基礎データ
全国図鑑 | No.0160 |
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ジョウト図鑑 | No.009 |
英語名 | Feraligatr |
ぶんるい | おおあごポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 2.3m |
おもさ | 88.8kg |
とくせい | げきりゅう / ちからずく(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
進化
ワニノコ → アリゲイツ(Lv.18) → オーダイル(Lv.30)
概要
『ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場した、ワニノコの最終進化系。
進化したことでより全体的に大型化し、頭にあるトサカや背中の背ビレはより大きくなった。眼光も鋭く可愛い面影はもはや無いが、その容姿のかっこよさから人気は高い。
生態も現実のワニそのもので、大きく発達したアゴで相手に噛み付き、首を振って相手をズタズタにしてしまう。時にはその大口を開けて相手を威嚇したりもする。
基本的に淡水域の水中で生活しており、地上では大きな体を支えるのが辛いので四つん這いで歩行する(ただしHGSSの連れ歩きでは二足歩行している)。
地上・水中共に普段はゆっくりとした動きだが、獲物を捉えると強靭な後ろ脚で地面を蹴って、目にも止まらぬスピードで突進して喰らいつく。
名前の由来は恐らく「大 or 王+クロコダイル」から。
英語名はかなり無理矢理な感じになっているが、これは、金・銀当時ポケモンの英語名が10文字以内に収まるようにしていたため。
もしXYで初登場ならば、「Feraligator」になっていたかもしれない。
ゲーム上での特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
85 | 105 | 100 | 79 | 83 | 78 | 530 |
大変バランスが取れたステータスの持ち主で、ステータス的には歴代のみずタイプ御三家の中でも優秀。同じく最初に選ぶ事が出来るバクフーンと共に選ばれる事が多いポケモンである。
その中でも特に「こうげき」「ぼうぎょ」が優れており、物理耐久だけならカメックスも上回る。
とは言え特攻・特防も特殊技を使いこなす程度には備わっており、無理をすれば両刀も出来る。
なお、素早さはカメックスと同値(78)で水御三家同率2位。ただ激戦区である80族に微妙に足りてないのが気にかかるところ。
ちなみに種族値はカメックスの「HP」と「とくこう」および「こうげき」と「とくぼう」を入れ替えたものになっている。
その高い攻撃力を生かす為に、タイプ一致技では「たきのぼり」や「アクアテール」、「アクアブレイク」との相性がいい。
サブウェポンとしても高い攻撃力を活かせる「かみくだく」「じしん」「れいとうパンチ」「いわなだれ」「アイアンテール」「ばかぢから」などが挙げられる。
『HGSS』ではタマゴ技で「アクアジェット」を覚える事が可能となった。
また、「りゅうのまい」や「つるぎのまい」等の攻撃力に関連する補助技も習得できる。
役割的にギャラドスと被ってしまうが、こちらはひこうタイプがない分4倍弱点がない、「ステルスロック」を受けた際のダメージが少ないというメリットがある。
とはいえ、ギャラドスは優秀な特性を持つ上メガシンカも体得し、さらにマリルリという強豪もいるため、どうしても水タイプの物理アタッカーとして劣りがちな部分はある。
曲がりなりにもそれなりにある特攻79も上手く活かして差別化するのも手であろう。
『BW』からミニリュウ系列から「りゅうのまい」と「アクアジェット」を同時遺伝できるようになった。
「れいとうパンチ」を絡めた同時遺伝はできないが、教え技で改善されている。
第6世代からはメスからも遺伝する事が出来るようになった為問題ではなくなった。
隠れ特性は「ちからずく」。
長らく解禁されなかったが、2015年2月末にポケモンバンクからのプレゼントとして漸く配信された。
オーダイルは「たきのぼり」や「アクアブレイク」、「れいとうパンチ」等、物理関連の追加効果持ちの技の習得には恵まれている為、十分特性を活かす事が出来る。
しかし実はちからずくが乗ってやっとギャラドスやマリルリと同程度の物理火力なのが難儀。
加えて特性の都合上追加効果は期待できないので、使い勝手では下回ってしまう。積み技の採用は必須である。
あとはいのちのたまの反動を受けず使用できるという点も差別化できる要素か。
その為低いわけでは無い特攻を活かし、特殊型にしてしまうのも一つの手である。
この場合は「ねっとう」や「れいとうビーム」等が主軸となる。サブがやや少なくなる難点はあるが技範囲は上手くカバーできている為問題はないだろう。
ちなみに特攻特化+いのちのたま+「きあいだま」でHP極振りのメガガルーラが乱数で吹っ飛ぶ。実はこれは特攻特化のメガカメックスの「はどうだん」ですら出来ない事である。
勿論、両刀にしても問題ない。
特に「ほえる」や「ちょうはつ」のせいで積み技を使い辛い時の奇襲になる点は大きい。
特性のお陰で無振りでもそれなりの火力が出せるのは利点である。
ちなみにちからずく特性の個体は入手も比較的容易な方で、バーチャルコンソール版の第二世代ポケモンからポケムーバーで送れば、比較的手軽にちからずく持ちのワニノコ系統が手に入る。
最終進化形への進化の早さや乱数調整が事実上存在しないことから、ポケモンスタジアム金銀の3倍速機能を使った金・銀のRTAでは主流チャートに使われる。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴールド:金銀男主人公※1
- ヒビキ:HGSS男主人公※1
- クリス:クリスタル女主人公※1※2
- コトネ:HGSS女主人公※1
- シルバー:金銀クHGSSライバル※3
- ヒカル:トレーナーハウスのエリートトレーナー
- ワタル:セキエイリーグチャンピオン※4
- レッド:ポケモントレーナー※4
※1 ワニノコを選んで進化させた場合
※2 ポケモンマスターズではバディー
※3 金銀クHGSS主人公がヒノアラシを選んだ場合
※4 ポケモンスタジアム金銀で使用。
アニメ版
- マリナ
- ライデン
- タケシ※トライアスロン
マンガ版
番外作品
『ポケモンGO』
攻撃の種族値がみずタイプの中でもトップクラス。
最大CP値ではさすがにシャワーズには及ばないものの、アタッカーとして使う分には文句なしの性能である。
ただし、ワニノコからの二段階進化を必要とする関係上、アメの数も125個とかなりの数を必要とする。さらにせっかく進化させてもわざにあくタイプやこおりタイプのわざが混じってしまうことがあり、こうなると性能がガタ落ちしてしまう。わざマシンが余っているなら使ってしまうのも手。
2019年1月13日にはコミュニティ・デイが実施され、「ハイドロカノン」を獲得。通常技「たきのぼり」と合わせればカイオーガばりの大火力を実現することも可能。
『ポケパークWii』
ビーチゾーンに登場。友達のギャラドスがゾーンマスターのエンペルトがいない事を良いことにビーチゾーンのマスターを自称し始めた事で島を繋ぐ橋を壊す程の喧嘩をしてしまう。
自分が行くとまた喧嘩になってしまう為、主人公のピカチュウにギャラドスを止める事を頼む。
アトラクション『ギャラドスのマリンスライダー』攻略しギャラドスを止めた後はピカチュウにお礼をし、道を塞いでいた大岩を破壊してくれる。
ちからくらべで勝てばともだちになってくれる。
『ポケモンレンジャー光の軌跡』
過去篇の難所の1つ。大きな水溜まりを出してキャプチャを妨害し、気持ちゲージの高速回復によって時間切れを狙ってくる。一番は動きを止めることだが、弱点であるくさ・でんきにその効果を持つアシストポケモンが皆無。このため足止めの隙に手数で勝負せざるを得ず、苦戦を強いられる。
もしくは対策としてヘロヘロ(一定時間気持ちゲージの回復を止める)効果を付加することが可能で、弱点は突きづらいものの扱いやすいゴルバット、クロバットを用いるのも手である。
『ポケモンマスターズ』
クリスのバディとして登場。
命中不安定で高火力の「メガトンキック」をみずタイプの技に変えて振り回す。クリスのスキルで必中になるが回数が限られるので、使うタイミングがカギ。
『Newポケモンスナップ』
2021年8月4日のアップデートによってヨーヨーリバーに出現するようになり、晴れて第二世代の御三家の最終進化系が全て登場することとなった。
川の中を悠々と泳いで時折顔を見せる他、条件を満たすといきなり上から飛び込んでくることも。
凶暴そうなイメージがあるが、ヌオーと仲良く眠る姿も確認できる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- マリナのワニワニ
- DPでオーダイルに進化している。
- ライデンのオーダイル
- 無印194話でポケモン相撲道場で親方をやっているライデンのパートナーとして登場。サトシのカビゴンと決勝戦でぶつかり、カビゴンの技を交わしながら隙をついて押し出そうとするもカビゴンに耐え抜かれてしまい、腹に押しのけられ一気に場外まで押し出されて敗北した。
- 無印217話
- うずまきカップの優勝者のポケモンとして登場。
- 無印266話
- モブで登場。
- AG15話
- ポセモントレーナーズスクールでバクフーンとバトルしていた。
- AG174話
- ポケモンコンテストに参加していた。
- DP91話
- サマースクールのトライアスロン・湖の競技でタケシが使用。
- DP158話
- ジバコイルに轢き逃げされた。
- サイドストーリー2「カスミ!ブルーバッジをゲットせよ!」
- ポケモンヒルズのオーダイル
- 『神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒』ではポケモンヒルズのリーダー格として登場。ミュウツー、ゲノセクトたちに次ぐ、この作品トップクラスのメインキャラともいえる大活躍を果たす。
- 住処である「ポケモンヒルズ」を荒らすゲノセクトたちを相手、小さなポケモンたちが避難する中ペルシアンやヘルガーなどの他のポケモンを率いてゲノセクトから住処と仲間を守るため奮戦。戦いの中、特に幼い個体のゲノセクトがヒルズの火災を止めるためにサトシのミジュマルと共に立ち向かった姿から、サトシたちに助力。自分たちの住処を荒らしたリーダー格である赤いゲノセクトに対しても、その救助に尽力した。ヒルズ側の視点主として活躍したその姿はまさしく準主役級といってよく、「オーダイル覚醒」とさえ言われるほどであった。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
シルバーのオーダイル
- 性別はオス・特性げきりゅう。
- ウツギ研究所から盗み出してパートナーとした。
- 復讐心のみで行動していた当時のシルバーに影響されたのか、盗まれてすぐに同じ研究所のバクたろう(ヒノアラシ)と戦っている。
- マダツボミの塔でゴールドとのバトル中にアリゲイツに進化し、ルギア戦でゴールドのバクたろう・クリスタルのメガぴょんと共に最終進化し、巨体で押し潰そうとしてきたルギアを押し返す事に成功。
- ワニノコ時代はなつき度が低いのを逆に利用しなつき度が低いほど威力が高くなる「やつあたり」で相手を蹴散らしていたが、数々の冒険をシルバーと共にしてきた事で強い信頼関係が結ばれた事で、なつき度が高い程威力が上がる「おんがえし」に昇華しイツキのネイティオをノックアウトした。
- 第6章で石化したシルバーが元に戻った後に瞬時に究極技を覚え、ブルーのカメちゃん(カメックス)・ルビーのZUZU(ラグラージ)と共に「水の究極技」"ハイドロカノン"を放った。
- キワメのオーダイル
- 5章では究極技の伝承者・キワメのポケモンとしても登場。
『ジョウの大冒険』
単行本のオマケでジョウのワニノコが最終進化した。
『トライアドベンチャー』
第1巻13話にメガニウム・バクフーンと共に登場。
アルセウスに関わる砂漠の都市ラカラへ通じる道を示す柱の守護者。カツヤ達の前に立ちはだかり、カツヤのナナエ(ナエトル)とバトルする。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS
ポケモン一覧 ポケモン御三家 みずタイプ
0159.アリゲイツ→0160.オーダイル→0161.オタチ
ジョウト御三家・最終進化
くさタイプ | メガニウム |
ほのおタイプ | バクフーン |
みずタイプ | オーダイル |
水御三家・最終形態
ポケモン | 該当地方 |
---|---|
カメックス | カントー御三家 |
オーダイル | ジョウト御三家 |
ラグラージ | ホウエン御三家 |
エンペルト | シンオウ御三家 |
ダイケンキ(ヒスイダイケンキ) | イッシュ御三家(ヒスイ御三家) |
ゲッコウガ | カロス御三家 |
アシレーヌ | アローラ御三家 |
インテレオン | ガラル御三家 |
ウェーニバル | パルデア御三家 |
同みず単タイプ
- ゼニガメ/カメール/カメックス(メガカメックス/キョダイマックスカメックス) コダック/ゴルダック ニョロモ/ニョロゾ/ニョロトノ パウワウ シェルダー クラブ/キングラー(キョダイマックスキングラー) タッツー/シードラ トサキント/アズマオウ ヒトデマン コイキング シャワーズ
- テッポウオ/オクタン スイクン
- ミズゴロウ ホエルコ/ホエルオー ヘイガニ ヒンバス/ミロカロス ポワルン(あまみずのすがた) パールル/ハンテール/サクラビス ラブカス カイオーガ/ゲンシカイオーガ
- ポッチャマ/ポッタイシ ブイゼル/フローゼル カラナクシ ケイコウオ/ネオラント フィオネ マナフィ アルセウス(しずくプレート)
- ミジュマル/フタチマル/ダイケンキ ヒヤップ/ヒヤッキー オタマロ バスラオ ママンボウ
- ケロマツ/ゲコガシラ ウデッポウ/ブロスター
- アシマリ/オシャマリ ヨワシ(たんどくのすがた/むれたすがた) ナマコブシ シルヴァディ(ウォーターメモリ)
- メッソン/ジメレオン/インテレオン(キョダイマックスインテレオン) カムカメ サシカマス/カマスジョー
- クワッス/ウェルカモ ウミディグダ/ウミトリオ ナミイルカ/イルカマン(ナイーブフォルム/マイティフォルム) ヘイラッシャ