基礎データ
全国図鑑 | No.0171 |
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ジョウト図鑑 | No.175 |
ホウエン図鑑 | No.182 |
コーストカロス図鑑 | No.148 |
アローラ図鑑 | No.258 |
ガラル図鑑 | No.221 |
ブルーベリー図鑑 | No.079 |
英語名 | Lantern |
分類 | ライトポケモン |
タイプ | みず / でんき |
高さ | 1.2m |
重さ | 22.5kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ちくでん/はっこう |
隠れ特性 | ちょすい |
タマゴグループ | すいちゅう2 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ランターン | ランタン |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Lanturn | lantern(ランタン) |
韓国語 | 랜턴 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 电灯怪 | 电灯(diàndēng、電灯)+怪(guài、化物) |
中国語(繁体字) | 電燈怪 | 電燈(diàndēng、電灯)+怪(guài、化物) |
ヒンズー語 | लैंटर्न | 英語名の音写 |
ロシア語 | Лантурн | 英語名の音写 |
タイ語 | แลนเทอร์น | 日本語名の音写 |
進化
チョンチー → ランターン(Lv.27)
概要
『金・銀』より登場したポケモンで、チョンチーがLv.27で進化する。タイプは珍しい「みず・でんき」。“深海の星”の異名を有する。
名前の由来は、恐らく「ランタン(手さげランプ)+ターン(英語で回転)」。なお英語圏でもランターン(Lanturn)と呼ばれており、日本と種族名が共通している。
進化前のチョンチーと同じく、モデルはチョウチンアンコウ。進化前と比較すると頭部の突起が小さくなり、光る部分は丸く、ボディは魚の様な流線型、目はパッチリとした形となる。
そのため無表情が多い魚類系ポケモンには珍しく比較的表情が豊かであり、ポケパルレやポケモンキャンプ等で様々な表情が見られるので必見である。発光器官(大)を撫でると喜び、手のような胸ビレを撫でるとムッとした顔をする。ちなみに、胸ビレは体色より薄い色をしているが、描き手によっては体色と同じ色で描かれている場合もある。
実は、モデルとなったチョウチンアンコウは一般的に見られる姿は全てメスであり、オスは比べ物にならないほど小さいという違いがあるが、こちらはオスメス共に同じ大きさで外見上の違いもない。
ちなみに『FRLG』の図鑑説明より「ランターンのだす ひかりは 5000メートルのふかさ からでも すいめんまで とどくほど あかるい」という記述があり、ゲーム内で光が水上に映らない辺り、「すごいつりざお」は5001m以上糸を垂らせるということとなる。「すごいつりざお」は“すごい”。
でも、ただでさえ光が伝わり難い深海において5000m先まで届く光を発せられるランターンはもっと“すごい”。
発光の仕組みは触手に住むバクテリアがランターンの体液を吸った時に起こる化学反応によるもの。ここら辺の仕組みはモデルのチョウチンアンコウに準じている。
可愛い見た目に反して肉食性で、獲物を見付けるとまぶしい光を放って獲物の目を眩ませてから丸呑みにしようとして来る…コワイ!
ネオラントとは深海で餌の奪い合いとなる様であるが…どう見てもランターンの方が有利そうであるが自然界ではそういう訳でもない様である。
因みにネオラントの好物はスターミーな為餌を奪い合ってるランターンも恐らくはスターミーを…
奇抜でありながら可愛らしくユニークな容姿で人気は高めで、コアなファンも多く持つ。pixivへの画像投稿総数は擬人化を含めて300を超える強者。
色違いは青い部分が青紫になっている。
ゲームでの特徴
基本的にチョンチーを進化させるか、「すごいつりざお」で釣り上げて捕獲する方法がある。それ以外では『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』のホウエン地方のダイビングポイントから潜れるエリアの海藻から、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では地下大洞窟(アンコウが厳寒期を旬とする為か、つららのくうどうやひょうがのだいくうどうに出現)に出現する。
淡水域に出現する地方もあり、ガラル地方ではワイルドエリア、テラリウムドームではキャニオンエリアに出現。
野生のランターンは時々「しんかいのウロコ」というアイテムを持っているため、そのアイテム目当てで乱獲される事もしばしばある。
『エメラルド』では、チャンピオンロードにいるエリートトレーナー・ココロが繰出す個体が通常では覚えない「じしん」を使って来る(最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』時点でも覚えない)。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
125 | 58 | 58 | 76 | 76 | 67 | 460 |
基本的には平均的で平凡なステータスであるが、「HP」だけ別物であり、全ポケモンを通してもトップクラスに入る程の高さを誇っている。そのため、耐久型の戦術との相性が良い。
似た様なステータスにはナマズンも該当するが、珍しいタイプ同士の組合わせのお陰で、バトルにおいては「あまごい」+「かみなり」のコンボが良い感じに決まる。
また、3つある特性の内「ちくでん」「ちょすい」はでんき・みず技を無効化出来る非常に強力なもの。ランターンは元々みず技に強いので、対戦においては通常特性「ちくでん」が好まれる。ただし、「じしん」を覚えていることも多いエレキブルには要注意。
もう1つの通常特性はっこうは、野生のポケモンとの遭遇率が上がるという非戦闘用のものであり、使い道もせいぜい相手のトレース対策程度でしかないハズレ特性。
その他の攻撃技の候補としては「10まんボルト」「ほうでん」「なみのり」「ハイドロポンプ」「れいとうビーム」などが主に挙げられる。それ以外にも「チャージビーム」によって「とくこう」を上げて行く方法もある。
変化技としては、「あやしいひかり」「どくどく」「でんじは」などの妨害系から「じゅうでん」「たくわえる」「ドわすれ」などの強化系も充実している。豊富な体力を生かして「ねむる」を使用する手もある。
『BW』ではウォッシュロトム(あちらはでんき・みずの順番であるが)流行によりその地位が危ぶまれたものの、そのウォッシュロトム、というかカットロトム以外のフォルムチェンジロトムに対して優位に戦えることが出来、ウォッシュロトムキラーとしての役割をも入手た。また、強力な新技「ねっとう」と「ボルトチェンジ」が両方使える様になったのも嬉しい。
他に、同じみずタイプとしてはアズマオウが隠れ特性「ひらいしん」を得た。同じ電気を無効に出来るみずタイプではあるが、種族値・タイプ・覚える技までまるで異なるので、差別化は容易である。
『ポケットモンスター X・Y』ではタマゴ技で「みずびたし」を習得した。でんきポケモンでこの技を使えるのはランターンのみであり、不利な相手でもこれでみずに上書きしてから、でんき技で返討ちに出来るようになった。
また光を放てる関係かフェアリー技「マジカルシャイン」もわざマシン(またはわざレコード)で覚えられる様になったので、さらに幅広い戦略が期待される。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではDLC『ゼロの秘宝 後編:藍の円盤』から登場。優良な複合タイプを維持しつつ一致を強化できるステラテラスタイプとは好相性である。通常のテラスタイプは低い火力を補う一致に始まり、弱点を全て補完できるひこうテラスタル、特性「ちょすい」と合わせてウーラオス(れんげきのかた)を受けられるようにするフェアリーも候補に挙がる。また、技面では「ふいうち」を習得している。
だが、結局は火力がない上に積み技からのサブで押し切られやすいので、余り活躍していない。
使用トレーナー
ゲーム版(本編)
- カスミ:ジムリーダー(カントー)
- N:ポケモントレーナー
- スイレン:キャプテン(アローラ)
- ギェナー:ジムチャレンジャー
- デンジ:ジムリーダー(シンオウ)
ゲーム版(番外作品)
アニメ版
漫画版
- カスミ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンGO
原作通りHPが高い。耐久寄りの種族値になっているため、CP1500以下が条件のスーパーリーグで活躍している。弱点が草と地面と少ないのもポイントである。
2022年9月に「なみのり」を新たに習得してから一気にトップクラスの採用率を誇るようになった。まともな耐久力と技を持つ電気タイプがランターンくらいしかいない。環境で非常に強力でパーティで良く組まれるガラルマッギョとマリルリの構築を崩せるポケモンでもある。
ただし、覚える技がみずとでんきしかないため、それら2つのタイプに耐性がありかつタイプ一致で弱点を突いてくるくさポケモンには明確に弱い。そのため、パーティでは相性補完としてヨルノズクと一緒に組まれることが多い。
このヨルノズクとランターンの組合わせが非常に強力であったため、シーズン15で公式が幾多のポケモンに新たに技を与えたりいくつかの技を強化して何とか崩そうとしたが、結局別ポケモンが環境でより暴れる結果を招き、依然としてヨルノズクもランターンも環境でトップクラスの採用率を誇っている。
そんな対戦状況をナイアン(運営)が見逃す訳がなく、シーズン16でスパークのエネルギーチャージ量が減少(反対に威力は増加)する調整を受けてしまった。それに伴い、スパークを使う他のポケモンには「ボルトチェンジ」など他の優秀な電気通常技を与えられている。
それでもランターンは使いやすいため、スーパーリーグにおける採用率は依然としてかなり高い。最大CPは2357(CPブースト込で2385(であり2500には届かないものの並以上の耐久力があるため、ハイパーリーグでも時々見掛ける。
アニポケ.シリーズ
- オサムのランターン
第220話でルギアの子供「シルバー」と仲良くなった少年・オサムの手持ちで登場。ルギア親子がロケット団に捕われた際にはオサムを海底にあるロケット団の基地まで運んでいる。
- リュウジのランターン
第256話で非公認ジムのリュウグウジムリーダー・リュウジの手持ちで登場。水中で自由に動けるのを利用して上下関係ない方向から攻撃を仕掛け、「スパーク」「とっしん」でワニノコを倒した。
- ナルミのランターン
第257話でも海洋学研究家・ナルミのパートナーで登場。ナルミはランターンの超音波を使ってラプラスの行動範囲を調べている。
第3シリーズ・ダイヤモンド&パール
- カイトのランターン
第77~79話でミクリカップに出場したコーディネーター・カイトのポケモンで登場。2次審査のサトシとの対戦では試合を優位に進めたが、放った「れいとうビーム」が、過去ヒカリも習得させようとしたが失敗していたブイゼルの「氷のアクアジェット」完成に一役買ってしまった。これによって大きくポイントを失ったが、タイムアウト時にはまだポイント差が残っていたため勝利する。
【その他】
第8シリーズ
- 27話:ワイルドエリアに野生で登場。
- 77・78話:野生で登場。
漫画版
3章にて、カスミの手持ちの「ランちゃん」が登場。トージョウの滝でスイクンと戦闘。「ハイドロポンプ」の同時撃ちではパワーで圧倒されたものの、「たきのぼり」で体勢をたて直してそのまま滝の中でぶつかりあう等、激しい攻防を繰広げた。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0170.チョンチー→0171.ランターン→0172.ピチュー
同複合タイプ
第4世代 | ウォッシュロトム |
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関連ポケモン等・グループタグ