主人公はまさかのスライム!!
のび~てつぶれてぷるぷるギャグ♪
概要
『かわいいぷにるはスライム』とは別冊コロコロコミック2019年4月号に掲載された、まえだくん(漫画家)による読み切り漫画。
おもちゃのスライムに命が宿って生まれたペンギンのような見た目のぷにるが繰り広げるドタバタギャグ。
「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」などと同じような、マスコットキャラの居候物のギャグ漫画である。
そんな本作だが、掲載後のアンケートでは最下位だった。
当時の子供には一切ウケず、1話限りの読み切り漫画として終了した。
それから3年後、コロコロ公式ツイッターに載せるためのネームを考えていた作者は「児童漫画好きの大人」をターゲットにした「体を張ったコロコロギャグをやる女の子」の漫画を思いつく。
ぷにるの「かわいさを追求するスライム」という設定が使いまわせることに気付き、一人称が「ぼく」のまま女の子の姿をしたスライムという主人公が誕生した。
その後、WEB雑誌「週刊コロコロコミック」の立ち上げ会議に呼ばれた作者は、人気の出なかった作品の続編にしたことを怒られるのではと覚悟したが、編集部は読み切り漫画のことなど覚えておらず、ネームは概ね好評だった。
ついでに作者もタイトルをちゃんと覚えておらず、微妙にタイトルを書き間違えて提出してしまい『ぷにるはかわいいスライム』となった。
本作は『ぷにるはかわいいスライム』の単行本第1巻に収録されている。
読切版と連載版で設定そのものが改変される作品が多い中で、珍しく続編と前日譚として成立し合っており「コタローがまだ小学生だったころのお話」として紹介されている。
連載版に繋がるコタローやキュティちゃんに関する設定、コタローがぷにるに対して元々抱く感情を理解するには重要な導線と言える。
アニメ版では第3話のサブタイトルが「かわいいぷにるはスライム」になっており、原作3話の直前に過去の出来事を回想するという形で読切版のほぼ全編がアニメ化。
人気の出なかった児童向け読み切りギャグ漫画が数年後に深夜アニメとして放送されるという前代未聞の作品となった。
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コロコロコミック 別冊コロコロコミック ぷにる 昔のすがたのかわいいぼく
リッチ警官キャッシュ!:本作と同じ号に掲載された「カミゲキ!」が第1巻に収録されている。