CV:うえだゆうじ
概要
XY1話で初登場。
プラターヌ博士の研究所出身の新人トレーナー用のポケモンで、偶然にもサトシとロケット団のバトルに出くわし、乱入する形でロケット団の攻撃からサトシのピカチュウを庇って深手を負い、研究所で治療を行うことになった。
その矢先、ロケット団の装置でガブリアスが暴走し、ガブリアスを救おうと奮闘したサトシを気に入って、XY2話で自らゲットされた。「博士から貰った初心者用ポケ」という点ではミジュマルに続いて二匹目。
上述の通り、サトシとピカチュウを助けたり、ユリーカを泣かせたヤヤコマを懲らしめようと自ら買って出るなど、人情味あふれる性格。
負けず嫌いで行動力がある点はサトシと似通っているためサトシとは気が合い、サトシ側もケロマツ時からのその性格を理解しているなど相性はよい。
ゲコガシラに進化してからはケロマツの頃より落ち着いた態度を取るようになり、ゲッコウガに進化してからはよりクールで忍びらしい性格となる。
アニメではケロマツやゲコガシラの首の泡は「ケロムース」と呼ばれており、「技」ではないポケモン自身の特徴であるため、「カウンター」や「ミラーコート」では反射できないという利点がある。攻撃力もないので、相手を傷つけず足止めすることもできれば、その強い粘度で落下してきた対象物をクッションとして受け止めることもでき、固めて形を整え身代わり人形のようにもできるなど、非常に汎用性が高い。ちなみに10話では、フォッコの尻尾の毛並みを整えるのにも使われた(ムースだからか?)。
ゲッコウガになってからは舌で代用している。
活躍
ケロマツ時代
- 過去
- 実は何度もトレーナーたちから研究所に返された過去を持っており、この理由は後にゴジカから語られる。
- 正義感の強い性格だが気難しいという、多くが呑気で気ままに暮らすケロマツの中では異例の存在で、産まれた頃から自分を高める為にただひたすら孤独に修行を優先していた事から、研究所のケロマツ達から浮いて喧嘩が絶えなかった。
- 自分を治療したジョーイさんに「独りでは強くなれない。ポケモンにはトレーナーが必要」と諭された事で極端に他者を避けることは止める。しかし、以降はトレーナーを見る目を養いつつ、自分の力を限界まで引き上げる者が現れるまで奇行を繰り返していた。
- そんな中、ポケモンに親身になるサトシの行動と言葉に心を打たれ、彼こそが自分を高みに昇らせる存在だと確信し、自らのモンスターボールを渡して、旅に同行することを選んだ。
- ゲット後
- ショウヨウジム戦でジム戦デビューを飾り、バトルシャトーで披露したイワークの「がんせきふうじ」を、特訓の成果である落ちてくる岩から岩へ飛び移る「がんせきふうじ封じ」で優位に立ち、「みずのはどう」で打ち倒す。次のチゴラスには「かげぶんしん」で翻弄し、「がんせきふうじ封じ」も活用するが、「りゅうせいぐん」で分身ごと倒されてしまう。
ゲコガシラ時代
- アニポケで水御三家が進化するのはAG編でのタケシのヌマクロー、DP編でのハルカのカメール以来の7年振り3例目、サトシの水ポケモンとして進化するのはアニポケ無印編でのキングラー以来と実に17年振りである。また、サトシのがゲットした水御三家の中で進化したのはゲコガシラが初。
- くさタイプのヒヨクジムでは相性は不利であったものの、ケロムースで毒を防いだことでウツドンを「つばめがえし」で倒し、さらに切り札であるゴーゴートを渾身の「みずのはどう」で倒した。
- ヒャッコクジムではファイアローと組んで挑むもニャオニクス♀の「でんじは」を受けてまひ状態にされるがサトシとのキズナで威力の上がった「みずのはどう」で♂を倒した。
- XY&Z6話でサンペイと三度再会し忍者村を訪れ、続くXY&Z7話にてヘイダユウのキリキザンに追い詰められ、ピカチュウをキリキザンの「シャドークロー」から庇った直後にゲッコウガに進化。同時に「みずしゅりけん」を習得し、さらに「サトシゲッコウガ」に変化する能力を獲得、キリキザンを倒した。
ゲッコウガに進化後
- 「サトシゲッコウガ」も参照。
- XY&Z25話では、ピカチュウでは敵わなかったチャンピオン・カルネのサーナイトとバトル中にサトシゲッコウガになりカルネを本気にさせメガシンカを引き出させることに成功。互角どころかわずかながらにサーナイトのスピードを翻弄していた。そしてこの時完全体になり一気にチャンピオンのエースであるサーナイトを追い詰めるが、まだ完全使いこなせてなかったため、反動で倒れてしまった。しかし一瞬とはいえ完全体になったこととチャンピオンのエースを追い詰める寸前まで来たことでどこか慢心が生まれてしまう。
- XY&Z26話でのショータとのバトルで彼のブロスターを倒し、続くジュカインにも善戦するが、この慢心とショータに先に8個取られたことで恐怖感を覚えサトシとゲッコウガの腕に付けたバトルパルスを通じてモニタリングをしてたシトロンは「二人のバイタルはシンクロどころか平行線のままとなっている」事に気づく。サトシと焦りが生じジュカインにも「つばめがえし」を躱されたことでサトシとゲッコウガの焦った事で隙を付かれて敗北。
- この時ショータに負けたことを引きずったことで一時期スランプに陥り、エイセツジムでは不完全体のサトシゲッコウガには成れたものの相手のペースに飲まれた状況で焦った挙句惨敗。
- サトシの自分を責める言葉を聞き自分の不甲斐なさを感じ、失踪したこともあったが、その後サトシと再び向き合い気持ちをシンクロさせ、「二人で一緒に強くなる」と誓いあったことで、遂に完全体に変化して、サトシゲッコウガの力を完全に制御することが出来た。
- カロスリーグでは、サトシゲッコウガの姿で鮮烈なデビューを飾り、サトシ共々優勝候補の一角として君臨。
- 準決勝のショータ戦では、ジュカインと一進一退の攻防を繰り広げた後、シンクロとメガシンカが再び大激突。最後は自分たちのこれまでの想いを乗せた特大の「みずしゅりけん」を放ち、メガジュカインを撃破。リベンジに成功すると共に、サトシをポケモンリーグ初の決勝戦へと導いた。
- 決勝のアラン戦では、アランのキリキザンをヌメルゴンが残した「あまごい」によってパワーアップした「みずしゅりけん」で倒す。アランのメガリザードンXとの激しい攻防の末これまでにない巨大な「みずしゅりけん」と「ブラストバーン」によるぶつかり合いの結果、シンクロの制御はできても力はまだ完全に発揮できなかったためか僅かに届かず敗北した。
- ジカルデの力を利用してカロスを支配する事を企てたフレア団との決戦中、ミアレシティを破壊していた巨大植物の根本である「負のエネルギー」を見つけ出す能力に目覚める。この能力により、囚われていたマノンのハリさんを救出する。
- フレア団との事件後はフレア団の生き残りとされるクセロシキのネオ・フレア団結成を阻止する。その後ジガルデ50%フォルム(Z2)・プニちゃんと再会し、彼らから残りの「負のエネルギー」を削除するのを手伝って欲しいと頼まれ、本人はそれに同意し、ゲッコウガの意思を汲んだサトシと抱き合い、別れを告げて去って行った。この際プニちゃんはサトシに「ゲッコウガを預かる」と言っている。
XY以降
新無印
- 暫く経った新無印のOP(4rs)に於いて月光に映る姿が1カットのみ再登場を果たし、その時のTwitterワードの上位にランキング。テレビジョン雑誌で2022年4月29日「ルカリオとゲッコウガ!運命の波導!!」が判明した。
- 108話で再登場。夜間にカロスのとある森で上述した「負のエネルギー」を削除している最中にサトシ一行と再会、サトシとは再会後すぐ感覚共有をもって息を合わせ、「負のエネルギー」を削除した。実力はXY編終盤から格段に上がっており、ルカリオに挑まれた勝負も、相手が冷静さを欠いていたとはいえ、数発の体術と「かげぶんしん」のみで圧倒した。その後悔しさから疾走したルカリオを見つけ出し、湖面の波紋を使った精神面の稽古をつけて落ち着かせ、シンクロの極意を体感させた。その後、冷静になり、サトシとの呼吸を合わせたルカリオとともに「負のエネルギー」を削除し、メガシンカしたルカリオとサトシのシンクロ及び「きょだいはどうだん」の成立を見届けた。最終的に再び別れることととなるも、サトシから心は今も繋がっていると評されている。
- 109話・125話では「きょだいはどうだん」を作り出すルカリオの「はどう」を感じているシーンがある。
関連タグ
XY組
サトシのみずタイプのポケモン
サトシのあくタイプのポケモン
アニポケ関連
- リコのニャオハ:後続シリーズ主人公のパートナーポケモン。通常個体よりも個性的かつ高いバトルセンスを持っているが、リコと出会う前は同族から孤立していたという過去を持つ。