もしかして→ロッククライミング
データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
タイプ | ノーマル |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | 90 |
めいちゅう | 85 |
PP | 20 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 20%の確率で相手をこんらん状態にする。フィールド上で使うと崖を登り降り出来る(第4世代のみ)。 |
英語名 | Rock Climb |
概要
第4世代~第7世代に存在した技(第8世代では技そのものが消滅)。
崖を登るような勢いで相手に突撃し、相手を混乱させる事が出来る。
初登場の第4世代のみひでんマシン08に設定されており、フィールド上ので使うとホールド(ボルダリングジムでよく見かけるあの色とりどりの突起物)が設置されてる場所から崖を登り降りする事が出来る。
つまり崖を登るような勢いで攻撃する技なのに本当に崖を登ってしまう。そして滝を登るような勢いで敵に突進する技はみずタイプなのに、技名に「ロック」と付き崖を登るような勢いで突進するこの技はいわタイプではない。
まあフィールドギミックのためだけに作られた技であることはほぼ間違いないため、いろいろ突っ込むのも野暮というものか。
(恐らく製作側としては広く様々なポケモンが習得可能であることが求められる秘伝技に、ひこう・むし・ほのお・こおりと4タイプもの弱点を突けるいわタイプの技を採用したくなかったのだろう。過去には5タイプの弱点を突けるかくとうタイプのいわくだきが秘伝技に採用されたことがあったが、こちらは第3世代までは威力が20と異様に低く設定されており、「秘伝技は一部の例外を除き、多くのポケモンが使える代わりに対戦では役に立たない技であればいい」というあちらの意図が見えなくもない)
DPtのシナリオ上では「やりのはしら」に向かう際に必要な他、序盤では通り過ぎた場所にある意外な隠し道を通る際にも使えたりする。
しかし、第4世代のひでん技である事が災いして、ロッククライムを習得していると第5世代のソフトに送る事が出来ない。
その為現在使用できるポケモンは自力習得できるポケモンとタマゴで習得できるポケモンに限られている。
第5~7世代にはペンドラー系統・ズルズキン系統・ナットレイ・クリムガン・ルガルガン系統が自然に習得、タマゴ技としては主にじめんタイプが習得していた。
意外にもヤギがモチーフであるゴーゴートはこの技を覚えない。
技としての性能は技タイプ・威力・命中率・PP全てがとっしんと全く同じである。こちらは反動がなく、追加効果があるが、前述の理由で住み分けは十分出来ている。
珍しい混乱の追加効果を所有しているものの、やはり汎用性的な意味でおんがえしに色々劣ってしまうので対戦での採用率は低く、おんがえし以外にも高威力の反動技のすてみタックルや麻痺の追加効果がある安定技ののしかかりにも押されがち。
そもそも同性能であるとっしんですらシナリオ技に甘んじている以上、習得者がさらに限られる(上に一致習得者がゼロの)この技の出番は殆ど無い。
だが、特性がちからずくのケンタロスにとっては威力175のメインウェポンになる為採用されることもある。ただし、第8世代ではリストラを食らってしまった為、折角復帰したケンタロスのメインウェポンの一つが削られてしまう事となってしまった。
第4世代のリメイク作ではポケッチで発動できる「ひでんわざ」としての復活に伴い、ひでんマシン自体はわざマシンに格下げされる形での復活となった。
しかし、以後の世代ではリストラ扱いは継続中のため、残念ながらライドポケモンとして岩肌をクライミングできるオオニューラやコライドン、ミライドンは習得できない。
他作品での扱い
ポケモン不思議のダンジョン
『時・闇の探検隊』及び『空の探検隊』ではひでんマシンの技として登場。ただし前作の『赤・青の救助隊』と異なりこの技が突入に必要となるダンジョンはない(というよりひでんわざが突入条件になることがない)。
アニメ
サトシのハヤシガメ(ドダイトス)の技として使用されることもあり、エフェクトは岩柱を隆起させ、伸ばした爪を用いて岩肌をダッシュする技として描写された。
一番有名な使われ方は『ダイヤモンド&パール』の初代オープニング「Together」の歌詞の一部だろう。概要文にもある通りサビの最後に「ロッククライム ほら乗り越えたら GOOD GOOD SMILE!!」という歌詞がある。