基礎データ
全国図鑑 | No.0573 |
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イッシュ図鑑 | No.108 |
アローラ図鑑 | No.267 |
ガラル図鑑 | No.051 |
ブルーベリー図鑑 | No.112 |
ローマ字表記 | Chillaccino |
ぶんるい | スカーフポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 0.5m |
おもさ | 7.5kg |
せいべつ | 25%♂・75%♀ |
特性 | テクニシャン/メロメロボディ/スキルリンク(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | チラチーノ | チンチラ+カプチーノ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Cinccino | chinchilla(チンチラ)+cappuccino(カプチーノ) |
ドイツ語 | Chillabell | Chinchilla(チンチラ)+bella(イタリア語で美しい) |
フランス語 | Pashmilla | pashmina(パシュミナ)+chinchilla(チンチラ) |
韓国語 | 치라치노 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 奇诺栗鼠 | 卡布奇诺(Kǎbùqínuò、カプチーノ)+栗鼠(lìshǔ、チンチラ) |
中国語(繁体字) | 奇諾栗鼠 | 卡布奇諾(Kǎbùqínuò、カプチーノ)+栗鼠(lìshǔ、チンチラ) |
ヒンズー語 | चिंचीनो | 英語名の音写 |
ロシア語 | Чинччино | 英語名の音写 |
タイ語 | จิลาจีโน | 日本語名の音写 |
進化
概要
第5世代『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から登場。チラーミィがひかりのいしによって進化した姿。
進化しても姿や体躯はチラーミィと殆ど変わらないが、分類通り白くて肌触りの良い体毛の束が生えて、スカーフのように全身を覆うようになった。
若干ややこしいデザインだが、額から伸びた2本が左右に流れ、喉元から生えたものが首を一周し、さらに尻尾の毛も生えているという4本の部位で構成されている。
この白毛は体から染み出す特殊な油でコーティングされており、埃や静電気をまったく寄せつけずに弾くだけでなく、摩擦をなくして外敵の物理攻撃もつるりと受け流す。
とても滑らかな油は人間の美容にも効果があり、肌荒れに悩む人には特に効果的で、少しずつ採取・精製した油は高値で取り引きされている。
顔立ちも含め全体的にゴージャスな感じの印象に違わず、自身もチラーミィ以上に綺麗好き。その潔癖さは塵ひとつ許せない程となり、上記油を巣にも塗りつけ、汚れないようにコーティングしている。
アニメ版ではツタージャに油を削ぎ取られて全身泥だらけになっている事から、戦いによるアクシデントで汚れてしまう事もあるようだ。
また、ロックブラストは腕に岩を発生させて放つのではなく、体毛を固めて放つ。
ゲームでの特徴
BW・BW2
- 『BW』では5ばんどうろ・9ばんどうろ・16ばんどうろ・冷凍コンテナでの揺れる草むらから出現する。また、クリア後にいけるサザナミタウンにて、夏時に別荘でフトシというNPCがチラチーノを欲しがっており、ゴンベ♂(まんぷく)を交換で貰う事が可能。 何でもチラチーノがいれば変われるとかいかにも信用できない事を言うのだが、交換した後に再び別荘に来ると、NPCでの姿がおじさんだったフトシがおぼっちゃまになり、本当に立派に変わってしまう。チラチーノ愛恐るべし。
- 『BW2』では冷凍コンテナがPWT会場になった為にそこだけ出現しなくなっている。なお、前作ではアララギ博士がゲーム開始時にチラーミィを出しているが、本作ではチラチーノに進化してる。
XY / ORAS / SM・USUM
- チラーミィから進化させよう。
ソード・シールド
- 内定。ワイルドエリア・晴れ/曇り/霧時の「きょじんのぼうし」に出現する。
LEGENDSアルセウス
- 未登場。
スカーレット・バイオレット
- DLC『藍の円盤』に内定。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 95 | 60 | 65 | 60 | 115 | 470 |
- 高速ノーマルの一体で、同じ素早さ115には特性の「テクニシャン」も共通するペルシアン、エテボースがいる。ほかの二匹と違うところは、「ねこだまし」を覚えられない代わりに、2~5連続攻撃技を多数覚えるところである。
- 元専用技の「スイープビンタ」を始めとし、第5世代になって強化された「タネマシンガン」や「ロックブラスト」、第8世代で教え技に追加された「トリプルアクセル」を覚えるので、はがねタイプ以外には適用技だけでも立ち回れる。きあいのタスキやがんじょうなども貫通してダメージを与えられるのが強みである。
- 「テクニシャン」だと攻撃のヒット数でダメージが大きくブレてしまうが、隠れ特性「スキルリンク」を用いれば、爆発力は落ちるものの連続技を必ず全段ヒットさせる安定した戦いをすることもできる。
- 高速ノーマル組共通の悩みとして、耐久力が低く打たれ弱い。またテクニシャンの爆発力を除くと特別高火力でもないため、いかにして複数回の行動機会を確保するかが課題となっている。
第6世代
- 「めざましビンタ」が威力上昇により「テクニシャン」補正の対象外となってしまったたため、「テクニシャン」型のアイデンティティがほとんどなくなったと思われていたが……
第8世代
- 「トリプルアクセル」を手に入れ、再び同特性の採用が検討されるようになった(命中に不安は残るが全弾命中で威力180のこおり技となり、2発止めでも威力90のため)。「スキルリンク」の場合は命中90の威力120となるため、やはり命中と爆発力のトレードとなる。
- 剣盾の伝説2体環境において、チラチーノ入りで最終21位が達成されている。
6Vの場合、努力値はAS252振りが基本。6振りは箇所によって下記のようなメリットがある。
- HP6振り 実数値が151となり、8n-1かつ奇数。ちきゅうなげ、ナイトヘッドを3回耐えられる。
- B6振り A特化ハッサム@こだわりハチマキのバレットパンチが確2になる。チラチーノがタスキ以外を持つ場合の候補。
- D6振り 種族値がB=Dのため、B<Dにしてダウンロード対策。
第9世代
- 発売時点で不参戦だったものの、DLC「ゼロの秘宝」の後編「藍の円盤」で参戦。特性のテクニシャン及び連続技と最高相性のアイテムが追加されているほか、「がむしゃら」「バトンタッチ」「いかりのまえば」「くさわけ」、そして自身のアイデンティティと言える「おかたづけ」など有用な技を習得。更にテラスタルによりタネマシンガンやトリプルアクセル、ロックブラストの威力を上げられる等9世代での新要素とよく噛み合っておりかなりの強化がされた世代だと言える。
- ただし、特性の近いエテボースが復帰し、同様に連続技に高い適性を持つ齧歯類のノーマルポケモンとしてイッカネズミも登場。専用技の片方の「おかたづけ」は当然習得したが、ネズミざんは流石にもらえなかったためノーマル火力では劣る。技範囲の広さを活かしていこう。
- テラスタイプは「スイープビンタ」での遂行力を高められるノーマル、「タネマシンガン」の火力を増強しつつキノガッサの「キノコのほうし」を無効化し、かくとうウエポンに対する弱点も消せるくさ、「ロックブラスト」の火力を底上げしながら「しんそく」対策もできるいわが目ぼしいところか。フルアタックやセミフルアタックとして組み、尚且つ技のタイプがばらける関係上、ステラも候補に挙がる。
- 注意点として、チラチーノおよびチラーミィはテラレイドバトルではボスとして出現しないため、隠れ特性持ちの個体が欲しい場合はとくせいパッチに頼ることになる。また、この関係上個体厳選がしたい場合は同じりくじょうグループの高個体値のポケモンを別途用意しなければならないので、バトル用の個体を用意するのが面倒なのも難点か。
- 期待は高かったが蓋を開けると苦難が待ち受け、環境進出とはならなかった。まず「いかさまダイス」や「おうじゃのしるし」がほぼ必須で「きあいのタスキ」実質無しを強いられることから、素早さでチラチーノに勝るハバタクカミの「ムーンフォース」やカイリューの「しんそく」で上から美味しく頂かれるケースが頻発。チラチーノはその性質上防御的にテラスタルを切ることができず、せいぜいが「しんそく」対策のゴーストテラスタルが採用されるぐらいで、上から高出力で叩かされることには基本的に無力である。
- その後「パラドックスポケモン」を含む準伝説ポケモンが使用不可能になるレギュレーションHが開催されるとチラチーノに再び注目が集まった…が実際に評価を伸ばしたのはチラチーノよりも素早い「マスカーニャ」や「ドラパルト」、それらに対抗できる高耐久のポケモン達で、チラチーノの採用率は伸び悩みレギュレーションH2ヶ月目のシーズン23ではとうとう使用率圏外になってしまった。
- しかしそのシーズン23で、なんと1位のPTにチラチーノが採用されていた。新規習得技の「おかたづけ」「バトンタッチ」に加え幅広いポケモンに有効な「はたきおとす」と高耐久ポケモンにも機能する「がむしゃら」を採用。サポートに特化した技構成でまさかの連続技無し(なので特性はメロメロボディ)である。更に努力値を耐久寄りにしながらオボンのみを持たせる事でタスキに頼らずにサポートを遂行できるように調整されており、上記の技構成も相まってチラチーノを高速アタッカーだと思って対処しようとした相手を翻弄できる育成になっている。
- その影響もあってかシーズン24では使用率圏外を脱出。かつては殆どのチラチーノがアタッカー型だったが上記のサポート型も使用されるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
- チェレン:ジムリーダー(イッシュ)
- アロエ:ジムリーダー(イッシュ)
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)
- ユエ:ジムチャレンジャー
アニメ版
- アキヒロ(BW90、91話)
- マヤ(BW98話)
- クレイブ(LR)
漫画版
- シンノスケ(ポケスペ)
番外作品
ポケパーク2
ウイッシュパークで囚われていたが、ピカチュウ達により助け出された後はポートタウンに登場する。おいかけっこに勝利すると友達になってくれる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- アキヒロのチラチーノ
- BW90・91話でポケモンワールドトーナメントジュニアカップの出場者・アキヒロのポケモンで登場。91話でデントのマッギョと対戦するが敗北した。
- マヤのチラチーノ
その他
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- クレイブのチラチーノ
- 54話にて、フリード博士の元職場であるエクシード社の社長・クレイブのポケモンで登場。キレイ好きで社長室を掃除しており、キャプテンピカチュウの帽子の汚れを取ってキレイにしていた。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
第10章でヒウンシティバトルカンパニー会長・シンノスケの手持ちで登場。当初はチラーミィであったが、チラチーノに進化。鍛錬によって体毛が物理攻撃のみならず特殊攻撃をも弾く。
関連イラスト
関連タグ
0572.チラーミィ→0573.チラチーノ→0574.ゴチム