通常単に「デジタルカメラ/デジカメ」といえば静止画を記録する「デジタルスチルカメラ」を指す。
画像を電子データで記録するために、保存が容易で、フィルムをはるかに超えた枚数を撮影することが可能。また、撮影した写真をその場で確認でき、気に入らなければ消去することもできる。
さらに画像の編集が容易で、撮影段階で補正をかけることもでき、従来のフィルムカメラが苦手としていた逆光での撮影も難なくこなす。
また動画を記録できるものもあり、ビデオカメラ並みの画質と30分くらいの動画撮影を持つものもある。
日本国内での一般向け機種は1988年に富士写真フイルムが発売した「FUJIX DS-1P」に始まる。
無駄な設計を省いたともされる1990年から普及が芽生え始め、1995年にカシオ計算機が発売した「QV-10」から次第に市場に広まり始め、2002年頃にはそれまでのフィルムカメラ(銀塩カメラ)との販売台数が逆転するに至った。
そのデジタルカメラも高性能カメラが搭載されたスマートフォンの爆発的な普及によって売上を大幅に減らし、今に至っている。現在のデジタルカメラはレンズ交換式カメラが主力になっており、コンパクトデジタルカメラの市場は縮小されている。「QV-10」を開発したカシオは2018年にデジタルカメラ事業から撤退している。
近年はより手軽に撮影できるスマートフォンの性能が向上し、デジタルカメラは厳しい状況に置かれているが、GoProが開拓したアクションカメラ市場は成長を続けており、動画をオンラインサービスへの配信する人への需要も依然低くない。
また、スマホメーカーが競合他社との差を出すために、カメラメーカーとスマホレンズの共同開発を行う例も見られる。
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