基礎データ
全国図鑑 | No.0218 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.211 |
ホウエン図鑑 | No.103 |
マウンテンカロス図鑑 | No.012 |
キタカミ図鑑 | No.144 |
ローマ字表記 | Magmag |
分類 | ほのお |
タイプ | ようがんポケモン |
高さ | 0.7m |
重さ | 35.0kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | マグマのよろい/ほのおのからだ/くだけるよろい(隠れ特性) |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | マグマッグ | マグマ+スラグ※ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Slugma | slug(ナメクジ)+magma(マグマ) |
ドイツ語 | Schneckmag | schnecke(ナメクジ)+magma |
フランス語 | Limagma | limace(ナメクジ)+magma |
韓国語 | 마그마그 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 熔岩虫 | 熔岩(溶岩)+虫 |
中国語(繁体字) | 熔岩蟲 | 熔岩+蟲 |
ロシア語 | Слагма | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | स्लगमा | 英語名の音写 |
タイ語 | มักแม็ก | 日本語名の音写 |
※:リンク先にもある通り、「スラグ」には英語などにも見られる「slug」の他、「(金属や鉱物の)精錬屑」を意味する英単語である「slag」の可能性がある。
なお、開発中は「マグラッグ」の名で呼ばれており、今よりスラグ比率が高かった。さらにそれ以前にも設定に紆余曲折があったことが分かっている。
進化
マグマッグ→マグカルゴ(Lv.38)
概要
マグマに生命が宿ったようなポケモン。初登場は『金・銀』(第2世代)。
名前からナメクジがもう一つのモチーフと思われるが、上体を起こして動き回り、そこからマグマの成分が滴っている。また、目の上あたりは特に燃え上がったようになっている。
体も体内で流れている血液も溶岩で出来ていて、常に体を動かしていないと冷えて固まってしまうというマグロのような生活を送っている。お陰で眠る暇がない。このため、火山帯など常に高熱を得られる場所に多く生息する傾向にあり、そうした環境があって初めて眠ることが出来る。
逆に、仮に体が欠損しても、マグマさえあれば直ぐに再生出来るという。
実際『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズではマグマの上を平気で這い回っている。『ポケモンレンジャー』シリーズに至ってはナメクジ宜しく這った跡には溶岩溜まりが残り、他ポケモンが触れるとダメージを受けてしまう。
ちなみに溶岩は文字通り「溶けた岩石」であるが、タマゴグループは「ふていけい」のみで「こうぶつ」は入っていない。
溶岩は勿論のこと、ナメクジも雌雄同体の生物なので本来「せいべつふめい」となるべきはずであるが、本種には明確に雌雄が設定されている。
ついでに言うと、進化するとカタツムリ状の殻を背負うようになるが、現実的にはナメクジの方がカタツムリから殻を捨てる形で分化した生物とされている。
いや、別にいいんだけどね?
『バイオレット』(第9世代)の図鑑説明で、火山活動が盛んであった太古の世界では大量に存在していたという説が語られており、「げんしのちから」を覚える理由の一端が明らかとなった。
パラドックスポケモン達との関連性が気になるところであるが、劇中で詳しいことは分かっていない。そもそもパルデア地方には棲息しておらず、DLCでないと出会えない。
色違いは全体が銀灰色となって「slag」らしくなり、その姿はどことなく水銀の様に見える。
ゲームでの特徴
『金・銀』では17ばんどうろ、『クリスタル』では16ばんどうろや18ばんどうろにも棲息している。これらは全てカントー地方の地名である。
……そう、第2世代出身でありながらジョウト地方には登場しなかったのである。この世代ではこの他にもあくタイプを中心に数種類の新ポケモンが、殿堂入り後にしか探索できないカントー限定となっていた。
第2世代リメイクの『HGSS』でもこの点は変わらず、入手可能なのは1回目の殿堂入り以降。
一応、2009年頃にポケモンだいすきクラブ公式サイト内で開催された「ハジメおにいさんの!ポケモン講座!」で手に入るあいことばをキキョウシティのポケモンセンターにいるハジメおにいさんに伝えることで、最序盤からタマゴを手に入れることはできた。キャンペーン自体は終了しているが、この合言葉はソフトのバージョン・国籍・トレーナーID(5桁)をもとに生成されているため、実は今でも有志の検索ツールを使えば割り出して使用することが可能となっている。
なお、『HGSS』で追加された機能である連れ歩きをしていると抱き付かれることがある。現実ならやけどどころか間違いなく即死レベルであるが、主人公は無傷で済む。ポケモン界では良くあることである。
初代リメイク『FRLG』ではカントー本土からは姿を消しているものの、ナナシマのうち「1のしま」にある「ともしびやま」へ出現するようになった。
『ルビー・サファイア』など第3世代では中盤頃から野生で普通に出てくる。
『ルビー・サファイア』とそのリメイク『ORAS』は炎の抜け道、『エメラルド』は113ばんどうろに登場。他、フエンジムリーダーのアスナが2匹も繰り出して来る。
さらに、マイナーチェンジ版『エメラルド』とリメイク版『ORAS』では、最初にアチャモかミズゴロウを選んでいるとユウキorハルカの手持ちにも加わる(※)。
これによってホウエン地方のポケモンと誤解した人まで出たとか。実際、明らかに地元のジョウトよりも遥かに待遇が良い。
※:ハルカの場合、カナズミシティ戦時は何故かコータスが入っており、それ以降マグマッグへ変わる。
『XY』(第6世代)では13ばんどうろで「いわくだき」すると出て来るバッテリーがあるという、微妙にレアなポケモンとなっている。
また、この世代の目玉であるポケパルレでは全身溶岩であるため撫でられない。マグカルゴは背中の殻なら触れることが出来るので、余程マグマッグに思い入れがない限りはさっさと進化させれば良いだけの話であるが。
その他の登場は以下の通り。
- シンオウ地方
- イッシュ地方
- ポケモンドリームワールドのみに出現しており、サービス終了後の現在では過去作から連より来る以外に遭遇手段がなくなっている。
- キタカミの里
使用トレーナー
ゲーム版
- ユウキ:RSE・ORASライバル
- ハルカ:RSE・ORASライバル
- アスナ:ジムリーダー(ホウエン)
- キャンデラ:チームヴァーラーリーダー
アニメ版
- モエ(無印267話)
- ナッチ(AG41話)
- アスナ(AG)
漫画版
- ホカゲ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンGO
進化するといわタイプを複合するからなのか、いわタイプイベント「アドベンチャーウィーク」では、何故か単ほのおタイプでありながらマグカルゴ共々出現率アップ対象となった。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- モエのマグマッグ
無印267話でサトシの対戦相手であるモエのポケモンで登場。サトシのワニノコ相手に「かげぶんしん」で対抗するが相性もあって戻される。ゴマゾウ戦で再度出されるが攻撃をかわされた上に「じしん」と「とっしん」を受けて倒れる。試合後マグカルゴへ進化した。
- ナッチのマグマッグ
AG41話でスイカ畑の主人公・ナッチのポケモンで登場。サトシとのダブルバトルではナッチのジュプトルと抜群のコンビネーションでサトシのキモリ達を追い詰めるが、ヘイガニの踏ん張りもあり戦いは互角となり、最後はヘイガニと相打ちとなって倒れる。
- アスナのマグ
AG55話から登場したアスナのポケモン。アスナのコータスがロケット団に奪われた際の戦いでマグカルゴへ進化した。
その他
AG | 13話 |
---|---|
新無印 | 33話 |
アニポケ・第8シリーズ
- ライジングボルテッカーズのマグマッグ
ライジングボルテッカーズのブレイブアサギ号に住み着いたポケモン。2023年3月3日に公開されたキービジュアルに、小さくであるがトロッゴンの上に乗ってるのが写っていた。
本編では第2話から登場。ブレイブアサギ号の溶鉱炉の中におり、トロッゴンと共に動力ともなってるようである。
- 第70話:フリード博士のポケモンゼミで登場。
ぽかぽかマグマッグハウス
ポケモンKids TVが公開したアニメで主役に大抜擢された。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章のクリスタル初登場回にて、野生のマグマッグがジョバンニ先生の塾に襲撃し、そこでクリスタルがレベルボールで捕獲している。
- 4章からマグマ団三頭火・ホカゲのポケモンで2匹登場。身体から発せられる炎熱で幻覚を見せる精神攻撃が可能で、1度受けると脱出が困難となるという。なお『ホカゲ』のコードネームはこの戦法が「火の影」を意味することから付けられた。ちなみに渋い青色ポロックが好き。
関連イラスト
関連タグ
0217.リングマ→0218.マグマッグ→0219.マグカルゴ