ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0952
パルデア図鑑No.251
ローマ字表記Scovillain
ぶんるいハバネロポケモン
タイプくさ/ほのお
たかさ0.9m
おもさ15.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性ふみん/ようりょくそ/ムラっけ(隠れ特性)
タマゴグループしょくぶつ

各言語版での名称編集

ドイツ語Halupenjo
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語Scovillain
韓国語스코빌런
中国語狠辣椒

進化編集

🌶進化🔥

カプサイジスコヴィラン(「ほのおのいし」を使う)


概要編集

ポケモンSV』から初登場する、カプサイジが進化したポケモン。名前に「ヴィ」が入る史上初のポケモンでもある。


河童っぽい可愛らしい姿の進化前から一転して、ヒュドラやパンドンの様な双頭の化け物じみた姿へと変貌。

その姿に違わず獰猛なポケモンで、右側の怒り顔をしたレッドヘッドは辛味成分をほのおエネルギーに変えて火炎を放ち、左側の笑っているような表情を浮かべたグリーンヘッドは辛さで脳が刺激されて、一度暴れると手がつけられない凶暴な気質になっている。


分類的にもモチーフはハバネロだが、頭部の輪郭はジョロキアに近い。

ほのおタイプが入っているのは、辛いものからの連想で、漫画やアニメにおいて「辛いものを食べた時にあまりの辛さに火を吹く」というのを意識したものか。


唐辛子モチーフというだけあり、「喫茶室なぎさ」のスパイシーポテトに使われるスコヴィランソースやサンドウィッチ用のチリソースなど、彼らの辛味成分を抽出したソースが出回っているが、これは後述の専用技「ハバネロエキス」を利用したものかもしれない。


ネーミング編集

名前の由来は辛さの指標を表す「スコヴィル値」と悪党を意味する「ヴィラン(Villain)」と思われる。ただしあくタイプは持たない。

辛い物を始めとする劇物や高熱によって皮膚が炎症を起こして爛れる「糜爛(びらん)」とも掛かっているのかもしれない。

実はフランス語、スペイン語、英語、イタリア語版は日本語版と名前が全く同じ

ドイツ語版のみHalunke(ドイツ語でゴロツキ)+ハラペーニョで「Halupenjo」となっている。


ゲームでの特徴編集

実はバオッキー以来12年ぶりに新規でほのおのいしで進化できるポケモン。

更にカプサイジはイーブイ同様にほのおタイプ以外・くさタイプで初めてほのおのいしを使って進化するポケモンでもある。

野生でも南6番エリア・プルピケ山道ナッペ山・北1番エリアと、割と幅広く生息している。見た目が見た目なので進化前よりは見つけやすく事故りにくい。


ストーリーにおいては、土震のヌシ戦からペパーの手持ちで登場する。


性能編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
65108651086575486

ポケモン史上初となる「くさ・ほのお」の複合タイプ持ち。

このポケモンの登場を以てくさタイプは全タイプ複合を達成した(今作で複合がコンプリートされたタイプも多い)。

後にオーガポンが登場し、固有複合ではなくなった。


弱点だらけの草タイプと弱点がサブウェポン込みでメジャーなタイプの炎タイプの互いの劣悪な耐性を補っている待望の優秀な組み合わせで、くさタイプの鬼門であるこおり・むし・はがねに強く出られやけど状態や粉系のわざを無効化できる、咄嗟の不一致サブウェポンにも耐えられる事もあるなどメリットが多い。

同じ草ポケモンに対してはめっぽう強く、向こうの相性補完として好まれる地面も等倍に抑えられる上に効果抜群の攻撃を叩き込める。


兎に角くさ/ほのおの一致範囲というのが技範囲として非常に良い。

過去にはサブウェポンに窮乏しているくさのアタッカーに「めざめるパワー(ほのお)」が必須クラスで搭載されるケースもあったぐらいで、第9世代でも似たケースで「テラバースト(ほのお)」が重宝される。そう考えると、テラスタルなしでくさ/ほのおの一致範囲を実現できるのはありがたい。


左右2つの頭をイメージしてか、種族値は攻撃=特攻、防御=特防の完全な両刀型。

どことなくホウエンポケモンを思わせる種族値となっており、中速低耐久であるため耐性の割に受けは強くない。



しかし、物理・特殊をそつなくこなせるから両刀……と、言うよりはチグハグで不安定だから両刀と言える攻撃技のバリエーションがなかなかの悩みどころ。


特殊技は「リーフストーム」「ソーラービーム」「オーバーヒート」「だいもんじ」「エナジーボール」「かえんほうしゃ」など、一致技に関しては大技から安定打線まで一通り揃っている。

その一方サブウェポンは「テラバースト」を除くとはかいこうせん」のみと言う壊滅的な狭さであり、追加技があってなお全く改善されていないという徹底ぶり。


物理技はサブウェポンは「じだんだ」「しねんのずつき」「かみくだく」など、範囲はともかく使いでのあるサブウェポンが多い一方、一致技が威力65の「ほのおのキバ」+威力80の「タネばくだん」止まりと不足してしまっている。

一応「タネマシンガン」はあるが、イカサマダイスが無いと不安定。

藍の円盤」では「やけっぱち」が増えたがそれでも威力不足。追加効果もあるが、習得技の命中率が高めなのでこれまた安定性に欠ける。


一致技を両方半減してくるのはほのおタイプとドラゴンタイプ。

特にドラゴンタイプにはテラバースト以外で弱点を突くことができないのが辛いところ。

ほのおタイプには一応「じだんだ」と「ころがる」があるが威力不足。ころがるに至っては行動が5ターン縛られる。

特に天敵となりうるのはファイアローを始めとしたほのお・ひこうタイプ。

まともな対抗手段が「ころがる」程度しかない為一方的にやられかねない。

なので、サブウェポンが欲しいのであればみずやフェアリーなどの「テラバースト」の採用は必須。


専用技「ハバネロエキス」は相手の攻撃を2段階上昇させる代わりに防御を2段階下降させる変化技。

なかなか面白い技ではあるが防御半減に対する付随効果が非常に重く、おまけにスコヴィランは「イカサマ」や相手を混乱させる技を一切習得できない。

ここでも癖の強さが本領を発揮してしまっている。

基本的にはダブルバトルで味方に投げるのが主となる。

なお、攻撃上昇と防御低下はそれぞれ別判定になっている為、能力低下を無効にする特性持ちに投げると防御低下だけ無視して攻撃上昇の恩恵だけ受ける事が出来る

ただSVの能力低下無効特性持ちは妙に数が少なく、まともに恩恵があるのはドラパルトキョジオーン位なのがまた悩ましい。

一応「いかりのこな」を覚えるため、ダブル適正自体はそこそこ。ただし、ろくな範囲技を持たないのが難。



特性は3種類。

ようりょくそ」は運用としてはわかりやすく、他のくさタイプではデメリットとなる晴れ下での炎技強化も、スコヴィランに限っては純粋なメリットとなり、素早さと火力を同時に上げられる。ダブルバトルではコータスとの組み合わせで高速アタッカーとして運用しつつ、パワーアップしたソーラービームや炎技を放てる。しかし、やはり天候特性であるためメンバーを縛る。


天候を考慮しないのであれば「ムラッけ」ほぼ一択。

ムラッけのポケモンの中で唯一「やどりぎのタネ」が習得可能であり、みがわりを重ねるやどみが戦術との親和性が高く、無効のくさタイプへも有効打になるほのお技をタイプ一致で持つ。

しかし、オニゴーリと違いほのお技もくさ技も無効化されるリスクを抱えており、時間稼ぎをするとなると技の枠が厳しいなど、やはりまともな扱いは一筋縄ではいかない。

残りの「ふみん」だが、元から粉技に強くねむり状態には比較的なりにくいため採用は難しい。


ランクバトルではやはり晴れパでの運用が主。

ほのお技3種と言うサブウェポンは投げ捨てて、こだわりメガネを持たせてごり押しするという採用が初期で流行した。

しかし、やはり一点特化と言うのは止まる時はとことん止まる(特に「もらいび」持ちが出るとほぼあっさり止まる)ためか、その後はパラドックスポケモン解禁などに合わせて数を減らしている。

特にかまどオーガポンとタイプ丸被りなのが痛く、傾向が違えども割り込んで採用するというのはなかなか厳しい。



アニメ版編集

放課後のブレス編集

第1話「息をふく」で、アリキスが食べていたハズレのお菓子(激辛)の中身で登場。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

第16章で登場。バイオレットとペパーがヌシであるテツノワダチに敗北し、新たな戦力かつペパーの手持ちとなるポケモンを探してる中、オラついてる野生個体を発見。バイオレットが捕獲し、一旦預かる形でマフィティフと交換してペパーの手持ちになる(直後にペパーがミニーブを交換に出してマフィティフも手持ちに戻る)。


関連イラスト編集

スコヴィランScovillain !!

おさんぽスコヴィランスコヴィラン


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 くさタイプ ほのおタイプ


0951.カプサイジ0952.スコヴィラン→0953.シガロコ


トウガのみルビー・サファイアにのみ登場する唐辛子モチーフの辛いきのみ

ハスボーハスブレロルンパッパボルケニオン:御三家のタイプが2つ共存するポケモン。

サザンドラ:進化前のジヘッドが2つ頭繋がりなのは上述の通りだが、進化後のサザンドラは頭部の形状が似ていることに加え、色違いは緑色となり更にそっくりになる。


その他編集

くしざしツインズドラゴンクエストシリーズに登場するそっくりさん。ただしこちらはピーマンがモチーフ

サーチマンロックマン8に登場するボスキャラクター。二つの頭を持つ点が共通している。

赤ピクミンピクミンに登場する任天堂のキャラクター。くさとほのおが共通している。

パンドンウルトラシリーズに登場する双頭怪獣。見た目が似ている。

関連記事

親記事

カプサイジ かぷさいじ

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 125060

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました