基礎データ
全国図鑑 | No.0618 |
---|---|
ローマ字表記 | Maggyo |
ぶんるい | トラップポケモン |
タイプ | じめん / でんき |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 11.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | せいでんき / じゅうなん |
隠れ特性 | すながくれ |
タマゴグループ | すいちゅう1/ふていけい |
地方図鑑
イッシュ図鑑(BW / BW2) | No.124 / No.231 |
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マウンテンカロス図鑑 | No.039 |
ガラル図鑑 | No.226 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | マッギョ | mud(英語で泥)+魚(ギョ) |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Stunfisk | |
ドイツ語 | Flunschlik | |
フランス語 | Limonde | |
韓国語 | 메더 | |
中国語 | 泥巴鱼 |
リージョンフォーム
『ポケモン剣盾』から登場する、ガラル地方の環境に適応して姿を変化させたマッギョのガラルのすがた。
概要
ポケットモンスター 第5世代『ブラック・ホワイト』から登場した、とても平べったい身体を持つ底生魚のポケモンで、見る角度によってはすごい絵面になったりする。
ちびまる子ちゃんに出てくる藤木くんと永沢くんを融合したようなシュールな顔立ちが特徴的。卑怯だね。
その分類名の通り、自身を電気トラップに見立てた狩りを行うポケモンで、背中に放電器官でもある"踏んじゃいけないトラップ"の様な!マークが存在する。
主に干潟などの湿地帯に棲んでおり、泥の中にその平たい体を潜めて過ごす。そして獲物が自身に接触した瞬間に放電し、痺れさせ捕らえている。
それだけならまだしも、普通はぬぼーっとした無表情だが、時折ニヤニヤ笑い、身体から放電する時は必ずニヤけた顔つきになる。
これはマッギョ特有の電気を出すコツのようだが、言いようのない殺意が沸いた人も多く、ポケモン界でも屈指の顔芸ポケモンと言えるだろう。
ポケモンカードゲームではメロメロを放つ姿が描かれており、どうやらウインクもできるらしい。
図鑑には「皮膚が硬いのでハリテヤマに踏まれても平気」という記述があり、時には踏まれる事も前提とした生態ゆえ、外部からの圧力にとても強い身体である事が窺える。色々シュールに見えて、実は結構理に適った形状なのである。
そして相手が痺れてくれないときは「予想外の素早さで体を飛び跳ねさせて逃げる」と説明にはあるが、アニメでは羽のようなヒレを必死に動かし空を飛べる事が判明した。やっぱり何なんだこいつ。
マッギョの生息域には、顔芸に関していい勝負のガマガルやチョボマキも住んでおり、ゲテモノの名産地と化している。
名前の由来も恐らく「Mud(英語で泥の意味)+魚(ギョ)」から。
昔はただの泥魚だったらしいが、同じ泥に棲む細菌の働きによって電気を作る器官が発達し、今の生態と能力を見につけた様だ。
ポケモン立体図鑑BWでは、視点がデフォルトの状態だと完全にペラッペラな姿を見せてくれる。
しかもおまけとして、上から覗き込んだときはどの角度でも目が常時こちらを見ているという素敵仕様。
…ホント何なんだこいつ。
モーション機能があるバージョンの図鑑なら、思う存分ニヤついた表情を堪能することができる。
色違い
色違いは黄色の部分が水色になる。
ゲームでの特徴
『BW2』ではホテルの客室にマッギョがいる部屋がいくつもあったり、夜のサンヨウシティで大量のマッギョが跳ねて(マッギョナイト)たり、PWTでカミツレが使用してたりと、ほかのポケモンとは比べ物にならないくらい優遇されている。
14ばんどうろ・19ばんどうろ・フレンドサファリ(でんき)に出現する。
模様替えグッズの「ひらたいマット」として登場し、ミナモデパートで購入出来る。敷き詰めれば、ひみつきちをマッギョマギョに出来るのだ。
『USUM』にて、ウルトラワープライドで行ける青いワープホール先のウルトラスペースゼロに出現する事がある。
未登場。
リージョンフォーム(ガラルのすがた)であるガラルマッギョが登場。
DLC『鎧の孤島』では、ガラルマッギョを持っていればヨロイ島各地に現れるNPCのチホコから、通常マッギョが交換で貰える。
DLC『冠の雪原』ではダイマックスアドベンチャーに出現する。
未登場。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
109 | 66 | 84 | 81 | 99 | 32 | 471 |
じめんとでんきの複合という珍しいタイプを持ち、この組み合わせはマッギョの他にはスナノケガワしか存在しない(向こうは厳密にはでんき・じめんだが)。
上述した生態から地雷(「地」面+「雷」)ともかけているのだろう。
魚なのにみずタイプを持ち合わせておらず、むしろ魚なのにみずタイプが弱点。一応同世代に水タイプこそ持たないが、魚類がモチーフの仲間が登場している。
でも水棲生物なのでみずタイプの技をそれなりに覚えるという矛盾した存在である。
何かとネタポケ扱いされがちだが、ちょっと待っていただきたい。
高めの耐久(高HP)とそこそこの攻撃性能を誇り、「あくび」、「じわれ」、「いたみわけ」など厄介な技を覚える地味に優秀なポケモンなのだ。
素早さは極めて低いが、逆手にとって「トリックルーム」を使えばマッギョさんの方が先に動ける!
メインウエポンは「10まんボルト」、「ほうでん」、「かみなり」、「だいちのちから」。
更にサブウエポンは「なみのり」、「だくりゅう」、「ねっとう」、「ヘドロばくだん」、「ヘドロウェーブ」、「ストーンエッジ」、「いわなだれ」といった強力なものを覚えられる。
高いHPのおかげで地味に電気タイプでもトップクラスの耐久力を持つなど、馬鹿にしてると痛い目を見る存在となっている。
特防特化してたべのこしを持たせた場合、スカーフエアスラトゲキッスでの突破は絶望的になる。
余談だが、にやけ面になるのは電気技を使った時だけではない。あろうことか、じわれを使った時にもにやけ面になるのだ。マッギョさんがニヤニヤしながら相手を奈落の底に落とす姿はシュールではあるが、やられた方にとっては悪夢以外の何物でもないだろう……。
ふうせんを付けたマッギョは一見ほのぼのしているが、その雰囲気に惑わされると大変な事になることであろう。
なおリバティチケットを取り損ねたり、ビクティニを捕獲してしまったプレイヤー(要するにビクティニ道場に通えない者)からは、HP努力値稼ぎのためによく狩られていた。
ただ、半減または無効にできる耐性の乏しさと、弱点にメジャー所が多いという、受けには不向きなタイプ複合なネックとなっており、種族値上恵まれた耐久力を満足に活かせずマイナーに甘んじているのが現状である。
通常特性のじゅうなんはまひ状態にならない効果があるが、元々マッギョは素早さが低くあまり痛手にならない上を、まひ状態にするわざの多くがでんきタイプで、じめんタイプの相性で無効に出来るために効果が限定的であった。
更に第6世代ではでんきタイプ自体がまひにならなくなった事で、完全に意味の無い死に特性になってしまった。
魚なので「ちょすい」、一応飛べるので「ふゆう」(過去にはでんじふゆうを覚えられた)にでも変わってくれれば、弱点が減り使い勝手が一気に上昇するのだが……。
使用トレーナー
ゲーム版
※PWT
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンカードゲーム
『BW・バトルテーマデッキ ビクティニ』から登場。
こちらも参照。
ポケモンGO
2020年4月1日のエイプリールフールイベントで実装。技構成は通常技に「でんきショック」「マッドショット」、ゲージ(チャージ)技に「どろばくだん」、「ほうでん」、「だくりゅう」を揃える。
耐久が自慢がゆえ低CPのマッギョはジム・レイドバトルでは凡庸だが、トレーナーバトルでは実装や否やスーパーリーグで使用率上位を争うエース級ポケモンとして爆誕。ロックオンに次いで最速な通常技と必要量が少ないチャージ技のコンビはとても相性が良く、弱点の相手にこれでもかというほどチャージ技をバンバン連発可能。
タイプ不一致のだくりゅうも、相手の攻撃を下げられるので見過ごせられはしない。本編は地味でもポケモンGOでは輝くとかホントになんなのコイツは……
ポケモン不思議のダンジョン
イッシュ地方のポケモンが多数登場した『マグナゲート』には未登場であったが、『超』に登場。
時折罠のように地面に潜んでいることがあり、出現と同時に「せいでんき」の効果で踏んだポケモンに麻痺を掛ける、まさにトラップポケモンの名に恥じない活躍を見せる。
マッギョ自身も「じわれ」を習得していることがあるため、踏んでしまった場合は一気に距離を取るかこちらもマッギョの動きを封じる方がいいだろう。最悪どちらもできない場合は1歩離れると「みずでっぽう」をしてくれることがあるため、「じわれ」を受ける確率を減らすことが可能。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
レギュラーの手持ち
CV: 石塚運昇
BW編32話『ガマガル、マッギョ! 水辺の戦い!!』でデントにゲットされ、まさかのレギュラー入りを果たす。思いの外渋い鳴き声をしている。詳細はこちら
ベストウイッシュ
- ED「ポケモン言えるかな?BW」
トリを飾るポケモン。同曲の放映時には毎週、該当のシーンになるたびにリアルタイム実況するtwitter民が一斉に「マッギョ」と呟くため、その時間だけ「マッギョ」がHOTワードの1位になるという奇妙な現象が発生していた。もう何なんだアンタ。
【デコロラアドベンチャー編】
- 第134話『パンジー登場! エリキテルとゴーゴート!!』
雑誌に写っていた。
XY
- 第22話『黄金のコイキングを釣り上げろ!!』
水族館の水槽の中を泳いでいた。
- 第62話『サイエンスの未来を守れ! 電気の迷宮!!』
誘導波によって操られていたポケモンで登場。
新無印
- 第40話『VSサンダー! 伝説レイドバトル!!』
ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでコジロウのポケモンで登場。使用技はみずでっぽう……なのだが、サンダーには全く届いておらず、この状態になっていた。因みにその時ムサシが出したポケモンがサイドンだったのもあり、2人からはかなり不安がられていた。(実際は上記の通り、サイドンと同等以上の強さを持ったポケモンである)
アニポケ・第8シリーズ
- 67話:モブで登場
漫画版
- ポケットモンスターSPECIAL
- ホワイトのどろしー
性別 | ♀️ | 特性 | じゅうなん |
---|---|---|---|
性格 | のうてんき |
バトルサブウェイに挑戦している途中、セッカ付近で捕獲。まさかの図鑑所有者の手持ち入り(後に二人目が現れる)。
ポケモンローカルActs
福井県敦賀市に地域応援ポケモンであるカイリューと、島根県浜田市にはオムスターと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
前者は敦賀湾でヒラメが釣れる、浜田市でもヒラメが釣れる他に稚魚の放流を行ってるからと思われる。
余談
モチーフになった魚はヌマガレイ(淡水に生息するカレイやヒラメの仲間)であると思われる。電気を持つひらべったい魚という点で『シビレエイ』、誤って踏んづけてしまう(いわば生きたトラップ)という点では『オニダルマオコゼ』や『ノーザンスターゲイザー』(ニューヨーク近海に住む魚で顔が天を見るような位置に付いている。発電器官をもつ)などがモチーフであると思われる。
また、ヒラメやカレイ用の漁法として電気で釣り上げる『電気釣り』があり、でんきタイプはこれに由来するとの説も。
ヒラメなどの魚をモチーフにした事を表すように図鑑では「海辺の泥に潜んでいる」と記載されているが、実はこれまでの作品で海辺に出現した事は滅多になく、湿原…要は淡水で出る事がほとんどである。数少ない例としてインターネット連動企画のPDWにてかがやく海で出現したのみ。
そしてNewポケモンスナップにて、ニジイロビーチの浜辺や水中に出現したことでようやく海水に潜むマッギョが見られるようになった。
マッギャー
マッギョに魅せられ、心を奪われ虜になってしまった熱狂的マッギョファンのことをマッギャー(orマギョラー)と呼ぶ。また、「マッギョマギョ」にする(される)という言葉も存在する。
ネット上でも彼らを愛する者は多く、ニコニコ大百科に記事がある他、『マッギョを愛するマッギャー(マギョラー)達のwiki』なるファンサイトもあるほど。
2012年2月より、全国のポケモンセンター各店でマッギョグッズが販売された。マッギョファンの皆様、ぜひ手に入れてはいかがだろうか?
関連イラスト
関連記事
図鑑番号順
0617.アギルダー→0618.マッギョ(ガラルマッギョ)→0619.コジョフー
同複合タイプ
第9世代 | スナノケガワ |
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関連ポケモン・グループタグ
その他