概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場するキャラクター。
名前の由来は恐らくモクレン属の英名「マグノリア」。
ガラル地方のポケモン博士で、アララギ博士以来の女性博士。ナナカマド博士以来久々となる、また女性としては初の老齢の博士でもある。
黄色のワンピースの上に白衣を羽織り、アオガラスと思わしき意匠が施された杖を突いているのが特徴。
特定の場所・特定の条件下でポケモンが巨大化する現象「ダイマックス」を発見した人物であり、研究を纏めた本も幾つか出版している。
助手は孫娘のソニア。
ブラッシータウンに研究所を構えている。
研究所へは2番どうろにあるバトルフィールド付きの自宅から通っていたが、高齢の為に現在は夫と思われる男性やカムカメと共に家に留まっており、作中では殆ど姿を見せる事はない。
本作では従来と異なり、ゲーム冒頭の導入はガラルリーグ委員長のローズが、主人公に御三家を渡す役目はチャンピオンのダンデが担っており、彼女の役割は図鑑を託すのみである。
しかし、その図鑑自体も直接渡すのは代理となるソニアなので、シリーズで初めてポケモン博士が導入や御三家・図鑑プレゼントの役割を直接的に担わない。
一方、道具を不適切な場で使おうとした際に主人公を諌めるテキストは彼女の言葉となっている。
作中では主人公とホップがジムチャレンジへ参加するに相応しいかどうか見定めるための勝負にダンデと共に立ち会い、バトル後に彼等が拾った鉱石「ねがいぼし」からダイマックスバンドを制作した。
彼女自身もう引退すべきだと考えており、研究者の後を継ぐべきか迷っていたソニアに「宿題」として、ガラル地方に伝わる伝説の調査を依頼している。
中盤ではダイマックスが発生しない場所でポケモンが巨大化する事件を知り、急遽ナックルシティへ赴いている。
ちなみに、歴代のポケモン博士のほとんどがマサラタウンのオーキド博士と何かしらつながりを持っていたのに対して、彼女とソニアには今のところそのような描写が一切ない(過去作との繋がりが薄い『剣盾』内ではそもそもオーキドに関する話題が一切出てこない)。
もっとも、ポケモン世界においてオーキドがポケモン研究の第一人者として扱われていることや、マグノリア博士の年齢も考えると知っていたとしてもおかしくはないとは思われる。
その後、スペシャルMV『GOTCHA!』の中でようやくオーキドをはじめとする他地方のポケモン博士たちと共演した(ちなみに孫のソニアも一緒)。
また、『ポケモンGO』のとあるイベントで、ウィロー博士がマグノリア博士(およびソニア)と思われる人物と知り合いであることを仄めかしていたため、少なくともオーキドの直弟子にあたるウィロー博士とも交流があるようである。
アニメ版
本編では、ガラル地方の巨大化現象に於ける資料の写真に彼女と思わしき人物が映っている。サクラギ博士とも知り合いで、スマホロトム越しでのツーショットの画面でも登場している。44話より本編に登場。ガラル粒子を発見した第一人者にして、それを制御するための技術をマクロコスモス社とかつて共同で研究していた。だが最近頻発しているガラルのキョダイマックス事件に会社が関係している可能性があること、そして何より社長であるローズ自身から並みならぬ「狂気」を感じたことを危惧して自ら研究を降りた。ソニアに英雄伝説の究明の宿題を課したのもこれらに起因するものである。
スピンオフアニメ『薄明の翼』4話で自宅で孫娘のソニアと共に過ごしている様子が映し出されていた(台詞はなし)。