概要
アニメ『ポケットモンスター(第7シリーズ)』3話から、組織としての活動を再開したロケット団3人組。
このシリーズで彼らに秘密兵器が導入されるというニュースは、放送開始前からインターネットでもアナウンスされていたが、同話でその正体が明らかになる。
それはバトルの際、ロケットを模したガシャポン『ロケット・ガチャット』がペリッパーによって届けられ、回して出てきたポケモンをレンタルで使役するというもの。
入っているのはRの文字が書かれた専用ボールで、中にいるポケモンの解説書(使用できるわざなどが書かれている模様)が同封されている。
あくまで支給されたポケモンの為、当然彼らの手持ちには当てはまらない。
出てくるポケモンもガチャ故ランダム。基本的にはボールが2個出てくるが、1つしか出てこない時もある。入っているポケモンは、現実の対戦でも多用されている強力なポケモンから無進化や未進化、進化途中のポケモンまで実に様々。
また2つ出て来た場合でも、どちらも同じ種族が出てくるケースや、捕獲して本部に送ったポケモンが出てくるケースも有る。初期の方では強力そうなポケモンが出てくる事が多かったが、話数が進むにつれ排出されるポケモンが段々と地味になってきている。因みに出てきたポケモンには毎回、分類と名前が表示された画面が出てくる。
所謂ソーシャルゲームのガチャシステムを意識したものと思われる。
更に、故障でボールが一つも出てこないというケースもあり、第49話ではその責任としてペリッパー自らが戦う事になった。
第58話では、寝ぼけたコジロウがニャースをガチャに差し込んだ後、Aパートでペリッパーが、Bパートでソーナンスがガチャを回すという初めての現象が起きた。前者は何故か大量のゴクリンが、後者は第17話で登場したカムカメが排出された。
因みに下記の注釈通り、ガチャを回すのに使う小判は、ムサコジのニャースのものでなくても良いらしい。
登場したポケモン一覧
話数 | ムサシが使役 | コジロウが使役 | 備考 |
---|---|---|---|
3話 | ギャラドス | バンギラス | |
8話 | カイリキー | ツンベアー | |
10話 | ホエルオー | - | |
12話 | マダツボミ | - | |
16話 | サマヨール | サマヨール | ※1 |
17話 | カムカメ | ニョロボン | ※2 |
20話 | エアームド | クロバット | |
26話 | コイキング | ヤドキング | ※3 |
28話 | ジバコイル | アーマルド | |
31話 | キバニア | キングラー | |
33話 | ペンドラー | ドラピオン | |
35話 | ミミロル | チラーミィ | |
38話 | ニドリーノ | ゴローン | |
40話 | サイドン | マッギョ | |
48話 | ダゲキ | ナゲキ | ※4 |
49話 | - | ペリッパー | ※5 |
52話 | モグリュー | サンドパン | |
54話 | ポチエナ | デルビル | |
59話 | サルノリ | - | ※6 |
69話 | タルップル | バニプッチ | ※7 |
70話 | ジグザグマ | ネイティ | |
75話 | ヨノワール | ルナトーン | |
76話 | トロピウス | ラフレシア | |
94話 | ラランテス | ハハコモリ | |
95話 | ナマケロ | ケッキング | ※8 |
127話 | テブリム | ギモー | |
同上 | イシヘンジン | バイウールー | ※9 |
同上 | サシカマス | ウッウ | ※9 |
番外編 | マニューラ | オニゴーリ | ※EX |
ムサシとコジロウの2人が引いたものであり、かつ入っていたポケモンの名前がエフェクト表示されたものを列挙していく。
- ※1 同じポケモンが2体登場。
- ※2 カムカメは第13話で登場した個体と同一。直接的な描写はないがゲット・献上された模様。
- ※3 この回では戦闘用ではなく、アバンタイトルでのサブタイトル紹介用に使用されたのみだった。
- ※4 千鳥の2人が声優を担当(ダゲキは大悟が、ナゲキはノブが担当)。
- ※5 前述の通り、ガチャのポケモンではなく運び屋のペリッパー。便宜上記載。
- ※6 ペリッパーのミスで逃走後、自らボールを破壊しゴウのポケモンに鞍替え。
- ※7 特訓用にアジト内で出したポケモンだが、どちらもデザートに近い外見という事でそのままにされ、結局戦闘描写は無かった。
- ※8 所謂大ハズレ枠で、どちらもなまけるを使ってボールに戻ってしまい全くバトルをしなかった。
- ※9 ガラルニャースの小判で追加投入。
- ※EX プラネタリウム番外編『オーロラからのメッセージ』より。
余談
ロケット・ガチャットの名前は初登場からムサシとコジロウが「ロケット! ガチャット! シークレット!」と言っており、アニポケの公式twitterでも明かされている。
また、両者が支給ポケモンを使ってバトルするという描写は、アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の「タケシ&サトシ! タッグバトルでニビジムを守れ!!」でも見られ、その際のポケモンはボスゴドラとリザードンだった(これはデリバードの手違いによるもので、本来はヤマトとコサブロウへ支給される筈だった)。
第8話でカイリキー、第31話でキングラー、そして第40話でサイドンが出て来たことで、ムサコジは図らずも、サトシとトキワジムで対峙した際の3体を再び繰り出したことになる(ただし、同一個体かは不明)。
なお、「この兵器から出てきた事があるポケモンを、後にゴウがゲットする」という事例は、ゴウがゲットしたのと同一個体のサルノリを除いて、マダツボミとゴローンしかいない。
排出されるポケモンは完全にランダムなのだが、『ポケットモンスター X・Y』のポケモンのみ結局最後まで一切登場しなかった。最終的に今までの2人の手持ちが手元に戻ってきてロケット・ガチャット自体がお役御免になった。
関連タグ
GOロケット団 - 『ポケモンGO』の悪役。ロケット団なのに下っ端ですら強力なポケモンを使ってくる辺り、これも意識している可能性が高い。