概要
原作者はマーティン・ハンドフォード。
1987年にイギリスで『Where's Wally?』または『Where's Waldo?』として誕生し、同年日本でも発売された。
ページ毎に人混みの絵が描かれており、その中に一人だけいるウォーリーやウォーリーの仲間たち、杖、巻物などを探して楽しめる。
巻末にはウォーリー以外にもそれぞれのページに登場する人物などを探す課題もある。
図書館には必ずと言っていいほど置いてある大人気シリーズだがすでに他の誰かがウォーリーを見つけて○をつけている可能性がかなり高い。
しかも、ご丁寧にボールペンや油性ペンなどの消えないペンでつけられている可能性もまたしかり。
テレビアニメ
1991年版
1991年、アメリカで全13話のアニメが作られた。翌年日本でも放送。
日本語吹き替え版のウォーリーの声優は堀内賢雄が担当した。
ストーリー中、テレビ画面上で絵本と同じようにウォーリーを探せる演出があるが「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」を守っていては見つけることができない。
2019年版
2019年にアメリカで最初に放送され、2021年には日本で初放送。全2シーズンで全40話。本作ではウォーリーの少年時代を描いた作品で、一人前の魔法使いになるために世界を飛び回るストーリーになっている。
日本語吹き替え版のウォーリーの声優は入野自由が担当。
テレビゲーム
Where's Waldo?
ベセスダ・ソフトワークスが開発。
日本では未発売。
ファミコンの荒いドット絵で人物を小さく描く絵本を再現しようとしたためウォーリーを探せない。
他にも粗が多くクソゲーと呼ばれている。
ウォーリーをさがせ! 絵本の国の大冒険
1993年2月にスーパーファミコンで発売された。
トミー(現:タカラトミー)が開発。
ウォーリー親衛隊100人目の仲間となって絵本の世界を冒険する。
悪役にさらわれたウォーリーを助けるために他の親衛隊員を探すのがメインで、ウォーリーは終盤まで探さない。
都市伝説
実はウォーリーは精神病院から脱走した連続殺人犯であり、指名手配されている。
ウォーリーの赤と白の縞模様のシャツは、当時イギリスで精神異常者に着せていた囚人服である。
このような内容の都市伝説が存在するが、もちろん単なる噂にすぎない。
パロディ
これ以降TVのバラエティ番組で『○○(著名人)をさがせ!』というパロディコーナーを行われている物が多い以下は主なパロディ。
- ナンチャンを探せ!
1990年10月から1993年6月まで放送された『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』のパロディ企画で番組メインのナンチャンこと南原清隆(ウッチャンナンチャン)※一部特殊例もありを探す企画で毎回難易度が書かれており顔出しから背景に溶け込むなど多彩。
- 『ティーチャーをさがせ!』
2021年に放送が始まったフジテレビ系バラエティ『新しいカギ』において2024年から始まったコーナーでウォーリーのパロディキャラである進行役の松ウォーリー(チョコレートプラネット・松尾駿)が対象者である『ティーチャー=学校の先生』を他のメンバーが探す。
また、逆に隠れたメンバーをさがす『学校かくれんぼ』というコーナーもあった。
- えのんを探せ!
1991年あたりに『ジャンプ放送局』の番組(コーナー)で、えのんこと榎本一夫を探す投稿作品を募集していた。探す鍵となる彼の特徴は、三日月型の目やモジャモジャ頭やブツブツな尻や借金・貧乏ネタなどがあった。
pixivでは
「ウォーリーを探せ」というタグが使われることが多い様子。
本作のパロディとして、人混みの中にキャラクターを紛れこませているイラストが多い。
関連タグ
ウォーリーをさがせ ウォーリーを探せ ウォーリーを探せ! ウォーリーを探さないで
集合絵…多数の人物が描かれる構成上、結果的にウォーリーをさがせ!状態になることも多い。