基礎データ
ずかん | No.626 |
---|---|
ぶんるい | ずつきうしポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 94.6kg |
とくせい | すてみ / そうしょく / ぼうおん |
概要
主にイッシュ地方に生息する牛ポケモンで、アフロヘアのバイソンというその強烈な外見から、多くのプレイヤーの印象に残ったであろう存在。
名前の由来も恐らく「バッファロー/バイソン+バッファー(緩衝材など)+アフロ」から。
厳つい見た目通りの荒くれ者で、テリトリーに入ったものは何であろうと、列車を脱線させるほどのパワーで見境なく頭突きをかます。
頭のふさふさなアフロは頭突きの衝撃を和らげる働きがあり、専用技「アフロブレイク」もその性質を活かしたもの。
イッシュの鉄道が主に地下鉄なのも、彼らによる被害を避ける為なのかもしれない。
基本的には20頭程度の群れを作って暮らしており、より大きく立派なアフロの持ち主ほど地位が高い。
なお、群れを裏切った個体は何故か頭の毛が抜け落ちてしまうらしい。
ゲーム上における特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
95 | 110 | 95 | 40 | 95 | 55 | 490 |
パラメータの総値はケンタロスやミルタンクと同じである。
その両者よりかなり鈍足だが、攻撃と特防は勝っている。HP以外はカビゴンのCを25引いてそのままSに足し、DとHからBに持ってきたような種族値である。
耐久性は、草食や防音込みならシルヴァディ系統の上位互換となるのだが、すばやさの関係と単ノーマルタイプの宿命である耐性の少なさにより、弱点は少ないのだがそこまで堅くない。ただし、防御に関する特性に関しては、ミルタンク(あついしぼう)やケンタロス(いかく)のそれらよりも玄人向けではあるが、後述の通り需要が上がっている。
Sが55という微妙な鈍足具合であり、ジャイロボールを覚えず、トリックルーム下でも他の重戦車ポケモンには競り負け、先制攻撃技を持たないのも弱味の一つである。
技に関してはケンタロスと比べるとレベル技が充実してる分、マシン技、タマゴ技は貧相。ポケスタ仕様のケンタロスのように特殊技をほとんど習得できない。初代でのケンタロスの代名詞とも言えるはかいこうせんを覚えない (牛系ポケモンで唯一覚えない)。
どっちにしろ、ケンタロスのように特性(ちからずく)で技威力を強化できない以上、C40という種族値では特殊技を採用する必要性が低いのだが。
USUMでは「コットンガード」を習得し、差別化だけでなくもふもふ度にさらに磨きをかけた。
特性はすてみ、そうしょく、ぼうおん。
すてみは専用技のアフロブレイクを強化できるが、他に適応される技はワイルドボルトぐらいしかないことに注意。だが、前者はオノノクスのげきりんに匹敵する威力を持つと考えれば、その破壊力を想像できるだろう。
そうしょくは自分に向けられるくさタイプの技を無効化する特性であり、更には受けた時に攻撃が一段階上がるという強力なオマケ付き。攻撃技はもちろんねむりごな、やどりぎのタネ、キノコのほうしといった技も無効にできるため、昨今に増えた強力な草タイプや晴れパのソーラービームやソーラーブレード持ち等に対してのメタになれる (キノガッサやラランテスなどは格闘タイプの技が恐いが)。ダブルバトルでは、味方のはなふぶきによって、敵を攻撃しながら自分の攻撃力を上げる事も可能。ワイドガードを覚える事やトリックルーム下でも活きる素早さを持っている事も、この戦法とシナジーがある。
ぼうおんを持つ事により、採用率に特殊な傾向が見られる。SMでスキン系の特性の大半が弱体化し、それに伴いノーマルタイプの音技の需要も減ったので、シングルではバッフロンの採用率が下がった。一方ダブルでは、ブレイジングソウルビートを繰り出すジャラランガの台頭やメガサーナイトの存在もあり、逆に採用率が上がっている。似たようなケースだと、ガオガエンの台頭により採用率が上がったかちき持ちポケモン (e.g.ミロカロス)等がいる。
このように、単ノーマルタイプであり、特性もケンタロスやミルタンクと比べて範囲が狭かったり玄人向けであったり、技範囲や素早さにも悩ましい部分があるなど、かつてはパッとしないポケモンと思われてきた部分があるかもしれない。
だが、それ故に対策が進んでおらず、特性も皆有用であり、草タイプの変化技や音技への対策が求められる環境にて需要が上がっている。そして、バッフロンを使いこなせるレベルのプレイヤーが使うと、急襲されて一気にパーティを崩されるポテンシャルを持つのかもしれないのだ。
第8世代では、鎧の孤島で解禁復活。
ボディプレスやもろはのずつきなど期待されていた技は習得しなかったが、高耐久ゆえダイマックスとは相性が良い。ゴリランダーに対するメタとしての可能性がある。実際に採用率もかなり上がり、例えばもこうもバッフロンを入れたパーティで、公式大会で61,000人中、84位という成績を収めた。
余談
その外見的特徴から1000万パワーの某超人を思い浮かべる人もいるだろうが、目の形状や頬の線まで再現しているあたり、多分確信犯である。シールド版の図鑑ではより顕著。
ニコニコ動画のニコニコ大百科におけるバッフロンの記事ではバッフロンのアフロ部分を好き勝手に改変するネタがちょっとしたブームになっていた。
ケンタロスとオーバがマサキの家のあの機械で融合して生まれた新種…だともネタにされている。
実際にはこの二者とは全く関連性がない…が、オーバに関してはBW2ではシキミに「アフロブレイクを繰り出せそうな男」と言われてしまっている。
使用するトレーナー
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バッファロー バイソン アフロ ケンタロス
バッファローマン 混ぜるな危険
ミクラス・・・ポケモンの由来になったカプセル怪獣の一体であり、バイソンがモデル。