基礎データ
全国図鑑 | No.0272 |
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ホウエン図鑑 | No.021 |
マウンテンカロス図鑑 | No.057 |
ガラル図鑑 | No.038 |
キタカミ図鑑 | No.106 |
ローマ字表記 | Runpappa |
分類 | のうてんきポケモン |
タイプ | みず/くさ |
高さ | 1.5m |
重さ | 55.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | すいすい / あめうけざら |
隠れ特性 | マイペース |
落とし物 | ハスボーのはっぱ |
タマゴグループ | すいちゅう1/しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ルンパッパ | ルンルン+葉っぱ+河童 |
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語・ポーランド語 | Ludicolo | ludicrous(馬鹿げた・滑稽)+lotus(ハス) |
ドイツ語 | Kappalores | - |
韓国語 | 로파파 | Lotus(英語で蓮(ハス))+カッパ |
中国語 | 乐天河童 | - |
進化
ハスボー→ハスブレロ(Lv.14)→ルンパッパ(みずのいし)
概要
暗い性格であったハスブレロが「みずのいし」で進化した、ラテン系河童である。性格もハスブレロの比ではない程に明るくなり、素晴らしいまでの笑顔を手に入れた。
メキシカンポンチョの様なもので全身が覆われる様になったが、どうやらこれは体毛である模様。フッサフサである。一見パイナップルにも見える南国風のフォルムとなっているが、ハングル名は蓮が由来である為、ハスがモチーフであることに変わりはないようである。
全身の細胞は陽気なリズム音波を受けると、活発化してエネルギーを作り出す仕組みとなっており、 聴いていると体中に活力が湧いてうずくため、つい踊り出してしまう。
リズムに乗って身体を動かすことでさらにパワーを増幅させているため、バトルでも存分に凄いパワーを発揮できる。精神力も高まる為、強敵と対峙してもひるむ様子を見せない。
このため賑やかな環境を好み、ハイキングをしている子どもの合唱など、元気の良い音楽がある場所に誘われて姿を現すといわれている。
ちなみに、河童の「頭の皿が割れたり水分が抜けると死ぬ」に相当する弱点に関する記述は今のところない。蓮の葉の帽子で守られているのだろうか。
名前の由来は「ルンルン」+「葉っぱ」+「河童」。
また、河童をマスコットとしている酒造メーカー「黄桜」のCMソング『かっぱの唄』に「カッパッパールンパッパ♪」というまんまのフレーズが出て来る。
その明るくユニークな容姿や後述する高い実力のためか人気のあるポケモンであり、人気投票のポケモン・オブ・ザ・イヤーのホウエン部門で28位にランクインした。
色違い
色違いは全体的に色が濃くなる。
ゲームでの特徴
- スカーレット・バイオレットではDLC『碧の仮面』で内定した。
- また、シールド版のみチャンピオンカップやガラルスタートーナメントでヤローの手持ちとして登場。
性能
H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 70 | 70 | 90 | 100 | 70 | 480 |
愛嬌溢れるルックスとは裏腹に、かなりのポテンシャルを秘めた優秀なポケモン。能力自体は平均的で「とくぼう」が3桁に届く程度なのであるが、みず・くさという弱点を上手く補い合ったタイプのお陰で、攻めても守っても存分に活躍が可能。
みずなのにでんき・くさが、くさなのにほのお・こおりが弱点でなく、弱点はどく・ひこう・むしのみ。ただし、「フリーズドライ」は4倍弱点となる。
何気にこのみず・くさ複合、第9世代でオーガポン(いどのめん)が登場するまで、所有者はルンパッパ系統固有タイプであった。ちなみに、ルンパッパ系統はみず・くさの順番である。
雨で能力が強化されるため雨パでよく使われる。
「すいすい」を活かした速攻型や、「やどりぎのタネ」等を併用した耐久型が強力。「あめうけざら」も耐久向けの特性ではあるが、基本的に素早さが高い方が有利な都合上どの構築でも特性は「すいすい」が一般的。
「ねこだまし」や「こごえるかぜ」といったサポート系の技も覚えるため、主な戦場はダブルバトルである。
隠れ特性に「マイペース」を持つため、天候を選ばないバトルでも戦えなくはない。また、意外にも教え技で「ほのおのパンチ」や「かみなりパンチ」も覚えられる。ちなみに、前者はくさでは唯一習得可能。登場当初はほのお技を使えるくさポケモンというのが非常に珍しかった。
- 「ねこだまし」を覚える
- 雨下における「すいすい」で素早さ2倍
- みず技1/4、こおり技等倍、「じしん」を半減で受けられる
- 「とくぼう」が高い
…といった性質による数値以上の硬さ等の要素が起因し、禁止伝説が飛び交うルールでの環境と非常に相性が良く、数多くの世代で高い採用率と活躍した実績を残している。
特にカイオーガの「しおふき」を耐えつつ、「すいすい」で上から「くさむすび」で一方的に殴れる優位性を持つのが魅力で、カイオーガの相棒としても相性補完が出来るため、非常に優秀。
グラードンも同じく「くさむすび」が打点となり「じしん」を半減できるが、「ひでり」で場を雨から晴れに書換えられてしまい、ルンパッパ自身も大幅に弱体化するので逆にやられない様に注意したい。
第3世代のダブルバトルではルンパッパを崩したいがためにメタグロスを始めとするアタッカーに「ヘドロばくだん」(当時の仕様上どくタイプの技は全て物理技として扱われた)を搭載して露骨にメタを張る例が多数見られた。その点にルンパッパの立場が表れていよう。
2010年の世界大会では、中学生以上の部の決勝戦、中学生以下の部の決勝戦に上がった4人のプレイヤー全員の手持ちに入っていた。
第7世代
同期。ペリッパーが2つ目の通常特性として新たに「あめふらし」を獲得し、互いに相性補完ができるタッグとして通常ルールでの地位が向上した。雨で火力を補強したミズZで相手の耐久を崩すこともでき、アタッカーとしての磨きが掛かっていた。ペリッパー側の「おいかぜ」やルンパッパ側の「こごえるかぜ」で相手の速さ調整を掻き乱せるのも強み。
第8世代
ダイマックスとの相性は良好。自前の優秀な耐性とダイマックス耐久力上昇が噛み合っている上、「ダイストリーム」で攻撃しながら雨を降らせ、能動的に「すいすい」を発動させられる(ただし、「ダイジェット」流行により立場自体はそこまで良くなかった)。
この様にかなり強力なポケモンであるが、基本的にはカイオーガと同様雨の天候が前提、もしくはそれへ依存したバトルを得意としているために対策された場合のリカバリーはし辛い。
耐性が優秀とはいえ、雨が降っていない状態ではステータスが平凡な一般ポケモンとしての弱みが浮き彫りになってしまうのである。
また、ピンポイントではあるがカイオーガとの並びを同時に完封されてしまう「かんそうはだ」のドクロッグや、雨パ対策として運用されるヌケニンも苦手。
「ねこだまし」等により最低限の仕事はするので、場に出た時に腐りにくいのは長所と言える。
第9世代
DLC前編『碧の仮面』で解禁。
この世代はテラスタルの登場によって雨パが止まりやすくなり、ペリッパーとイダイトウ♂のコンビですらダブルバトルで使用率が伸び悩んでいるため、イダイトウ♂より格が落ちるルンパッパはほぼ無視レベルで使われていない。
使用トレーナー
ゲーム版
- ユウキ:『RSE』・『ORAS』ライバル
- ハルカ:『RSE』・『ORAS』ライバル
- ミクリ:ホウエンチャンピオン/ルネの民
- モミ:ポケモントレーナー
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- ダリア:ルーレットゴッデス
- ヤロー:ジムリーダー(ガラル)※1
- ミラーボ:シャドー幹部※2
※1:『シールド』のみ
※2:パーティに4体ぶち込む猛者
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンコロシアム』
ミラーボの手持ちはダークポケモン以外はパーティ全体通してルンパッパで埋め尽くされており、大体の盤面でノリノリなBGMに妙に合うステップで2体並んで踊るルンパッパを拝むこととなる。
二種の特性に加えて雨下で強化されたみず技、さらには「やどりぎのタネ」やドレイン系技による回復もしてくるため、長期戦になりがちで非常に面倒。さらにより確実に雨を降らせるためか最初のターンで双方のルンパッパに「あまごい」を指示してくる。一見完全なネタパに見えるが、実際戦ってみると意外と強いので注意。
ポケモンバトルレボリューション
ゲートコロシアムにてレンタルできる個体がラスボスのミステリオが使用するカイオーガに対応できるポケモンとして注目されることがある。草タイプを弱点に持つポケモンが多い3回戦目の「トリックルーム」使いの相手にも強め。
技構成が「なみのり」「エナジーボール」「ねこだまし」と技が不自由なレンタル産にしては珍しく非常に有用。一方で何故か攻撃力に努力値が入っているものの、「ねこだまし」での撹乱がメイン且つ雨や弱点を突いてダメージを稼ぎやすいのでそれ程気になり辛い。
『ポケモンGO』
初期形態のハスボーがかなりのレアポケモンで、かつ2進化のせいでアメが合計125個も必要なので手に入れるのは困難。集めるなら雨が降っている時を狙いたい。
性能はというと、原作通りCPが平凡で一見するとパッとしないように見えるものの、タイプの組み合わせが優秀で弱点が少なく、且つみず・くさ両タイプの大技「ハイドロポンプ」「ソーラービーム」をゲージ技にきちんと揃えられるという何気に強力なポケモン。
さらにちゃっかり「ふぶき」「れいとうビーム」「エナジーボール」も覚えたりする。
みず技を半減できるのはコイツとキングドラとアローラナッシーのみで、かつみずタイプの弱点まで突けるのは今のところコイツとアローラナッシーのみである。
一方、通常技はやや微妙で、「みずでっぽう」を覚えず「あわ」と「はっぱカッター」の2択となる。
みず・くさのどちらのタイプに特化させても活躍出来るが、みずは他に優秀なポケモンがいくらでもいるので、基本的にはくさポケモンとして運用すると仕事が被らずに済むであろう。
手に入るまでが大変であるが、いざ手に入ったらレイド・ジム攻略・トレーナーバトルのいずれにおいてかなりの戦力になってくれること間違いなし。頑張って入手・育成してみよう。
ポケモン不思議のダンジョン
『空の探検隊』で追加されたパッチールカフェにて、しあわせたんけんリサイクルのクジびきで「おおあたり」の演出でキレイハナと共に登場する。
『ポケモンレンジャー』
野生ポケモンとして登場するが、使う技はとてもユニークで、ボンゴのリズムと共にメロディを飛ばして来るというもの。
『ポケモンマスターズ』
ダリア&ルンパッパ
2024年3月22日に実装。「ダイストリーム」で天気をあめとしたり「ダイソウゲン」でグラスフィールドを展開することができるテクニカルロールで、EXロールはアタッカー。
技
だくりゅう | 30%の確率で相手の命中率を1段階さげる |
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フラフラダンス | 相手をこんらん状態にする |
はっぱカッター | 急所に当たりやすい |
ケセラ セラ♪ | 自分の「こうげき」「とくこう」を2段階、命中率・急所率を1段階上げる |
バディーズ技
ルーレットの女神が微笑むウォーターレイ |
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天気やフィールドやゾーンが変化している時だけ威力が上がる |
Bダイマックス技
ダイストリーム | 天気をあめにする |
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ダイウォール | 味方を次回ダメージ防御状態とする |
ダイソウゲン | フィールドをグラスフィールドとする |
パッシブスキル
相手にBD技後同タイプ抵抗↓G1 |
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相手を対象にしたバディーズダイマックス技が成功した時に相手のバディーズ全員のタイプ抵抗を1段階下げる。下げるタイプ抵抗は使ったバディーズダイマックス技と同じ。 |
物理攻撃時防御2↓9 |
物理技での攻撃が成功した時に相手の「ぼうぎょ」を2段階下げる |
特殊攻撃時特防2↓9 |
特殊技での攻撃が成功した時に相手の「とくぼう」を2段階下げる |
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストやライバルの手持ちなど〉
- パンチョのルンパッパ
AG67話で大道芸人パンチョのポケモンでパンチョの叩くコンガのリズムで愉快に踊るのが特徴。
サトシのヘイガニとのバトルでは攻撃をリズムよくかわし「まもる」や「かげぶんしん」で防御や回避を行い、「きあいパンチ」で攻撃をして「はかいこうせん」で止めを刺すというコンボでヘイガニを倒す。
ロケット団に捕まった時にヘイガニが助けてくれた一件で再戦した時はコータスとバトルをした。
「モンスター・ダンシング・ボール」の楽しげな音楽に引き寄せられてどこからともなく出現。
途中参戦したドゴームと共に秘密基地でダンシングと言う名の破壊活動(※本人は悪意ゼロ)を行い、ロケット団の新秘密基地を崩壊させた。
なお、音楽が止まると何事も無かったかのようにどこかへ消え去っていってしまった。
- DP7話
湖のほとりできのみを集めて踊っていた野生3匹が登場。ロケット団に盗まれたきのみを探していたゴルダックにきのみを盗んだと言いがかりをつけられる。それを見ていたロケット団はルンパッパの味方をするフリをし、ゴルダックを追い払って信用させる。
その後ヒカリのポッチャマがゴルダック達を連れてきて文句を言うが軽くあしらう。そこへロケット団が現れて捕まってしまうが、ポッチャマの活躍で開放され、きのみもロケット団の仕業と分かったゴルダックと和解した。
- DP139話
野生のハスブレロが登場。ニョロトノとヌオー達がオーキド博士を連れてきた理由であり、気弱なハスブレロを元気づける為にオーキド博士からみずのいしを与えられた事でルンパッパに進化して陽気な性格に一変して解決した。
- ティエルノのルンパッパ
XY編ではティエルノが使用。2回目の登場時にライチュウ、ニョロトノ、カポエラーと共に手持ちに加えられ、雨パのような手持ちになった。
カロスリーグでは「あまごい」で雨を降らし、すいすいで素早さと水タイプの技の威力を上げて戦う戦法を披露したものの、ショータのギルガルドのせいなるつるぎで倒されてしまった。しかしその後、ティエルノが繰り出したライチュウが雨下により命中率の上がった「かみなり」を使用。「あまごい」が見事に有効活用される結果となった。
- XY82話
ユリーカがルンパッパの仮装をしている。
- 新無印41話
「半分、ヌマクロー」に登場。カラカラに干上がった泥沼に顔だけ残して埋まっているというネタ要素全開なヌマクローを助けるべく、サトシとゴウは近くにいたルンパッパに助けを求める。当初2人の意図がわからず「にほんばれ」を使ってしまうが、なんとか「あまごい」で解決した。…が、翌日再び干上がった泥沼に大量のヌマクローが埋まっていた。
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 18話:「馴れ初め気になルンパッパ」
- 41話:画像で登場。
- 69話:モブで登場。
漫画版
『ポケスペ』
4章でアクア団SSSのイズミの手持ちであるハスブレロが、トウカの森での戦いで「みずのいし」により進化。「しぜんのちから」をメインとした戦法を得意とし、カイオーガ進攻時の攻防ではアスナを圧倒している。
8章ではダリアのポケモンで登場。
ポケモンローカルActs
岩手県遠野市に地域応援ポケモンであるイシツブテとハスブレロと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。遠野市は河童伝承で有名である。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0271.ハスブレロ→0272.ルンパッパ→0273.タネボー
同複合タイプ
関連ポケモン等
その他