概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場したキャラクター。
『BW』の主人公の幼馴染の一人。年齢は14~15歳ほど。(明大祭のインタビューより)
『BW2』では教師兼ジムリーダーで登場。
名前の由来はブルガリア語で「黒」を意味する「チェレン(черен)」。
性格は思慮深く理知的で、ポケモンに関する知識が豊富。面倒事が嫌いでよく「メンドー」と口にしているが、実際は面倒見が良く、冒険中に主人公にアドバイスをしてくれる。寒い所が苦手。
大人びており、気難しい所があるが真っ直ぐな性格をしている。
容姿
眼鏡が印象的な少年。髪の色は黒く短めで、頭部の毛(アホ毛)が1本立っている。
衣装は襟の大きめな青のジャケットの下に縦に赤いラインが入ったシャツを着て、下は黒い長ズボンを穿いている。
ドット絵ではシャツの赤いラインのせいかネクタイに見えることもあったが、BW2では本当にネクタイをすることになった。
BW2ではメガネを外している(詳しくは後述)。
よく「コンタクトにした」と言われるが、公式では全く言及されていないため、BW時代のメガネが伊達メガネであり、それを外しただけの可能性もある。
所持ポケモン
最初にポケモンをもらうときは主人公が選んだタイプに有利なタイプを選び、後にもらえるバオップ・ヤナップ・ヒヤップも主人公に有利なタイプを選ぶ。
最初にツタージャを選んだ場合
最初にポカブを選んだ場合
最初にミジュマルを選んだ場合
1回目/主人公の家
- ポカブ or ミジュマル or ツタージャ Lv.5
2回目/サンヨウシティ
- チョロネコ Lv.8
- ポカブ or ミジュマル or ツタージャ Lv.8
3回目/3番道路
- チョロネコ Lv.12
- ポカブ or ミジュマル or ツタージャ Lv.12
4回目/4番道路
5回目/5番道路
- レパルダス Lv.24
- ハトーボー Lv.24
- ヤナップ or バオップ or ヒヤップ Lv.24
- チャオブー or フタチマル or ジャノビー Lv.26
6回目/ネジ山
- レパルダス Lv.33
- ケンホロウ Lv.33
- ヤナッキー or バオッキー or ヒヤッキー Lv.33
- チャオブー or フタチマル or ジャノビー Lv.35
7回目/10番道路
- レパルダス Lv.43
- ケンホロウ Lv.43
- ヤナッキー or バオッキー or ヒヤッキー Lv.43
- エンブオー or ダイケンキ or ジャローダ Lv.45
8回目/チャンピオンロード
- レパルダス Lv.65
- ケンホロウ Lv.65
- ギガイアス Lv.65
- オノノクス Lv.65
- ヤナッキー or バオッキー or ヒヤッキー Lv.65
- エンブオー or ダイケンキ or ジャローダ Lv.65
本編での活躍
BW
当初の彼は典型的な上昇志向型であり、「強さこそ全て」という考えを持っていた。そのため、平気で外出するチャンピオンのアデクと衝突する一面が見られた。しかし、アデクに対して上手く反論出来ず、主人公に負け続けていくうちに自身の強さに葛藤し、苦悩するようになる。ポケモンバトルでの勝利に固執しながらも、旅の中でトレーナーとしての本当の強さを見出していくようになり、最終的にポケモンバトルは勝敗だけではないと改心し、自分の弱さを素直に受け入れるようになる。結果、彼はポケモントレーナーとして立派に成長し、BW2に繋がるようになる。「ブラック・ホワイト」では彼の成長を描いているとも言える。
BW2
「ジムリーダーとして きみの かべでありたい!」
続編の『BW2』では何とジムリーダーに昇格しており、眼鏡を外す等ビジュアルも若干変化している。
詳細は「本当のチェレンデビュー」を参照。
使用ポケモンのタイプはノーマルタイプ。
ちなみにライバルが後にジムリーダーになるのはグリーンと同じだが、ポジションは彼と違い、チェレンは序盤に出てくる。
口癖でもある「メンドー」は発さなくなり、社交性のある好青年に成長した。
また、本編クリア後にヤグルマの森にてチェレンと組んでダブルバトルで森を探索する事になるのだが、その際の手持ちや戦略が非常に貧弱で、その終盤で待ち受けている回避不可能なガチパとのバトルでほぼ確実に泣きを見る羽目になる。
詳細はヤグルマの森の記事を参照。
ジムについて
ジムは主人公(キョウヘイかメイ)とライバルであるヒュウが住んでいるヒオウギシティにある。
ジムはトレーナーズスクールを兼ねており、チェレンはトレーナーズスクールの先生とヒオウギジムのジムリーダーの両方を務めている。
初めのうちは工事中で中に入ることができず、物語をある程度進めると中に入れるようになり、同時にジムに挑めるようにもなる。ジムにいるトレーナーはジムリーダーを含め3人。
使用してくるポケモン
最初のジムなので使用してくるポケモンのレベルが低いのは物語の都合上当たり前なのだが、ジム戦後のライブキャスターによる会話では「いつものパートナーなら…」と言い、アララギ博士に「ギリギリの勝負をすることで挑戦者とポケモンとのきずなを深めさせるジムリーダーになるんでしょ?」と返されているため、ジム戦用に育てているポケモンとは別に、2年前のパートナー達も所持していることが窺える。
ジムリーダーが「ジム戦では相手の実力に合わせてポケモンを変えている」と明言されたのはこれが初めて。後にはカエデにおいて同様の設定がゲーム中で明かされている。
「おもいでリンク」をしていると5番道路で2年前のパートナーたちと戦える。
また、トレーナーズスクールの先生は当初アデクに依頼していたが、本人は「若い世代に託す」と言い辞退したという。
EDを見る限りチェレンは今でもアデクとは付き合いがある模様。
チャレンジモード
- ミネズミLv12
- マメパトLv12
- ヨーテリー(切り札)Lv14
PWT(ホドモエトーナメント初回)、プラズマフリゲート、ヤグルマのもり
PWT(ホドモエトーナメント、ミックストーナメント)
- ムーランド(切り札)
- ザングース
- チラチーノ×2
- ミルホッグ×2
PWT(イッシュリーダーズ)
PWT(ワールドリーダーズ、タイプエキスパート、ミックスマスター)
アニメ版
アニポケ
CV:江口拓也
ベストウイッシュ シーズン2「エピソードN」にて、「新ジムリーダー・チェレン!」(2013年1月31日放送)で登場。
デザインや基本的な設定は「BW2」に準ずる。所持ポケモンはハーデリア。
ゲーム同様カノコタウン出身。
面倒見のいい性格で、生徒からも慕われている。ジムリーダーとしては新人という扱いになっている。
デントよりも年上と思しき描写だが、ジムリーダーとしてはデントの方が先輩である。
なお、一足先に登場したベルはBWの設定であるため、アニメでベルとチェレンの二人が同時に登場するシーンはなかった。ベルとの関係についても一切不明であり、2人の間に関係性はほとんどない可能性もある。
BW2スペシャルアニメ
CV:木村良平
挑戦者である女主人公と勝負をする場面が描かれた。
ゲームでは最初に挑戦するジムの設定だが、こちらではムーランドにはかいこうせんを指示するなど派手な戦いを繰り広げていた。
ポケモンマスターズ
CV:阿部敦
『BW2』の姿で登場。相棒ポケモンはムーランドで☆5のサポートバディーズ。
メインストーリー第18章にてトウヤ、トウコとチームを組んで主人公と対戦する。
同章をクリアすると仲間にできる。
以降のメインストーリーでも度々出番があり、自らの旅の経験からライヤーを諭そうとするなど活躍している。
一方でバディーズとしての性能だが、攻撃技は「からげんき」と「かみくだく」の2つ。中々の高威力技だが、サポートバディーズであるチェレン&ムーランドが使ったところで高ダメージは期待できない。
状態異常回復アイテムである「なんでもなおし」はそれなりに使えそうなのだが、近頃の高難易度ステージでは全体状態異常にしてくることもざらにあり、単体回復では到底追いつかない。更に言えば上記の「からげんき」とパッシブスキルの「異常時技ゲージ加速4」との兼ね合いから、自身の状態異常は治さない方がいい場合もあり、イマイチかみ合っていない。
トレーナー技の「ベストをつくそう」は全体リジェネと技ゲージ回復とそこそこ優秀だが、総合的に見ると扱いがかなり難しい。
何より最も不遇なポイントは、今現在実装されている配布・恒常・フェス限・季節限定全てを含めた☆5バディーズの中で、バディストーンボードが未開放なのはチェレン&ムーランドのみという点である。
仮に今後解放されたとしても、配布☆5共通の問題点として、技レベルを上げる手段が貴重な☆5の技のアメを使うしかないのである。
☆5サポートには期間限定等にマジコスグリーンを始めとして強力なバディーズが多数存在しており、優秀な配布サポートバディーズであるメイすら後回しにしているユーザーが大多数である。
そんな状況でチェレンに技のアメを回そうと思ったら、よほどの高性能のボードパネルを貰わなければ割に合わないと言わざるを得ない。
メインストーリーであれだけの活躍をしているチェレンのこの現状に対し、運営は今後どのような待遇を用意するのだろうか……。
関連イラスト
対戦時のポーズがこういう風にしか見えない件
関連タグ
トウヤ(トレーナー)-同作の男主人公
トウコ(トレーナー)-同作の女主人公
ビート、マリィ、クララ、セイボリー:第8世代『ソード・シールド』でライバルからジムリーダーになったトレーナーたち。使用タイプはそれぞれ異なる。
他のノーマルタイプの使い手
アカネ(ポケモン) センリ アロエ(トレーナー) イリマ(ポケモン) アオキ(トレーナー)