基礎データ
全国図鑑 | No.0854 |
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ガラル図鑑 | No.335 |
パルデア図鑑 | No.237 |
ローマ字表記 | Yabacha |
分類 | こうちゃポケモン |
タイプ | ゴースト |
高さ | 0.1m |
重さ | 0.2kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | くだけるよろい/のろわれボディ(隠れ特性) |
おとしもの | ヤバチャのかけら |
タマゴグループ | こうぶつ/ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ヤバチャ | ヤバい+茶 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Sinistea | sinister(不吉な)+tea(茶) |
ドイツ語 | Fatalitee | fatal(英語で致命的な、命取りになる)+fatalité(フランス語で運命、宿命、不運)+Tee(茶) |
フランス語 | Théffroi | thé(茶)+froid(寒い)+effroi(恐怖) |
韓国語 | 데인차 | danger(英語で危険な)+차(cha、茶) |
中国語(簡体字) | 来悲茶 | 来(lái、来る)+悲(bēi、悲しむ)+茶(chá、茶) |
中国語(繁体字) | 來悲茶 | 來(lái、来る)+悲(bēi、悲しむ)+茶(chá、茶) |
ヒンディー語 | चायकिरू | चाय(chāy、茶) |
タイ語 | ยาบาฉะ | 日本語名の音写 |
ベトナム語 | Yabacha | 日本語名の音写 |
進化
ヤバチャ→ポットデス(がんさくフォルムはわれたポット、しんさくフォルムはかけたポットを使用)
概要
第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』で初登場したポケモン。
飲み残された紅茶に寂しがり屋の魂が宿った事で、ティーカップごとゴーストタイプのポケモンとなった。器となっているティーカップは由緒正しきアンティークものである。
元々の生まれもあってか、本体はティーカップ内に収まる程度の大きさしかなく、たかさは全ポケモン中最小にして事実上の限界値である0.1m。おもさに至ってはあのバチュルすらも下回る。
液体状の本体は、普段マグカップの取っ手と湛えられたお茶に擬態しており、戦闘の際には巨大な顔や巨大な腕に変形する。また、マグカップにも顔が描かれており、様々な表情を見せてくれる。
一応、紅茶製の身体は人間が飲み込む事ができ、彼らに飲まれる事で生気を吸おうと目論むが、その名前の通り、進化後と違い非常に不味い。
そのため、生気を吸う前に吐き出されるという本末転倒な状況に陥っている。
弱点は体の渦巻きで、ここをかき混ぜられると目眩を起こしてダウンしてしまう。
生気を吸うなどと恐ろしい事が書かれていた割に、上記のように人間側でも楽な対策が出来るのでヒトモシなどに比べれば脅威度は格段に低い。
そもそも最初から紅茶が入ったカップが現れるなど不自然なので、すぐに見破られてしまう事は容易に想像できる。
逆にこだわりぬいたカップや紅茶を事前に用意し、ヤバチャが取り憑くのを待ち続けるマニアもいるのだとか。
次の第9世代ではチャデスというよく似たポケモンも登場したが、こちらはリージョンフォームではない別種として扱われている。
しんさく?がんさく?
ヤバチャには「しんさくフォルム」と「がんさくフォルム」という二種類のすがたが存在する。
身体とするカップに真作と贋作が混在しているためで、カップの底に模様があるのが真作、無いのが贋作。
どちらでも性能は全く同じだが、図鑑説明が違うほか、進化に必要なアイテムも微妙に違う。「しんさくフォルム」は高級品のかけたポット、「がんさくフォルム」は安物のわれたポットで進化する。
バトルやステータス画面では中々底が見えづらい為、捕まえてから道具メニューで、かけたポットが使用できるか否かを確認するのが手っ取り早い。
図鑑では贋作の方が多く出回っているとの記述があり、実際野生で出る個体も「がんさくフォルム」の方が圧倒的に多く、タマゴ孵化でも「がんさくフォルム」しか生まれない。
その為「しんさくフォルム」の希少性は高く、その上での色違いともなれば、入手難易度はとてつもなく高いレアポケモンとなる。
なお、真作であっても不味さは変わらない模様。
色違い
色違いはカップがピンク色になる。
ゲームでの特徴
ソード・シールド
ルミナスメイズの森でランダム出現する。また、DLC『冠の雪原』ではカンムリ雪原・「いにしえの墓地」に出現する。
スカーレット・バイオレット
無事内定。東3番エリア・南6番エリアに出現するが、しんさくフォルムは南6番エリアの街付近にしか出現しない。
また『バイオレット』版に限るが、ヤバチャが落とす「ヤバチャのかけら」を10個あれば、ピケタウンにいるおばあさんからノロイノヨロイという、カルボウがソウブレイズに進化するのに必要な道具が貰える。
DLC『藍の円盤』では、ブルベリーグ四天王・タロが出す問題で「どれがしんさくフォルムか?」というものが出る。
使用トレーナー
アニメ版
- オニオン(新無印91話・92話)
漫画版
アニメ版
アニポケ
第1~第7シリーズ
- オニオンのヤバチャ
新無印91話で登場。サトシに取り憑いたミカルゲの性悪な魂を祓うためお茶を飲ませるが、やはり不味かった模様。
第8シリーズ
- ブレイブアサギ号のヤバチャ
第30話ラストで登場。新たにブレイブアサギ号に加わったポットデスがダイアナのカップを気に入って生まれた個体。ポットデスが仲間になった翌朝にフリードが誤って紅茶を飲んだ事で存在が発覚した。やっぱり不味い模様。
親?のポットデス同様に悪戯好きな様で、フリードが紅茶を飲もうとした際には紅茶が入ったカップの手前に現れて飲ましている。
57話でもフリード博士のポケモンゼミでカップが登場している。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
15章で進化後のポットデスと共に登場。アラベスクタウンにポプラを送った帰りにルミナスメイズの森で脱輪した時、車のシンクにいた。「まひ」状態だった事から、野生同士のバトルから逃げて隠れていたと見られている。
どちらも『しんさく』である。
その他作品
ポケモンGO
2024年12月3月から実装。
原作同様、贋作と真作があり、チームリーダーの個体値判定ですぐ教えて貰えるため、模様を見なくても判別は容易。
一方、進化に必要なアメの量も違い、贋作は50と平均的だが、真作は何と400も要求される。上記で散々書いた通り性能は変わらない為、妥協するのも大いにアリだろう。
ポケモンローカルActs
北海道当別町に地域応援ポケモンであるアローラロコンと進化後のポットデス共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
当別町はスウェーデンと関わりの深い町であり、スウェーデン文化の一つ「フィーカ」(茶会のこと)に倣ったものと思われる。
関連イラスト
ポットデス共々リージョンフォームのように、緑茶やハーブティーなどから生まれた姿を想像したイラストも存在する。その夢想は後の世代で実現を見た。
関連タグ
図鑑番号順
0853.オトスパス→0854.ヤバチャ(がんさくフォルム/しんさくフォルム)→0855.ポットデス(がんさくフォルム/しんさくフォルム)
よく似た別のポケモン
その他
- アバ茶:一部から名前が似ていることなどでネタにされている。とても人が飲めたものではない点も同様。