コロコロ史上初、異色のラブコメまんが!!
かわいいスライムにご注意ください…!
これはスライムのぷにると中学生コタローがともだちじゃなくなるまでの物語…。
概要
まえだくんによる漫画作品。
上記のキャッチコピーの通りコロコロコミックでは珍しいラブコメ漫画である。
原型は「別冊コロコロコミック2019年4月号」に「かわいいぷにるはスライム」というタイトルで読み切り版が掲載される。この時はまだラブコメ作品ではなく、「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」のようなマスコットキャラの居候物のギャグ漫画であった。
その後、2022年03月14日「コロコロオンライン」内に「週刊コロコロコミック」が開始することが決まり、タイトルやぷにるの見た目、登場人物の年齢の変更などを行った上で本作の連載が始まった。
基本的にはギャグテイストだが、本誌と違い読者ターゲットを子供に限定していない媒体のために、読者の性癖が歪みかねない描写も多々あり、ネットの大きなお友達の間でも人気を集めている。
また、自我を宿したホビーであるぷにるを通じて様々な問いがちりばめられており、エピソードごとに考察を交わす読者も散見される。「ホビーと人間」という異なる存在同士の齟齬や疎通をとおしてSF的な命題にも挑戦しており、作中で度々挿入される長編エピソードでのキャラクターの掘り下げ・成長を親のような目線で見守っている読者も少なくない。
次にくるマンガ大賞2022WEB部門にて4位を受賞。
Twitterのファンアート推奨ハッシュタグは「#ぷにるのかわいいイラスト」。
(元はこちらのキャンペーンから始まったタグ)
2023年12月13日にTVアニメ化が発表された。アニメーション制作はTOHO animation STUDIO。
「デュエル・マスターズ」などのメディア作品以外のコロコロコミックの漫画が原作のTVアニメとしては「100%パスカル先生」以来7年ぶりであり、小学館のWEBコミックが原作のTVアニメとしては「死神坊ちゃんと黒メイド」以来3年ぶりである。
登場キャラクター
各キャラクターのカラーリングはこちらを参照。
CV:???
「ぼくはどこから登場してもかわいいですね!」
主人公にして事実上のメインキャラクター。一人称は「ぼく」で明るく天真爛漫な性格。その言動からあの僕っ娘アイドルを連想する読者も多い。
本編の7年前にコタローが作ったスライムに命が宿り、それ以来彼のともだちになった。元々はペンギンのような姿をしていたが、中学生に成長したコタローが「かわいい」と言ってくれなくなったため、人気アイドルなどを参考に現在の姿を取るように。
しかし、その見た目が思春期の彼を色々な意味で悩ませていることには気づいていない模様。洗濯ノリとホウ砂水があればどんな姿にも変身できる。
- 河合井コタロー(かわいいコタロー)
CV:???
本作のツッコミ役。私立ライム中学校2年生。本人によると「普通の中学生」らしいが…。
小学校時代はぷにるといつも一緒だったが、中学生になった今は邪険に扱うことも多く、ホビーのメンタルのまま女の子の姿で付きまとってくるぷにるとの距離感に戸惑っている様子も見られる。
麻美への片思いを公言している。
- 雲母麻美(きららまみ)
CV:???
コタローの先輩で3年生。桃髪ロングヘアで発育の良い美少女。母譲りの長身もあって似合う服が少ないのが密かな悩み。
誰にでも優しく聖母のような人柄から、皆が憧れる存在である。しかしその本性は…
- 南波遊助(なんぱゆうすけ)
CV:???
コタローのクラスメイト。金髪ポニーテールの少年。
コタローは「チャラくてムカつく男(ヤツ)」とよく思っておらず、相当な遊び人という噂を聞いていた。
先輩である雲母を「麻美ちゃん」、クラスメイトだがそこまで仲が良かった訳でもないコタローをいきなり「コタローちゃん」と呼ぶなど、フランクな性格。
実際に雲母とは仲が良いようで、彼女には「ユウスケちゃん」と呼ばれている。
実は小学生の間で流行っているホビーアニメ「モンスーラ」が大好き。中学には話の合う友人がいないため、よく小学生と遊んでいる。
遊びは遊びでもホビー好き(コロコロキッズ)な遊び人だった。
- コタローの男友達
- ホネちゃん CV:??? / 某お金持ちの少年に似た同級生。ノリのよい陰キャ。全力のコロコロツッコミを使いこなすコタローがボケに回るとドライなツッコミ役に回る。「機械でも男でもかわいければ女の子(レディ)」という迷言を生み出した本作のスケベ代表。行動原理には大抵下心が混ざっているものの、中学生男子的な青春を求めるバイタリティは侮れず、人を動かす力になることも。
- 剛やん CV:??? / あのガキ大将がモチーフっぽい同級生。アイドルの「未来(みく)ちゃん」推しで、セクシー系よりもカワイイ系が好み。何かと体を張る場面もあり、いつの間にかお色気担当になっている。ホビーまみれの作中では比較的ホビー離れしている人物の一人で、妙に冷静なところがある。
- ※それぞれのモチーフとされているキャラとは異なり、コタローをいじめる場面は無い。
- 2-Aのその他のクラスメイト
- 姫座輪ココア(ひめざわココア) / 悪魔の羽をモチーフとした髪飾りを付けた女の子。SNSでちやほやされたいために様々な動画をアップしている。
- 星狩ちい(ほしがりちい) / 天使の羽をモチーフとした髪飾りを付けた女の子。セレブの世界にあこがれを抱く。
- 笹井さん / おさげ髪に眼鏡の委員長スタイルな女子。他の生徒たちに比べると落ち着いており、学校行事を頑張った男子を労って義理チョコを用意してくれるいい子。
- 真戸博士(まどひろし)
CV:???
ライム中学の理科教師。裏では自身を追放した学会に復讐しようと企んでいるマッドサイエンティスト。なお追放された理由は研究にかまけて会費を滞納していただけである。
ゲル状ロボットこと自立型スライムの開発を目的としており、コタローと喧嘩して校内をうろついていたぷにるを捕らえてあれこれと実験をしていた。
研究自体は普通にまともであったことや、妻の誕生日などの記念日に関してはしっかりしているという一面もあり、会費滞納や実験対象に対する倫理観の欠如にさえ目を瞑れば意外と愛妻家で人格者でもある。
観察を通じてぷにるのスライム生命体としての成り立ちに一定の仮説を立ててはいるが、何せコロコロの世界観なので今のところ証明する手立てはない。
- 御金賀アリス(おかねがアリス)
CV:???
コタローのクラスメイト。南波よりも明るい色の金髪青リボンのお嬢様で、八重歯。
作中の有名マスコット「キュティちゃん」の生みの親であるノスキーの孫娘であり、キュティランド社の次期跡取り予定。それゆえ大金持ちである。
高飛車な性格ではあるものの、自社の商品を愛でるコタローに対して感謝の意を示せる育ちのいい子である。
幼少期に考案した「ルンルーン」というオリジナルのマスコットキャラを今でも可愛がっている。
「かわいい」を自称するぷにるのことを互いにライバル視する一方、スライムなのに命を持っているぷにるのことを羨んでいる。
- 宝代(ほうだい)
CV:???
アリスのお付きの黒髪メイド。泣きぼくろと厚い唇、常に閉じた目が特徴で身長と胸も大きい。学校にまでついてきており、真戸に「授業に関係ないメイドまで持ってくるな」と咎められている。
アリスのことを非常に慕っており、彼女に対して無礼を働く者にはナイフを投げつけるなど容赦のない性格。その暴走気味の愛情が一つの騒動を巻き起こすことに……。
CV:???
ぷにるを羨むアリスのことを思い、宝代がアリスの考案したマスコット「ルンルーン」をモデルに作成した人型ロボット。
急ごしらえの突貫作業で作られたもので、特別な機能や人工知能等は搭載されておらず、その実態はキュティランド社の市販玩具「おしゃべりキュティちゃん」を等身大ホビーロボットに改造したもの。
ぷにるからは同じホビーの友達として仲良く接されている。
- ジュレ(GELEE)
真戸博士が開発した人工スライム生命体(ゲルロイド)。彼が独自に開発したスライム生命体にぷにるの体の一部と砂鉄を混ぜ込むことによって完成した。
変身能力こそ持たないものの自分の意識を持った完全な自律行動が可能。またWiFiを介してネットにアクセスすることも可能。
自らを人間と同じパーフェクトAIを持つ存在と認識し、より人間に近い存在になることを望んでいる。
- 神
ぷにるの誕生日に突如として現れた、篝火を灯した杖を持つ“のじゃ口調”の女神。ぷにるの誕生に関わっているらしく、何らかの使命を与えてコタローの元へ送り込んだことが示唆されている。
奔放に暮らしているぷにるに呆れて一度はその“魂”を回収しようとするも、ぷにるを形作っているコタローの“共に燃え尽きることすら厭わない意志”に阻まれたため、今しばらく見守ることを選ぶ。
普段はぷにるやコタローに干渉せず、異なる世界から二人を観察している様子。彼女が口にする「ホビーの命は人の心に在り」とは果たして――?
関連イラスト
関連タグ
関連作品
ヒャッハーだよふなっしー♪:作者がぷにるの前に担当していた漫画作品。こちらもペット(梨)が人間になったこなっしーが登場する。
太鼓の達人 4コマ祭りでドドンがドン!:同じく作者がぷにるの前に担当していた漫画作品。あのシーンで有名。
淫獄団地:第5話で麻美の本性が明らかになった際、あろうことか原作サイドが反応してしまった。
イチゴーキ!操縦中:ひょんなことから改造人間となった主人公とマッドサイエンティストなヒロインによる学園ギャグ漫画。こちらでも第5話で本性が明らかになった麻美とよく似た美少女キャラが登場する。
オバケのQ太郎:読み切り版の本作の作風のコンセプト。
劇画・オバQ:読み切り版の応援がなかったため連載版で再利用するにあたり、こちらに近い作風になったとのこと。
ted:この作品と当たらずとも遠からずの展開のアメリカ映画。