もしかして→バッファロン
基礎データ
全国図鑑 | No.0626 |
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イッシュ図鑑 | No.269 |
ヨロイ島図鑑 | No.053 |
ローマ字表記 | Buffron |
ぶんるい | ずつきうしポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 94.6kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | すてみ / そうしょく / ぼうおん(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | バッフロン | バッファロー+アフロ |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Bouffalant | bouffant(英語でブッファン髪型)+buffalo(英語でバッファロー) |
ドイツ語 | Bisofank | |
フランス語 | Frison | |
韓国語 | 버프론 | |
中国語 | 爆炸头水牛 |
概要
主にイッシュ地方に生息する牛類のポケモンで、アフロヘアのバイソンというその強烈な外見から、多くのプレイヤーの印象に残ったであろう存在。
名前の由来も恐らく「バッファロー/バイソン+バッファー(緩衝材など)+アフロ」から。ジャイアントバイソンの学名も語感が似ている。
厳つい見た目通りの荒くれ者で、テリトリーに入ったものは何であろうと、列車を脱線させるほどのパワーで見境なく頭突きをかます。
頭のふさふさなアフロは頭突きの衝撃を和らげる働きがあり、専用技「アフロブレイク」もその性質を活かしたもの。
イッシュの鉄道が主に地下鉄なのも、彼等による被害を避けるためなのかもしれない。
バッファローの為か、他の牛ポケモンであるケンタロスやミルタンクがサバンナや平原地帯に生息しているのに対しこちらは水辺付近の森林や湿原などに生息しており、同生息地であるヨロイ島では住み分けがされている模様。
イッシュ地方では出現率は低くないが10ばんどうろと23ばんどうろのみと限られておりイッシュ以外でもホウエン地方ではグラカイ戦後に113ばんどうろでの図鑑サーチ、ガラル地方では上記のヨロイ島と2か所しかなくその生息域は限られている。
基本的には20頭程度の群れを作って暮らしており、より大きく立派なアフロの持ち主ほど地位が高い。
なお、群れを裏切った個体は何故か頭の毛が抜け落ちてしまうらしい。
ゲーム上における特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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95 | 110 | 95 | 40 | 95 | 55 | 490 |
その両者よりかなり鈍足だが、攻撃と特防は勝っている。HP以外はカビゴンのCを25引いてそのままSに足し、DとHからBに持ってきたような種族値である。
耐久性は、草食や防音込みならシルヴァディ系統の上位互換となるのだが、すばやさの関係と単ノーマルタイプの宿命である耐性の少なさにより、弱点は少ないのだがそこまで堅くない。ただし、防御に関する特性に関しては、ミルタンク(あついしぼう)やケンタロス(いかく)のそれらよりも玄人向けではあるが、後述の通り需要が上がっている。
Sが55という微妙な鈍足具合であり、「ジャイロボール」を覚えず、「トリックルーム」下でも他の重戦車ポケモンには競り負け、先制攻撃技を持たないのも弱味の一つである。モデルとなっただろうアメリカバイソンは、最高走行速度が時速70kmに達するのだが。
技に関してはケンタロスと比べるとレベル技が充実してる分、マシン技、タマゴ技は貧相。ポケスタ仕様のケンタロスのように特殊技をほとんど習得できない。初代でのケンタロスの代名詞とも言える「はかいこうせん」を覚えない (というか、牛系ポケモンで唯一覚えない)。どっちにしろ、ケンタロスのように特性(ちからずく)で技威力を強化できない以上、C40という種族値では特殊技を採用する必要性が低いのだが。
USUMでは「コットンガード」を習得し、差別化だけでなくもふもふ度にさらに磨きをかけた。
特性はすてみ、そうしょく、ぼうおん。そうしょく持ちとしては最も物理攻撃種族値が高い。
すてみは専用技の「アフロブレイク」を強化できるが、他に適用される技は「ワイルドボルト」ぐらいしかないことに注意。だが、前者はオノノクスの「げきりん」に匹敵する威力を持つと考えれば、その破壊力を想像できるだろう。
そうしょくは自分に向けられるくさタイプの技を無効化する特性であり、更には受けた時に攻撃が一段階上がるという強力なオマケ付き。攻撃技はもちろん、「ねむりごな」、「やどりぎのタネ」、「キノコのほうし」といった技も無効にできるため、昨今に増えた強力な草タイプや晴れパの「ソーラービーム」や「ソーラーブレード」持ち等に対してのメタになれる (キノガッサやラランテスなどは格闘タイプの技が恐いが)。ダブルバトルでは、味方の「はなふぶき」や「ジャングルヒール」によって、敵を攻撃しながら自分の攻撃力を上げる事も可能。「ワイドガード」を覚える事や「トリックルーム」下でも活きる素早さを持っている事も、この戦法とシナジーがある。
ぼうおんを持つ事により、採用率に特殊な傾向が見られる。SMでスキン系の特性の大半が弱体化し、それに伴いノーマルタイプの音技の需要も減ったので、シングルではバッフロンの採用率が下がった。一方ダブルバトルでは、「ブレイジングソウルビート」を繰り出すジャラランガの台頭やメガサーナイトの存在もあり、逆に採用率が上がっている。似たようなケースだと、ガオガエンの台頭により採用率が上がったかちき持ちポケモン (e.g.ミロカロス)等がいる。
このように、単ノーマルタイプであり、特性もケンタロスやミルタンクと比べて範囲が狭かったり玄人向けであったり、技範囲や素早さにも悩ましい部分があるなど、かつてはパッとしないポケモンと思われてきた部分があるかもしれない。
だが、それ故に対策が進んでおらず、特性も皆有用であり、草タイプの変化技や音技への対策が求められる環境にて需要が上がっている。そして、バッフロンを使いこなせるレベルのプレイヤーが使うと、急襲されて一気にパーティを崩されるポテンシャルを持つのかもしれないのだ。
「ボディプレス」や「もろはのずつき」など期待されていた技は習得しなかったが、高耐久ゆえダイマックスとは相性が良い。トップメタの一角であるゴリランダーに対するメタとしての可能性がある。
実際に採用率もかなり上がり、例えばもこうもバッフロンを入れたパーティで、公式大会で61,000人中、84位という成績を収めた(動画)。
使用トレーナー
ゲーム版
- アデク:イッシュチャンピオン
- ゲーチス:プラズマ団
- トウヤ:ポケモントレーナー
- トウコ:ポケモントレーナー
- キョウヘイ:ポケモントレーナー
- メイ:ポケモントレーナー
- ヒュウ:BW2ライバル
- チェレン:ジムリーダー(イッシュ)
- センリ:ジムリーダー(ホウエン)
アニメ版
- アデク
- ルイ(XY)
漫画版
- アデク(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ポケモンマスターズ
ヒュウ&バッフロン
2022年11月7日に実装されたノーマルタイプのアタッカー。
BW2における彼の手持ちは主人公が選んだポケモンによって変わるイッシュ御三家とイッシュ三猿、あとはクリア前時点だとケンホロウとバッフロンであり、ケンホロウは既にフウロ&ケンホロウ♀がいる為かバッフロンに抜擢されたと思われる(ケンホロウ♂は後日実装された)。
技
ずつき | 30%の確率で相手をひるみ状態にする |
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クリティカット+ | 自分の急所率を2段階あげる |
アフロブレイク | 相手に与えたダメージの1/4を自分も受ける |
相手してやるッ! | 自分の攻撃を4段階+防御と特防を2段階あげる。自分を次回ゲージ消費0状態にする |
バディーズ技
相棒を信じるアフロブレイク |
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追加効果なし |
パッシブスキル
反動ダメージ無効4 | 効果タグに反動を持つ技をつかったときの自分の反動ダメージを50%の確率で受けなくする |
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反動技威力上昇9 | 効果タグに反動を持つ技の威力をあげる |
ヒュウの熱意 | 特定の場合を除き初めてひんし状態になる直前に自分のHPを最大HPの100%回復する |
ポケパーク2
ロックエリアから行けるウィッシュパークにて、オノノクスの所までの道を妨害するポケモンの1匹で登場する…が、直進なので真横に避けよう。
アルカナエリアでメブキジカと友達になると同エリアに出現し、「おいかけっこ」に勝つと友達にできる。
アニメ版
- アデクのバッフロン
- BW31話でシューティーの回想シーンで初登場し、52話で実際に登場。サトシのピカチュウとのバトルでは途中でアデクが寝て試合を放棄してしまい中断。ジュニアカップでのシューティーとの対決ではアフロブレイクでジャローダを破っている。
- BW66話
- 野生で登場し縄張りに入ってしまったサトシ達を攻撃する。ジョーイさんによれば「バッフロンは頭にアフロを被っていれば襲ってこない」との事で、よく突進する為に怪我している個体がいないか生息地を見回っているジョーイさんも被っており、サトシ達も被る事に(なおサトシのツタージャは「イヤージャ」と鳴くほど嫌がっていたがバッフロンに襲われかけたので無理矢理被せられた)。
- 途中、アイリスが怪我をして動けない個体を見つけ、サトシのイッシュ御三家組が力を合わせて薬草を採って治療。しかし、薬草を採る途中でアフロを無くしてしまった為に別個体に襲われる(途中でんき技を喰らったアイリスは髪がアフロ状に変化した為にターゲットを御三家達に変える)も、怪我を負っていた個体がアイリス達を助ける。
- XY127話:カロスリーグ準決勝のモニターでアランの対戦者であるルイの手持ちである事が確認できる。
その他
BW | 53話・54話(写真)・102話 |
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劇場版 | 黒き英雄・キュレムVS聖剣士ケルディオ |
実写作品 | 名探偵ピカチュウ |
余談
その外見的特徴から1000万パワーの某超人を思い浮かべる人もいるだろうが、目の形状や頬の線まで再現しているあたり、多分確信犯である。シールド版の図鑑ではより顕著。
ニコニコ動画のニコニコ大百科におけるバッフロンの記事ではバッフロンのアフロ部分を好き勝手に改変するネタがちょっとしたブームになっていた。
ケンタロスとオーバがマサキの家のあの機械で融合して生まれた新種…だともネタにされている。
実際にはこの二者とは全く関連性がない…が、オーバに関してはBW2ではシキミに「アフロブレイクを繰り出せそうな男」と言われてしまっている。
(上述のアニメ版BW66話でジョーイさんに用意されたアフロのウィッグの中に赤色があり、やはり連想した視聴者もいたようである)。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0625.キリキザン→0626.バッフロン→0627.ワシボン
アフロ繋がり
その他