場人物
主要人物
ポケモン研究者
ジムリーダーとヘッドリーダー
アニメオリジナルのジムリーダーで、オレンジ諸島にある4つのジムのリーダー。
それぞれ「サザンクロス(南十字星)」の肩書きを持っている。
ジムリーダー
ヘッドリーダー
- ユウジ(CV:遊佐浩二)
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ)(無印) アニポケ(アニポケシリーズ)
サン&ムーン 島を巡るというコンセプトが共通しており、リージョンフォームという島の環境による特殊なポケモンが存在している。
アローラ地方