データ
概要
初代から存在する、「ひっかく」のほぼ上位互換技。
鋭い爪や刃で文字通り相手を切り裂いて攻撃する。
クレセリアが取得するが、あの頭で切り裂いているのであろうか……
イメージ通りカモネギもタイプ一致で使える。そしてやっぱりダグトリオも覚える。
威力は70と控え目。
しかし、初代では急所発生率が「すばやさ」に依存していたため、「すばやさ」種族値が一定値以上あるポケモンが使えば必ず急所に当たり実質威力140というとんでもない技で、毎ターン使える疑似「はかいこうせん」(しかもPP20)とまで称された程のぶっ壊れ性能を誇っていた。
しかも、「すばやさ」種族値64以上で確定急所となるため、サンドパン等の余り素早くないポケモンでもこの強さを発揮出来た。
この頃のリザードンの定番技でもある。
それでも対戦では、威力150の「はかいこうせん」の存在から余り採用されることはなかった(当時は「はかいこうせん」で相手を瀕死とした場合、反動のデメリットがなくなるため)。
ポケモンスタジアム2で「はかいこうせん」が弱体化してからは、安定性と追加効果が期待できる「のしかかり」と共に使われる様になった。タイプ一致でこの技を扱えるペルシアン採用率が上がるなど、環境にも少なからず影響を与えた。
第2世代では「はかいこうせん」が大幅弱体化しこの技が主力になると思われていたが急所仕様が変更されてしまった上に、同世代では安定した「おんがえし」登場と「すてみタックル」強化で存在感が薄くなってしまった。
ただし、シナリオ技としては相変わらず有用な技の1つであり、「ひっかく」の2倍近い威力があることから他タイプであっても他技を覚えるまでの繋ぎでこの技を覚えさせることも少なくはなく、逆に野生ポケモンがこの技を使って来て急所に当てられたのなら脅威であるのはいうまでもない。
第4世代では「つじぎり」や「サイコカッター」等々マイナーチェンジ版が登場。タイプ以外はこの技と性能がほぼ同じであるほか、技イメージも爪や斬撃で揃えられているため習得ポケモンは大抵これらの習得前の繋ぎに本技も覚える。
第6世代では急所倍率が2倍から1.5倍に下げられ、急所に当てても威力105相当に弱体化し最大威力の「おんがえし」と大差ない威力になった。
第8世代以降はおんがえしは廃止となったものの威力や追加効果の関係上、「すてみタックル」や「のしかかり」に押されているのが現実。
ただし特性「きょううん」や「ピントレンズ」を活かして急所を狙う戦法で使われる事はある。
第9世代では新特性「きれあじ」の対象技となり、威力1.5倍で放つことが可能となった。……が、「きれあじ」持ちにノーマルポケモンはおらず、しかも各々が一致するタイプ違い版「きりさく」を覚えてしまう。
一応これらのポケモンにピントレンズを持たせてノーマルテラスを切るなら最適解になり得るが、当然活躍出来る状況は大幅に限定される。
ポケカでは
低火力・追加効果なしのダメージ技として存在。
序盤の補助技や「わるあがき」の意味合いが強いか(反動はない)。