\ポケモン、ゲットだぜー!/
曖昧さ回避
- 松本梨香の楽曲かつ、無印アニポケの初代オープニングテーマ。→本項で解説。
- アニメ版「ポケットモンスター」のシリーズ名→めざせポケモンマスター(アニポケ)
概要
1997年6月28日発売。アニメ・ポケットモンスター(無印)の初代オープニングテーマ。
最高位7位ながらもオリコンチャートTOP100内に1年以上(56週)チャートインし続け、累計約112.8万枚のミリオンセラーを記録した。
この記録は歴代アニソン(アニメタイアップの付いた楽曲)売上ランキング7位を誇る。
劇場版などで使用される際は下記のように毎回アレンジされており、多数のバージョンが存在する。
オープニング映像
ポケモンショックを受けて、放送再開後では一部の映像演出が修正・変更されたバージョンが使用された。再放送・配信・映像ソフトでは第1話から変更後のバージョンに差し替えられている。
特に変化が目立つのはタイトル部分であり、輝く3つの光の線が重なってタイトルが出来上がる手描きの映像から、全面的にCGで作られたタイトルになった。「なかなか なかなか …」の部分でポケモンが次々登場するシーンも4分割画面に変更。
タイトル部分に使用されているアイコンはご存知、『ポケモンカードゲーム』でも使用されている各タイプのアイコンである。
また、めざポケ編の最終話にあたる「虹とポケモンマスター!」におけるニョロモやニョロゾの登場後に雨が降り出すシーンはOP映像のオマージュとなっている。
楽曲情報
作詞:戸田昭吾
作曲:たなかひろかず
編曲:渡部チェル
演奏時間 TVサイズ...1:28 フルサイズ(オリジナル)...4:13
演奏順(構成)Aメロ1→Bメロ1→サビ1→Aメロ2→Bメロ2→サビ2→Cメロ1→間奏→サビ3→Cメロ2→後奏
バージョン違い
実際にアニメや映画などで使用された別バージョンとして、以下の物が存在する。
曲名不明
ゲームボーイ用ソフト『ポケモンピンボール』におけるバージョン。
ゲット&進化モード突入時にアレンジBGMが流れる。
めざせポケモンマスター'98
劇場版第1作『ミュウツーの逆襲』のオープニングテーマ。アレンジとしてはオリジナル版に近いが、2回目のオーキド博士の「そりゃそうじゃ」がピカチュウの鳴き声に変わっている、ブラスやストリングスが加わる、キーが1音上がってロ短調になる、2番後のギターソロが長くなっている等の違いがある。
『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』では「2019 Remaster」番を使用。
『D4DJ』にてHappyAround!がカバーしたバージョンはこちらを元にしている。
めざせポケモンマスター(Whiteberry)
「夏祭り」で知られるWhiteberryによるカバーバージョン。オープニングクレジットでは(Whiteberry)の部分はない。TVアニメの4代目OP(金銀編)として使用されている。
また、Whiteberryはこれ以外にも映画『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』のオープニングテーマである「かくれんぼ」も歌唱している。
テレビサイズではオリジナルと同じく「ポケモン ゲットだぜーッ!」の台詞で始まるが、フルサイズのイントロにはその台詞が無い。
なお、OP映像でポケモンが登場すると背景にグレーのテロップが表示されるのが特徴。
めざせポケモンマスター2001
劇場版第4作『セレビィ 時を超えた遭遇』のオープニングテーマ。キーが半音高い変ロ短調となり、打ち込み主体。このバージョン以降はコーラス、歌詞の間に挟まっていた合いの手は無くなっている。
めざせポケモンマスター2002
劇場版第5作『水の都の護神 ラティアスとラティオス』のオープニングテーマ。有名なアコーディオン奏者coba氏と松本氏のコラボによる楽曲で、ダンスビートに乗せて華麗なストリングスにcoba氏のアコーディオンが絡むのが特徴で、映画の雰囲気に合わせて一風変わったアレンジになった。キーはオリジナルと同じだが、イ長調のパートの方が多い。
20th Annivarsary
アニメ20周年となる2017年には劇場版20作『キミにきめた!』のOPに抜擢され、テレビシリーズにおいて『サン&ムーン』30話以降『めざせポケモンマスター-20th annivarsary-』として再びOPに流れる。
旧作と比較すると、サウンドはほぼ全てが生音で、サビでパンク調になるなど重厚な半面、合いの手は新録のピカチュウのパートのみ等、かなりシリアスなアレンジになっている。キーはオリジナルと同じイ短調。
但し、42、43話でのカントー編では原典に準えた合いの手ver.に変えられている。
そして2023年……
サトシの旅シリーズ最終章にてこの楽曲のタイトルが取られており、本楽曲自体も作品のために新たにアレンジされた「めざせポケモンマスター -with my friends-」としてオープニングテーマに使用される。無印のオープニングテーマが「with my friends(オレ(サトシ)の友達)」の名前を冠してシリーズの始まりと終わりを締めくくる事になる。
田中ユウスケ氏がプロデュースしており、20周年版にもあった冒頭の台詞に加えて、歌詞の間の合いの手も完全復活。他のリメイクバージョンに比べてオリジナルに忠実にアレンジされているが、サビやCメロが四つ打ちになったり、2番Cメロの最後に「なってやるぜ!」の台詞が加わる等の独自要素も存在している。
そして最終回より1週間前の3月17日THE FAST TAKEでこの曲を本人が一発録りで披露。生バンドという形で披露した。
この動画は、配信から2週間弱で、驚異の再生回数1000万回を突破した。
オープニング映像
歴代シリーズでのサトシの旅を当時のシーンと共に振り返る集大成といえる映像になっており、一部のシーンは初代オープニング映像を現在の作画でリメイクされている。中には修正前のバージョンの演出も取り入れられている(タイトルロゴの登場方法や後述のシーン)
序盤の映像部分では歴代のサトシの手持ちポケモンたちが回替わりで登場している(下記表参照)。
1話 | ピカチュウ、フシギダネ、リザードン、ゼニガメ |
---|---|
2話 | バリヤード、ベトベトン、キングラー、ケンタロス、カビゴン |
3話 | バタフリー、ピジョット、オコリザル、ラプラス、ヨーギラス |
4話 | ヘラクロス、ベイリーフ、マグマラシ、ワニノコ、ヨルノズク、ドンファン |
5話 | オオスバメ、ジュカイン、ヘイガニ、コータス、オニゴーリ、エテボース |
6話 | ムクホーク、ドダイトス、ゴウカザル、ブイゼル、グライオン、フカマル |
7話 | ケンホロウ、ミジュマル、チャオブー、ツタージャ |
8話 | ズルッグ、ハハコモリ、ガマガル、ガントル、ワルビアル |
9話 | ゲッコウガ、ファイアロー、ルチャブル、ヌメルゴン |
10話 | モクロー、ルガルガン、ソルガレオ、ガオガエン、アーゴヨン、メルメタル |
11話(最終話) | カイリュー、ゲンガー、ルカリオ、ネギガナイト、ウオノラゴン |
「仲間をふやして 次の街へ」の部分に関してはサトシと歴代の旅仲間たちが写った8枚の写真が描写されたこともサトシの旅の歴史を感じさせるものとなっている。
なお、新無印編ではなぜか出番のなかったサトシゲッコウガも当時の映像を使用する形で登場している。
余談
初期アニポケ楽曲はテレビ放映版とフル楽曲版とで大きな差があることで有名だが、この曲がまさにその走りである。
テレビ放映版では「Aメロ1→Bメロ1→サビ1→Cメロ1」の順であり、サビ1からAメロ2には飛ばない。
また、各Bメロの終わりにフル楽曲版にない合いの手が入り、1番ではタケシの「待ってる」、2番ではハナコの「早く寝なさい!!」である。が、オープニングで聞ける1番はともかく2番にも合いの手がある(あった)ことは殆ど知られていない。
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ) サトシの旅シリーズ ポケットモンスター サトシ(アニポケ) 松本梨香 ポケモンマスター あの子のスカートの中
サトシ(松本梨香)の他楽曲
ライバル! タイプ:ワイルド OK! チャレンジャー!! スパート! ハイタッチ! ベストウイッシュ! やじるしになって! XY&Z アローラ!! 1・2・3
前後のオープニング
1997年版
めざせポケモンマスター(当楽曲が初代)→ライバル!
Whiteberry版
20周年版
with my friends