基礎データ
全国図鑑 | No.0160 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.009 |
ブルーベリー図鑑 | No.181 |
ローマ字表記 | Ordile |
分類 | おおあごポケモン |
タイプ | みず |
高さ | 2.3m |
重さ | 88.8kg |
性別比率 | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | げきりゅう |
隠れ特性 | ちからずく |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | オーダイル | 大+クロコダイル(英語で鰐) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Feraligatr | feral(野生の・野蛮な)+alligator(ワニ) |
ドイツ語 | Impergator | Imperator(皇帝)+Alligator(ワニ) |
フランス語 | Aligatueur | alligator(ワニ)+tueur(人殺し・殺し屋) |
韓国語 | 장크로다일 | 장(jang、長)+claw(英語で爪)+Crocodile(英語でワニ) |
中国語(簡体字) | 大力鳄 | 大力(dàlì、力強い)+鳄魚(èyú、ワニ) |
中国語(繁体字) | 大力鱷 | 大力(dàlì、力強い)+鱷魚(èyú、ワニ) |
ヒンズー語 | फेरलिगटर | 英語名の音写 |
ロシア語 | Фералигатр | 英語名の音写 |
タイ語 | ออไดล์ | 日本語名の音写 |
進化
ワニノコ → アリゲイツ(Lv.18) → オーダイル(Lv.30)
概要
第2世代『ポケットモンスター金・銀』に初登場した、ワニノコの最終進化系。
進化したことでより全体的に大型化し、頭にあるトサカや背中の背ビレはより大きくなった。眼光も鋭く筋肉質になってしまったため可愛い面影は最早ないが、その容姿のかっこよさから人気は高い。
生態も現実のワニそのもので、大きく発達したアゴで相手に噛み付き、首を振って相手をズタズタにしてしまう。時にはその大口を開けて相手を威嚇したりもする。
基本的に淡水域の水中で生活しており、地上では大きな体を支えるのが辛いので四つん這いで歩行する(ただし、「HGSS」・「BDSP」の連れ歩きでは二足歩行をしている)。
地上・水中共に普段はゆっくりとした動きであるが、獲物を捉えると強靭な後ろ脚で地面を蹴って、目にも止まらぬスピードで突進して喰らい付く。
名前の由来は恐らく「大 or 王+クロコダイル」から。
英語名はかなり無理矢理な感じとなっているが、これは、金・銀当時ポケモンの英語名が10文字以内に収まるようにしていたため。
もしXYで初登場ならば、「Feraligator」となっていたかもしれない。
ゲーム上での特徴
- 入手に関してはワニノコも参照。
- Lv.30で最終進化と、パートナーポケモンの中で最も早い進化である。
- 『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』で主人公がヒノアラシを選んだ場合、ライバルのワニノコがオーダイルへと最終進化する。
- トキワシティのトレーナーハウスにいるヒカルが、他2匹と共に使用してくる。
性能
種族値
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
85 | 105 | 100 | 79 | 83 | 78 | 530 |
大変バランスが取れたステータスの持ち主で、ステータス的には歴代の水御三家の中でも優秀。同じく最初に選ぶことが出来るバクフーンと共に選ばれることが多いポケモンである。
- その中でも特に「こうげき」「ぼうぎょ」が優れており、物理耐久だけならカメックスも上回る。とはいえ「とくこう」「とくぼう」も特殊技を使いこなす程度には備わっており、無理をすれば両刀も可能。なお、素早さはカメックスと同値(78)で水御三家同率2位。ただ激戦区である80族に微妙に足りてないのが気に掛かるところ。ちなみに種族値はカメックスの「HP」と「とくこう」及び「こうげき」と「とくぼう」を入替えたものとなっている。
- 役割的にギャラドスと被ってしまうが、こちらはひこうがない分4倍弱点がない、「ステルスロック」を受けた際のダメージが少ないというメリットがある。とはいえ、ギャラドスは優秀な特性を有する上メガシンカも体得し、さらにマリルリという強豪もいるため、どうしても水物理アタッカーとして劣りがちな部分はある。曲がりなりにもそれなりにある特攻79も上手く活かして差別化するのも手であろう。
- 『BW』からミニリュウ系列から「りゅうのまい」と「アクアジェット」を同時遺伝出来る様になった。「れいとうパンチ」を絡めた同時遺伝は出来ないが、教え技で改善されている。第6世代からは♀からも遺伝するころが出来るようになったため問題ではなくなった。
- 隠れ特性は「ちからずく」。長らく解禁されなかったが、2015年2月末に「ポケモンバンク」からのプレゼントとして漸く配信された。オーダイルは「たきのぼり」や「アクアブレイク」「れいとうパンチ」等、物理関連追加効果持ち技習得には恵まれているため、十分特性を活かすことが可能。
- しかし、実は「ちからずく」が乗ってやっとギャラドスやマリルリと同程度の物理火力なのが難儀。加えて特性の都合上追加効果は期待出来ないので、使い勝手では下回ってしまう。積み技採用は必須である。後は「いのちのたま」の反動を受けず使用出来るという点も差別化出来る要素か。
- そのため低い訳ではない特攻を活かし、特殊型としてしまうのも1つの手である。この場合は「ねっとう」や「れいとうビーム」等が主軸となる。サブがやや少なくなる難点はあるが技範囲は上手くカバー出来ているため問題はないであろう。ちなみに「とくこう」特化+「いのちのたま」+「きあいだま」でHP極振りのあの最強母ちゃんが乱数で吹っ飛ぶ。実はこれは「とくこう」特化メガカメックスの「はどうだん」ですら出来ないことである。
- ちなみに「ちからずく」個体は入手も比較的容易な方で、VC版の第2世代ポケモンからポケムーバーで送れば、比較的手軽に「ちからずく」持ちのワニノコ系統が手に入る。
- 2024年11月1日〜4日、及び11月8日〜11日、『最強のオーダイル』の期間限定テラレイドバトルが開催された。性格は「いじっぱり」、特性は「ちからずく」、テラスタイプは「あくテラス」。
- 最終進化形への進化の早さや乱数調整が事実上存在しないことから、ポケモンスタジアム金銀の3倍速機能を用いた金・銀のRTAでは主流チャートに使われる。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴールド:金銀男主人公※1
- ヒビキ:HGSS男主人公※1
- クリス:クリスタル女主人公※1・2
- コトネ:HGSS女主人公※1
- シルバー:金銀クHGSSライバル※3
- ヒカル:トレーナーハウスのエリートトレーナー
- ワタル:セキエイリーグチャンピオン※4
- レッド:ポケモントレーナー※4
- ハイダイ:ジムリーダー(パルデア)
- ブルーアイ:ポケモンナッパーズ青のリーダー(ポケモンレンジャー光の軌跡)
※1:ワニノコを選んで進化させた場合
※2:ポケモンマスターズではバディー
※3:金銀クHGSS主人公がヒノアラシを選択した場合
※4:ポケモンスタジアム金銀で使用。
アニメ版
- マリナ
- ライデン
- タケシ※トライアスロン
マンガ版
番外作品
ポケモンGO
「こうげき」種族値がみずタイプ中トップクラス。最大CP値では流石にシャワーズには及ばないものの、アタッカーとして使う分には文句なしの性能である。
ただし、ワニノコからの2段階進化を必要とする関係上、アメの数も125個とかなりの数を必要とする。さらに折角進化させても技にあくやこおりが混じってしまうことがあり、こうなると性能がガタ落ちしてしまう。わざマシンが余っているなら使ってしまうのも手だが、現在は技開放して2つ目のゲージ技を覚えさせることもできるためサブウェポンにあくやこおり技を覚えさせるというのも十分あり。もっとも、トレーナーバトルでは技開放は大前提だが。
2019年1月13日にはコミュニティ・デイが実施され、「ハイドロカノン」を獲得。通常技「たきのぼり」と合わせればカイオーガ並みの大火力を実現することも可能。
長年カイオーガなどの強力な水アタッカー代役としてしか活躍していなかったが、「シャドークロー」というトレーナーバトルにおける最強クラスの技を手に入れる。「シャドークロー」からの高回転「ハイドロカノン」とドラゴン・くさ対策「れいとうビーム」やブルンゲルやクレセリア対策「かみくだく」などの範囲が広いサブウェポンにより、特にハイパーリーグで環境トップとなった。
ポケモンマスターズ
クリス&オーダイル
みずタイプアタッカー
クリスのバディであるワニノコをバディーズエピソードで最終進化させることが可能。命中不安定で高火力の「メガトンキック」をみずタイプの技に変えて振り回す。クリスのスキルで必中となるが回数が限られるので、使うタイミングがカギ。ちなみにこちらの個体は♀️。
技
たきのぼり |
---|
20%の確率で相手をひるみ状態とする |
プラスパワー |
自分の「こうげき」を2段階上げる |
メガトンキック |
追加効果なし(パッシブスキル「みずチェンジ」によりノーマルからみず技に変化している) |
もっと飛ばすわよ |
自分の「すばやさ」を2段階上げる。自分を次回必中状態+次回急所状態とする |
バディーズ技
清き心に導かれしアクアテール |
---|
みずタイプの物理バディーズ技 |
パッシブスキル
無傷登場時こらえる |
---|
HPが満タンで登場した時に自分をこらえる状態とする |
みずチェンジ |
ノーマル技がみず技となる |
シルバー&オーダイル
トレーナーズサロンでシルバーの親密度をLv.100にすると解禁。ヒビキのバディがヒノアラシであることから、この世界線ではワニノコをパートナーとしたのであろう。ちなみにこちらは♂️。
こちらはクリスと異なり、命中安定で妨害戦術に長けたテクニカルとなっている。
技
たきのぼり |
---|
20%の確率で相手をひるみ状態とする |
れいとうパンチ |
10%の確率で相手をこおり状態とする |
アクアブレイク |
20%の確率で相手の「ぼうぎょ」を1段階下げる |
教えてやるよ |
自分の「こうげき」を4段階+「すばやさ」を2段階+急所率を1段階上げる |
バディーズ技
孤高の意地が渦巻くウォーターインパクト |
---|
相手の「ぼうぎょ」が下がっている程威力が上がる |
パッシブスキル
妨害確率上昇1 |
---|
技追加効果でひるみ・こんらん・バインド態とする際の成功率を上げる |
異常確率上昇2 |
技追加効果で状態異常とする際の成功率を上げる |
ダウン確率上昇3 |
技の追加効果で能力値を下げる際の成功率を上げる |
ポケパークWii
ビーチゾーンに登場。友達のギャラドスがゾーンマスターのエンペルトがいないことを良いことにビーチゾーンマスターを自称し始めたことで島を繋ぐ橋を破壊する程の喧嘩をしてしまう。自分が行くとまた喧嘩となってしまうため、主人公・ピカチュウにギャラドスを止めることを頼む。アトラクション『ギャラドスのマリンスライダー』を攻略しギャラドスを止めた後はピカチュウにお礼をし、道を塞いでいた大岩を破壊してくれる。力比べで勝てば友達となってくれる。
ポケモンレンジャー光の軌跡
過去編の難所の1つ。大きな水溜まりを出してキャプチャを妨害し、気持ちゲージ高速回復によって時間切れを狙って来る。1番は動きを止めることであるが、弱点であるくさ・でんきにその効果を持つアシストポケモンが皆無。このため足止めの隙に手数で勝負せざるを得ず、苦戦を強いられる。
若しくは対策としてヘロヘロ(一定時間気持ちゲージ回復を止める)効果を付加することが可能で、弱点は突き辛いものの扱いやすいゴルバット・クロバットを用いるのも手である。
現代編ではブルーアイが操る個体をキャプチャすると、牙の様な形のレンジャーサインで呼出してポケアシスト要員として活躍させることも出来、水の柱を吹き出すオーダイルインパクトで援護してくれる。
Newポケモンスナップ
2021年8月4日のアプデによってヨーヨーリバーに出現する様になり、晴れて第2世代御三家最終進化系が全て登場することとなった。
川の中を悠々と泳いで時折顔を見せる他、条件を満たすといきなり上から飛び込んで来ることも。凶暴そうなイメージがあるが、ヌオーと仲良く眠る姿も確認出来る。
ポケとる
イベントステージで登場。初期配置はバリアがアルファベットのWの形に配置されており、これをどうにかしない限りは攻略は困難になると思われる。その後は3ターン周期でハリマロン。ピチュー、アリゲイツを各2匹ずつ斜めに召喚してくる。これら全てに対処しながらダメージを与えていくのは育成状況によってはかなり厳しいので、ねむらせるやこおらせるなどの状態異常でオジャマの発生を止めるなどして攻略するのが良いだろう。
スキルはデフォルトでまひさせる(2ターンオジャマストップ)、スキルチェンジでバリアはじき(バリアを2個消してさらにダメージアップ)。最大まで育成すると攻撃力が140となるので(ポケとる中の全ポケモンの最大攻撃力でも3番目に高い)その高火力を活かせるバリアはじきへのスキルチェンジをお勧めしたい(スキルレベル最大で8倍、タイプ相性抜群補正で16倍なので、レベル・スキルレベル共に最大まで育成した場合バリアはじき発動で最低でも2240ダメージを与えられる)。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- マリナのワニワニ
- DPでオーダイルへ進化している。
- ライデンのオーダイル
- 無印194話『オーダイルvsカメックス!すもうバトル!!』にて、ポケモン相撲道場で親方を務めているライデンのパートナーとして登場。相撲大会第一試合にて不正がばれたロケット団が腹いせに会場のポケモン達を強奪しようとした際、「ハイドロポンプ」であっさり撃退した。試合ではオーダイルと体重差が大きく開いていた対戦相手のゴローニャに対し、力を抜いてよろめいた所を拳で地面へ叩き付けて初戦を突破した。決勝戦でサトシのカビゴンとぶつかり、カビゴンの技を避けながら隙を突いて押し出そうとするもカビゴンに耐え抜かれてしまう。続いて1本背負いで勝負を決めようとするが、これも持ち堪えられ、その際の着地の衝撃でよろめいた所を、カビゴンの押し出しで場外となり、敗北した。
- 無印217話
- うずまきカップ優勝者のポケモンとして登場。
- 無印266話
- モブで登場。
- AG15話
- ポセモントレーナーズスクールでバクフーンとバトルをしていた。
- AG174話
- ポケモンコンテストに参加していた。
- DP91話
- サマースクールのトライアスロン・湖の競技でタケシが使用。
- DP158話
- ジバコイルに轢き逃げされた。
- DP169話
- レンジャーサインで召喚された個体が登場。
- サイドストーリー2「カスミ!ブルーバッジをゲットせよ!」
- ポケモンヒルズのオーダイル
- 『神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒』ではポケモンヒルズのリーダー格として登場。ミュウツー、ゲノセクト達に次ぐ、この作品トップクラスのメインキャラともいえる大活躍を果たす。
- 住処である「ポケモンヒルズ」を荒らすゲノセクト達を相手、小さなポケモン達が避難する中ペルシアンやヘルガーなど他ポケモンを率いてゲノセクトから住処と仲間を守るため奮戦。戦いの中、特に幼い個体のゲノセクトがヒルズの火災を止めるためにサトシのミジュマルと共に立ち向かった姿から、サトシ達に助力。自分達の住処を荒らしたリーダー格である赤いゲノセクトに対しても、その救助に尽力した。ヒルズ側の視点主として活躍したその姿はまさしく準主役級といって良く、「オーダイル覚醒」とさえ呼ばれる程であった。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- シルバーのオーダイル
- 性別:♂️・特性:げきりゅう
- 性格:冷静・個性:抜け目がない
- 姉貴分であるブルーのカメちゃん(ゼニガメ)同様にウツギ研究所から盗み出され、パートナーとなった。
- 仮面の男への復讐心のみで行動していた当時のシルバーに影響されたのか、盗まれてすぐに同じ研究所のバクたろう(ヒノアラシ)と戦っている。
- マダツボミの塔でゴールドとのバトル中にアリゲイツに進化し、ルギア戦でゴールドのバクたろう・クリスタルのメガぴょんと共に最終進化し、巨体で押し潰そうとしてきたルギアを押し返すことに成功。
- ワニノコ時代はなつき度が低いのを逆に利用しなつき度が低い程威力が高くなる「やつあたり」で相手を蹴散らしていたが、数々の冒険をシルバーと共にして来たことで強い信頼関係が結ばれたことで、なつき度が高い程威力が上がる「おんがえし」に昇華しイツキのネイティオをノックアウトした。
- 第6章で石化したシルバーが元に戻った後に瞬時に究極技を覚え、ブルーのカメちゃん(カメックス)・ルビーのZUZU(ラグラージ)と共に「水の究極技」"ハイドロカノン"を放った。
- 5章:究極技の伝承者・キワメのポケモンとしても登場。究極技を放つ際の掛け声は「バシャッとはじけ!!水勢の力!!」
『ジョウの大冒険』
- 単行本のオマケでジョウのワニノコが最終進化した。
『トライアドベンチャー』
- 第1巻13話にメガニウム・バクフーンと共に登場。アルセウスに関わる砂漠の都市ラカラへ通じる道を示す柱の守護者。カツヤ達の前に立ちはだかり、カツヤのナナエ(ナエトル)とバトルする。
関連イラスト
関連タグ
0159.アリゲイツ→0160.オーダイル→0161.オタチ
ジョウト御三家・最終進化
水御三家・最終形態
ポケモン | 該当地方 |
---|---|
カメックス | カントー御三家 |
オーダイル | ジョウト御三家 |
ラグラージ | ホウエン御三家 |
エンペルト | シンオウ御三家 |
ダイケンキ(ヒスイダイケンキ) | イッシュ御三家(ヒスイ御三家) |
ゲッコウガ | カロス御三家 |
アシレーヌ | アローラ御三家 |
インテレオン | ガラル御三家 |
ウェーニバル | パルデア御三家 |