もしかして→インビジブル
基礎データ
ずかん | No.272 |
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英語名 | Ludicolo |
ぶんるい | のうてんきポケモン |
タイプ | みず/くさ |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 55.0kg |
とくせい | あめうけざら/すいすい/マイペース(隠れ特性) |
進化
ハスボー→ハスブレロ(Lv.14)→ルンパッパ(みずのいし)
概要
暗い性格だったハスブレロがみずのいしで進化した、ラテン系の河童である。性格もハスブレロの比ではないほどに明るくなり、素晴らしいまでの笑顔を手に入れた。
メキシカンポンチョのようなもので全身が覆われるようになったが、どうやらこれは体毛である模様。フッサフサである。
一見パイナップルにも見える南国風のフォルムとなっているが、ハングル名は蓮が由来である為、ハスがモチーフであることに変わりは無いようだ。
陽気な音楽を聴くと体中の細胞がうずき、つい踊りだしてしまう。
リズムに乗って身体を動かすことでパワーを増幅させているため、バトルでも存分にパワーを発揮できる。強敵と対峙してもひるむ様子を見せない。
ポケモンコロシアムではミラーボが大量に所持しており、BGMと相まって妙なシンクロ感を醸し出していた。
ちなみに、河童の「頭の皿が割れたり水分が抜けると死ぬ」に相当する弱点に関する記述は今のところない。蓮の葉の帽子で守られているのだろうか。
ポケモンレンジャーでも野生ポケモンとして登場するが、使う技はとてもユニークで、ボンゴのリズムと共にメロディを飛ばしてくるというもの。当時の世代にこのような技は存在しないので、後の世代の技に当てはめるなら、さわぐが妥当な所か?
名前の由来はルンバ(ラテン音楽の一つ。)+ウンパッパ(楽曲の名前)またはカッパ。
ゲームにおけるルンパッパ
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
80 | 70 | 70 | 90 | 100 | 70 |
愛嬌溢れるルックスとは裏腹に、かなりのポテンシャルを秘めた優秀なポケモン。
能力自体は平均的でとくぼうが3桁に届く程度なのだが、みず・くさという弱点を上手く補い合ったタイプのおかげで、攻めても守っても存分に活躍ができる。
みずタイプなのにでんき・くさが、くさタイプなのにほのお・こおりが弱点でなく、弱点はどく、ひこう、むしのみ。ただし、「フリーズドライ」は4倍弱点となる。
何気にこのみず・くさという複合タイプ、現在に至るまで所有者はルンパッパ系統のみの固有タイプである。
雨で能力が強化されるため雨パでよく使われる。
「すいすい」を活かした速攻型や、「やどりぎのタネ」等を併用した耐久型が強力。
「あめうけざら」も耐久向けの特性ではあるが、基本的に素早さが高い方が有利な都合上どの構築でも特性は「すいすい」が一般的。
「ねこだまし」や「こごえるかぜ」といったサポート系の技も覚えるため、主な戦場はダブルバトルである。
隠れ特性に「マイペース」を持つため、天候を選ばないバトルでも戦えなくはない。また、意外にも教え技で「ほのおのパンチ」や「かみなりパンチ」も覚えられる。因みに前者はくさタイプでは唯一習得可能。登場当初はほのお技を使えるくさタイプというのが非常に珍しかった。
「ねこだまし」を覚え、雨下における「すいすい」で素早さ上昇、みず技を1/4、こおり技を等倍、「じしん」を半減で受けられる上、特防が高いといった性質による数値以上の硬さ等の要素が起因し、GSルールの環境と非常に相性が良く、数多くの世代で高い採用率と良戦績を残している。
特にカイオーガの「しおふき」を耐えつつ、「すいすい」で上から「くさむすび」で一方的に殴れる優位性を持つのが魅力で、カイオーガの相棒としても相性補完ができるため非常に優秀。
グラードンも同じく「くさむすび」が打点になり「じしん」を半減できるが、防御はそこまで高くないので逆にやられないように注意したい。
2010年の世界大会では、中学生以上の部の決勝戦、中学生以下の部の決勝戦に上がった4人のプレイヤー全員の手持ちに入っていた。
第7世代からはペリッパーが「あめふらし」を習得するようになり、互いに相性補完ができるタッグとして通常ルールでの地位が向上した。
雨で火力を補強したミズZで相手の耐久を崩すこともできるようになり、アタッカーとしての磨きが掛かる。
ペリッパー側の「おいかぜ」やルンパッパ側のこごえるかぜで相手の速さ調整を掻き乱せるのも強み。
第8世代のダイマックスとの相性は良好。
自前の優秀な耐性とダイマックスの耐久力上昇が噛み合っている上、ダイストリームで攻撃しながら雨を降らせ、能動的に「すいすい」を発動させられる。
このようにかなり強力なポケモンだが、基本的にはカイオーガと同様雨の天候が前提、もしくはそれへ依存したバトルを得意としているために対策された場合のリカバリーはし辛い。
耐性が優秀とはいえ、雨が降っていない状態ではステータスが平凡な一般ポケモンとしての弱みが浮き彫りになってしまうのである。
また、雨パのポケモンの例に漏れずヌケニンも苦手。
ねこだまし等により最低限の仕事はするので、場に出た時に腐りにくいのが長所と言える。
ポケモンGOでは
初期形態のハスボーがかなりのレアポケモンで、かつ2進化のせいでアメが合計125個も必要なので手に入れるのは困難。
集めるなら雨が降っている時を狙いたい。
性能はというと、原作通りCPが平凡で一見するとパッとしないように見えるものの、タイプの組み合わせが優秀で弱点が少なく、かつみず・くさ両タイプの大技「ハイドロポンプ」「ソーラービーム」をゲージ技にきちんと揃えられるという何気に強力なポケモン。更にちゃっかり「ふぶき」、「れいとうビーム」、「エナジーボール」も覚えたりする。
みず技を半減できるのはこいつとキングドラとアローラナッシーのみで、かつみずタイプの弱点まで突けるのは今のところこいつとアローラナッシーのみである。
一方、通常技はやや微妙で、「みずでっぽう」を覚えず「あわ」と「はっぱカッター」の2択となる。
みず・くさのどちらのタイプに特化させても活躍できるが、みずタイプは他に優秀なポケモンがいくらでもいるので、基本的にはくさタイプのポケモンとして運用すると仕事が被らずに済むだろう。
手に入るまでが大変だが、いざ手に入ったらレイド・ジム攻略・トレーナーバトルのいずれにおいてかなりの戦力になってくれること間違いなし。頑張って入手・育成してみよう。
アニメでの活躍
AG編にてタケシが使用。ハスボーから育てていたため、初登場回ではハスブレロから一気に性格が変わったことをネタにされた。
CVは立木文彦。
設定通りノリが良く踊るのが好きであり、あの迷曲・・・もとい名曲「タケシのパラダイス」を踊る場面も。
最終的にはタケシの弟・妹たちが気に入っちゃったことから実家・ニビジムに預けられる形で手持ちを離れることになった。
おどるポケモン秘密基地では「モンスター・ダンシング・ボール」の楽しげな音楽に引き寄せられてどこからともなく出現。途中参戦したドゴームと共に秘密基地でダンシングと言う名の破壊活動(※本人は悪意ゼロ)を行い、ロケット団の新秘密基地は崩壊した。なお、音楽が止まると何事も無かったかのようにどこかへ消え去っていってしまった。
XY編ではティエルノが使用。
2回目の登場時にライチュウ、ニョロトノ、カポエラーと共に手持ちに加えられ、雨パのような手持ちになった。
カロスリーグでは「あまごい」で雨を降らし、すいすいで素早さと水タイプの技の威力を上げて戦う戦法を披露したものの、ショウタのギルガルドのせいなるつるぎで倒されてしまった。
しかしその後、ティエルノが繰り出したライチュウが雨下により命中率の上がった「かみなり」を使用。「あまごい」が見事に有効活用される結果となった。
主な使用トレーナー
- ミクリ / ポケモンリーグチャンピオン <『RSE』のみ>
- マキシ(ジムリーダー(シンオウ))
- ヤロー(ジムリーダー(ガラル)) <『シールド』のみ>
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモン一覧
ダーテング ニョロトノ ペリッパー 雨パ
河童 パイナップル 蓮 踊り
ミラーボ ←大量に所持している
ガワッパモン…陽気で音楽好きな河童のモンスター繋がり。