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もしかして:滝登り

データ編集

初登場第1世代
威力80
命中率100
PP15
タイプみず
分類物理
範囲単体
直接攻撃
効果20%の確率で相手を怯ませる(第4世代以降)
英語名Waterfall

概要編集

初代より存在する、滝を登るような激しい勢いで相手へ突撃する技。

当然みずタイプなら誰でも……といいたいところであるが、滝を登る程の相応のパワーが必要となるためか習得者は限られる。

例としてペリカン珊瑚亀の手は覚えない。

しかしザリガニは覚える


初代ではトサキントアズマオウ専用技であった。

ただ、登場当初はなみのり」で事足りる時代。当のアズマオウにとっても必要な技ではなかったので、まず目を向けられることはなかった。

ちなみに鯉の滝登りがモチーフとされるギャラドス当時は習得できなかった


第2世代からは文字通りフィールドの滝を登る効果が追加され、ひでんマシンの常連となった。

なお、仕様上「なみのり」しないと滝を登れないため、習得させるポケモンは大体秘伝要員である。なお当時は特に覚えられないみずタイプが多くオーダイルは習得不可能(前作のカメックスは習得可能)ため、ワニノコを選んでいた場合でもギャラドスやルギアなど習得可能なポケモンを別で用意する必要があった。

また、習得者さえ手持ちに入れば、わざわざコマンドを入力しなくても滝を下れる。


第3世代からは「なみのり」がダブルバトルで全体攻撃化し、一応差別化は出来るように。

ただ習得者に難を抱えている点は変わらず、そもそも「ハイドロポンプ」の方が命中を加味しても覚えさせる優先度が高く、当時の全体攻撃の仕様で威力が半減しようが同時にダメージを通せる「なみのり」と比べると、やはり採用は限られたポケモンに縛られることとなった。

そもそも当時は現在程対戦環境がインフレを起こしていなかった……。


転機が訪れたのは第4世代

これまでみずタイプは全て特殊技と見なされていたがこの作品で技ごとに物理と特殊が分かれるようになったことで、この技は物理技へ移動となった。

さらに20%の怯み効果まで追加されたことにより、完全に「なみのり」とは別路線技へ変更され、上書きしにくい代わりに何度でも使用出来る「ひでんマシン」の中でも「なみのり」と並んで有用な技とされるようになった。


第7世代ではひでんマシンが廃止。

その影響もあり、わざマシン98に移動することとなった。

ちなみにあの親子活用していた技がわざマシンより姿を消している。


現在ではみずタイプアタッカー主力技として需要が高く、「りゅうのまい」を使うギャラドス、特性「すいすい」を持つポケモン(カブトプスカマスジョーなど)や、隠れ特性に「かそく」を持つサメハダーなど速さが売りのポケモンが多く使い、シナジーは抜群といえる。


ただ、威力は80と火力インフレの昨今の環境では控え目で、追加効果が発動するか天候などの強化手段を施すかしないと威力不足に陥りがち。

また、追加効果がひるみであるためマリルリグソクムシャジーランスなど鈍足なポケモンには逆に相性が悪い。


最近では威力が5高く、特性ちからずくや鈍足でも使いやすい「アクアブレイク」が出てきたのも気になる。が、追加効果の期待値はひるみの方が高く、相手に先手を取れる前提なら「たきのぼり」の方が優秀。ただし怯みは先制されたり、ダイマックスされると実質ただの威力80の通常攻撃となるだけなので注意。

威力の場合、追加効果はないが威力が10高い「アクアテール」の方が倒せる相手が増える分火力の魅力はあちらにある。その代わり命中は90なので、「たきのぼり」の方が命中は安定している。

そのため、威力重視の「アクアテール」、速さを問わず使える「アクアブレイク」とは競合関係にあるといえる。


概ね威力が75辺りのパンチのみずタイプ版といった立ち位置に落ち着いている。もっといい換えればみずタイプ版「ドラゴンクロー」か。


本編作品以外での登場編集

ポケモン不思議のダンジョンシリーズでもひでんマシンとして登場。

赤・青の救助隊の一部ダンジョンには、この技を覚えたポケモンかこのひでんマシンを持った状態でないと入れないダンジョンが存在する。


アニポケ(第7シリーズ)ではダンデリザードンサトシらを背中に乗せて滝を登っている

無論、ゲームでは覚えることは不可能。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは、ゼニガメの上必殺ワザ(復帰ワザ)として登場した。


関連タグ編集

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