基礎データ
全国図鑑 | No.0222 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.171 |
ホウエン図鑑 | No.180 |
イッシュ図鑑 | No.237 |
コーストカロス図鑑 | No.146 |
アローラ図鑑 | No.135 |
ガラル図鑑 | No.236 |
ローマ字表記 | Sunnygo |
分類 | さんごポケモン |
タイプ | みず / いわ |
高さ | 0.6m |
重さ | 5.0kg |
性別比率 | 25%♂・75%♀ |
特性 | しぜんかいふく/はりきり |
隠れ特性 | さいせいりょく |
タマゴグループ | すいちゅう1/すいちゅう3 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | サニーゴ | sunny(英語で晴天の)+サンゴ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Corsola | coral(サンゴ)+solar(太陽の) |
ドイツ語 | Corasonn | Koralle(サンゴ)+Sonne(太陽) |
フランス語 | Corsola | corail(サンゴ)+rayon(光線) |
韓国語 | 코산호 | Coral(英語でサンゴ)+산호(sanho、サンゴ) |
中国語(簡体字) | 太阳珊瑚 | 太阳(tàiyáng、太陽)+珊瑚(shānhú、サンゴ) |
中国語(繁体字) | 太陽珊瑚 | 太陽(tàiyáng)+珊瑚(shānhú、サンゴ) |
ヘブライ語 | קורסולה | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | करसोला | 英語名の音写 |
ロシア語 | Корсола | 英語名の音写 |
タイ語 | ซันนีโก | 日本語名の音写 |
リージョンフォーム
『剣盾』より登場する、ガラル地方特有の生態を有するサニーゴのガラルのすがた。
現地の環境に適応して姿を変えた他のリージョンフォームとは、少々事情が異なる存在であり、原種にはなかった進化を遂げる。
概要
『金・銀』(第2世代)より登場したポケモンで、分類通りの珊瑚、特にピンク色のエダサンゴをモチーフとしている。
南の綺麗な暖かい海に生息しており、水温が下がると南下する。そうして集まったサニーゴ達が珊瑚礁を形成し、小さなポケモン達の隠れ家となることもあるらしい。
事実『NEWポケモンスナップ』ではラブカスが枝の間に挟まって寝る姿が確認されている。
気に入った環境に落ち着くとその場から移動しなくなるのか、南の国ではサニーゴの集団上で住居を構えて暮らす人々もいる様で、実際にホウエン地方「キナギタウン」はサニーゴの群れの上に作られている。
本来寒い地域である樺太がモデルの230番水道にも出現するが、彼ら基準ではまだ暖かい海域ということなのであろう。
頭のサンゴの角は割と簡単に折れるが、どんどんと育っては生え換わり、1 - 3日程で元通りに生え揃うため本人達は気にしていない。天敵に襲われれば自切も行う。
綺麗な水の養分を取込んだそれらは、太陽の光を浴びると七色にキラキラ輝きとても綺麗で、宝物として人気が高く、安産のお守りとする風習もあるという。
特にアローラ地方に暮らすサニーゴは、栄養豊富な海のお陰で体色がとても鮮やかで濃く、砂浜などに折れ落ちた角は装飾品に加工されて売られている。
ちなみに、このツノは『出動!ポケモン救助隊ガンバルズ!』で投擲武器として登場している(ゲーム版の鉄のトゲや銀のハリに相当する)。
その一方、現地にはサニーゴを好んで貪り食うヒドイデ・ドヒドイデという天敵中の天敵たるポケモンも生息しており、アローラでは繁殖して数が増え過ぎたラプラスに代わりこちらが絶滅危惧種となってしまった。
そのためエーテル財団保護対象にも入っており、『SM』ストーリーをある程度進めると、その天敵によって傷付いたサニーゴのイベントが発生する。
また逆に海が汚れると、美しいサンゴの枝は色がくすみボロボロとなってしまう。現実のサンゴ同様、枝からも栄養を取っているため、汚れた海では生きられない。
バトルで活躍するポテンシャルには乏しいが、その可愛らしい姿やデリケートな生態から、現在に至るまで一定の人気を保っているポケモンである。
名前の由来は恐らく「サニー(晴れ)+サンゴ」で、それらに「アミーゴ」を掛けている可能性もある。
色違い
色違いはピンクの体色が青色となる。
ゲームでの特徴
- 暖かい海に棲む筈だが、どう見ても水温が低そうなシンオウ地方にも生息している。比較的温暖な230ばんすいどうであるためであろうか…。『BDSP』では地下大洞窟に出現する。
- なお、ヒスイ時代である『LEGENDSアルセウス』には出現しない。そもそもファイトエリアがまだ火吹き島で形成されていないのも関係するであろうか?
性能
世代 | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代以前 | 55 | 55 | 85 | 65 | 85 | 35 | 380 |
第7世代以降 | 65 | 55 | 95 | 65 | 95 | 35 | 410 |
- ただ、「ぼうぎょ」・「とくぼう」種族値はやや高いが、他は総じてかなり低い。幸い、技は豊富である。いや、些か豊富過ぎるといっても過言ではない。
- 変化技は四天候全て、オーロラベール以外の壁技全て、積み技に「てっぺき(バリアー)」「ドわすれ」「ロックカット」、回復技に「アクアリング」「ねをはる」「じこさいせい」「リフレッシュ」
- Etc.……本当に能力が低いことが悔やまれるくらい豊富にある。
- 特性「はりきり」時の「こうげき」の高さは中々なので、そこを軸に戦いたいが、主力技命中率は悉く下がってしまい、可愛い見た目と反してかなりリスキーな運用が求められる。
- 基本的には、上記の運に左右される方法を除き、特殊アタッカーにぶつけて「ミラーコート」で反撃する王道スタイルがある。その場合相手がこの戦法に乗ってこなければ、「だいばくはつ」で相手もろとも強制退場を狙う。
- 「はりきり」+「だいばくはつ」という芸当ができる唯一のポケモンで、特性「はりきり」での「だいばくはつ」は元々低い「こうげき」ではあるが、それでもある程度のポケモンは落とすことができる。
- 上記の方法を封印する場合は、物理技としては「ストーンエッジ」か「ロックブラスト」を軸に、「じしん」「がむしゃら」「ふいうち」など。上手くすれば耐えてからの「がむしゃら」→「ふいうち」コンボが可能。次ターンに「だいばくはつ」で去る。
- 補助技「めいそう」を積めばある程度の火力の底上げは可能。あくまである程度であるが。
- その他にも、「リフレクター」や「ひかりのかべ」の壁張りや、「ロックカット」を使えば「すばやさ」種族値120ポケモンをギリギリ抜かすことが出来る。
第5世代
- 隠れ特性「さいせいりょく」が追加。これは図鑑説明に準拠している形であるが、実際は戻している余裕などない。寧ろ仕様変更で弱体化した「だいばくはつ」によって死活問題となっている。その代わりタマゴ技として「もろはのずつき」を習得した……がこれで代償になるのかどうか。
第7世代
- 「HP」「ぼうぎょ」「とくぼう」種族値がそれぞれ+10されて65・95・95となった。これにより、多少は動きやすくなった。さらにこの世代から登場した新しい水物理技「アクアブレイク」を遺伝技で習得出来る様になった。意外にも水物理技を習得するのはこれが初めてである。
- ウルトラサンムーンでは教え技で「じだんだ」「じごくづき」といった物理技を新規習得。これらの技の実用性はともかく、上記の「アクアブレイク」も教え技として追加されているので、過去作産個体にも物理水技を搭載することが可能となった。特にマークなしルールでは「ふいうち」との両立も可能となったことが大きく、サニーゴ使いには嬉しい追加要素である。
第8世代
優秀な遺伝技要員
- 前述した通り能力は低いサニーゴであるが、その反面非常に重宝されているポケモンでもある。覚える技が優秀なため、「ミラーコート」をヒンバスなどに、メノクラゲから「バリアー」をサニーゴ経由でパールル、ジーランスから「もろはのずつき」をサニーゴ経由でアーケンに遺伝させられるため、遺伝技要員として使われる。
- 誰が呼んだかわざマシン3215。
- ちなみに雌の方が出現しやすいので遺伝させる場合には注意が必要。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
番外作品
『ポケモンGO』
- 珊瑚ポケモンであるからか、日本国内で出現するのは種子島以南の南西諸島及び小笠原諸島のみとなっている。国内で特定地域にしか出現しないポケモンは初めてである。
- 世界的にも、北緯南緯31度より赤道寄りエリアでしか出現しない。国単位ではなく特定緯度限定で出現するポケモンはサニーゴが初めてとなる。
『ポケパークWii』
- ビーチゾーンがある橋でとおせんぼしているが、謎解きで3問連続正解すると通してくれる上に友達となってくれる。
『NEWポケモンスナップ』
- ビーチ(昼)・海上(昼)・海中(通常)・ビーチ(夜)のLv.1に出現する。海上(昼)では、ヒドイデに襲撃されるシーンが見られる。
アニポケ.シリーズ
第1シリーズ(無印)
【ジョウト編】
〈レギュラーの手持ち〉
CV:大谷育江
第213話から登場。詳細は当記事で。
〈ゲストなど〉
- ウツギ博士のサニーゴ
無印210話でウツギ博士がうずまき列島調査をしに来た時にゲット。ロケット団との戦いで落ちたサトシ達を助けている。ムサシのアーボックを「たいあたり」一撃で倒し、「トゲキャノン」でぶっ飛ばしている。
- 無印213話
おうがん島メギシティでサニーゴの巣の上に作った家に住んでいる家族がおり、アヤノ・ミカの父親はサニーゴの角を加工する仕事をしている。
しかし、ある日現れた他所のサニーゴがミカの個体達にスキンシップのつもりで「たいあたり」をしてくるためサニーゴ達が怯えて逃げ出してしまったことで巣の壁が脆くなり崩れ落ち家が流されてしまい、サトシ達もサニーゴ達を探す事に。
一応アニー、ウニー、カニー、ケニー、コニー、ハニー、ラニー、トニー、タニー…と名前はあるらしい。そしてカスミが例の他所から来たサニーゴと出会うが、その個体こそがカスミのサニーゴである。
第2シリーズ・アドバンスジェネレーション
【ホウエン編】
- 第15話:モブで登場。
- 第95話:ロの島の女性・ミドリのポケモンで登場しており、風邪を引いていたため、ポケセンがあるイの島に転送されている。
- 第110話:アダンのと思われるサニーゴが登場。
【バトルフロンティア編】
~第7シリーズ
- 第3シリーズ・ダイヤモンド&パール
- 161話
- 第5シリーズ・XY
- 22話
- 第6シリーズ・サン&ムーン
- 1話・2話・5話・6話・7話・12話・20話・22話・42話・48話・71話・129話
- 第7シリーズ
- 第31話:リズのポケモンで登場。
- その他:63話・88話
第8シリーズ
- 77話:銀幕スター・ギンジロウ主演の『海の男vsサメハダー』の台詞で登場。
漫画版
3章でヒワダの南の海底を潜水艇で進んでいたクリスタルとマチスの前に大群で出現し、潜水艇を海底に繋ぎ止めてしまう。しかし、クリスタルがサニーゴ達のリーダーを捕獲した事で脱出する事ができた。
ポケモンローカルActs
沖縄県宜野湾市にラブカスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
沖縄がモデルのサイユウシティ付近にサニーゴが出現する為と思われる。
余談
「サンゴ」と一言で呼んでもそこには多数の種類がいる。サニーゴの「サンゴ礁を形成する」「枝が脆く簡単に折れる」「枝は折れてもすぐに生えてくる」という性質はそのうちの「造礁サンゴ」のもので、「枝が宝石として使われる」というのは「宝石サンゴ」のもの。
ちなみにガラルサニーゴは…強いて言えば造礁サンゴに含まれるが、枝を持たない絶滅種がモチーフと目されている。サンゴ同様、サニーゴにも色々な種類がいるようだ。
サン・ムーンでは「うみみ…」と泣く個体が登場する。あるアイドルとは愛称やパーソナルカラーが一致するためか、しばしばネタにされる。「語彙力を失った海美推しサニーゴ」と呼ばれることも。
(→Pokem@s)
3月25日はサニーゴの日。
関連イラスト
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図鑑番号順
0221.イノムー→0222.サニーゴ(ガラルサニーゴ)→0223.テッポウオ
同複合タイプ
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