概要
無印編第57話「そだてやのひみつ」にて初登場。サトシ達一行をつけ狙うムサシ、コジロウ、ニャース(以下ムコニャ)のライバルでもある。ナンバ博士直属の部下で階級はエリート。ムコニャ同様指名手配されている。
非常にキザな連中で、育て屋に偽装して変装する事が多い。
何だかんだとサカキが2人に保釈金を出したり、所属ポケモンやエリート装備を配送したりしているため、(最終的に組織を裏切った)ビシャスより信頼されている様子。それを裏付けるかの如く、犬猿の仲であるムコニャより作戦の精度と成功率は高い。
初登場と2回目のオレンジ諸島辺りまではまともなエリート団員かつ、平気で残虐な作戦を行う悪党であったが、ルギア親子捕獲作戦で上層幹部への出世が決まりそうなタイミングで、ムコニャにルギア親子を逃がされる妨害を受けてからはコミカルさが増すなど一気に落ちぶれてしまい、ムコニャ同様他のポケモンの技や、レオンの10まんボルトを喰らって爆発し、地平線の彼方までふっ飛ばされている。
落ちぶれてからはムコニャ強化版として活躍することが多かった。一時期喧嘩別れにより、ムコニャとメンバーがシャッフルした事があったが、口上が合わずにコンビ解消となってしまった。
これだけ実績を上げているにもかかわらず、実は養成学校時代はムサシとコジロウよりも遅れて合格しているという過去を持っている(それだけ当時のムコニャはエリートだったという事である)。
先述の描写共々ある種の小悪党寄りなのか、ムコニャに比べてポリシーやプライドなどの一貫した物が無いと思わしき面も見られる(ゲスト故に仕方のない事かもしれないが)。
初期はロケット団ゲストの中でも特に登場回数が多かったが、2008年1月放送のDP編65話を最後に登場が途切れた。理由は明言されていないが「次作のBW編で過去のポケモンやキャラがあまり登場しなかった」「ロケット団のいない地方に舞台が移ったため登場させづらかった」「マトリたちの話があったので十分だった」「ヤマトたちの話を多く担当していた脚本家の大橋志吉氏がポケモンの脚本に携わらなくなった」などの理由が考えられる。
その後、14年ぶりに新無印95話に登場。なんとロケット団を辞めており、ヤマトはカフェを、コサブロウはベーカリーショップを営んでいた。
メンバー
- ヤマト(CV: 勝生真沙子)
詳細はヤマト(アニポケ)を参照。
- コサブロウ(CV: 子安武人)
他のキャラクターからはコサンジと間違えられる。詳細はコサブロウを参照。
口上
初代
ヤ「何だかんだと聞かれたら」
コ「答えないのが普通だが」
二人「まあ特別に答えてやろう」
ヤ「地球の破壊を防ぐため」
コ「地球の平和を守るため」
ヤ「愛と誠実な悪を貫く」
コ「キュートでお茶目な敵役」
ヤ「ヤマト」
コ「コサブロウ」
ヤ「宇宙を駆けるロケット団の二人には」
コ「ショッキングピンク、桃色の明日が待ってるぜ」
ヤ「なーんてな」
ラッタ「ラッチューノ!」
DP
ヤ「何だかんだの声がして」
コ「ジャイロボールのようにやってきた」
ヤ「スターよ」
コ「ムーンよ」
二人「スペースよ」
ヤ「みんなに届けよジャースティス」
コ「宇宙に伝えよギールティー」
ヤ「天国か地獄かその名を呼べば」
コ「誰もがシャキーンと背筋を正す」
ヤ「ヤマト」
コ「コサブロウ」
ツボツボ「ボツボツー」
ヤ「ホントの主役はあたしたち」
コ「我ら正統派の」
2人「ロケット団!」
新無印
ヤ「聞かれても答えないのが普通だけど……特別に答えてあげようか」
以下、初代口上の回想
ご覧の通り、多少の差異はあれど、基本的にその世代のムコニャの口上をパロったものとなっているため、ムコニャからは当然クレームをつけられている。残念ながら、DP編で登場が終わってしまったのでパターンは2種類に留まっている。ちなみに、捨て台詞は「やな気持ち〜!」であり、これもムコニャの捨て台詞「やな感じ〜!」をパロったものである。
余談
無印88話でのスリープを用いた催眠作戦をムコニャに妨害された一件や、さらに先述のルギア捕獲作戦失敗後、それぞれサカキにムコニャの裏切りの件を報告したと思われるが、ムコニャは処分を受けていない。
これらの理由として、いずれの場合もこの時期ムコニャが消息不明&除名扱いの境遇だった上、ヤマコサ以外目撃情報がなく、ムコニャの生存や妨害を示す物的証拠もなかったため、未確認情報扱いされた(ムコニャは再入団の件まで気付かなかった上、ヤマコサやドミノなどの団員達がこの時期の彼らと出会った際のリアクションを見る限り、ただでさえロケット団は規模の大きい組織である上、ムコニャが解雇前にしたっぱに降格された&解雇直前に赤字部署であるロケット・コンツェルンの飛行船会社経営を任されていた影響か、団員全員が3人の解雇を知っていた訳ではない模様)ものと思われる。
また、前者ではこの一件にてムサシとコジロウを介抱し、その後2人に助けられて事件を解決したサトシ一行がその後、事件に巻き込まれたニャース&手持ちポケモンたちへの思いと自身らへの協力に免じてあえて警察にムコニャの関与を教えず、さらにヤマコサも報告より作戦遂行を優先した結果、再逮捕されたことで報告にタイムラグが生じた等の影響を受けたものと思われ、後者は前者と共通の要因に加え、ムコニャが普通のしたっぱに変装して行動していたのも一因である。
ムコニャに再会してからもそれらの裏切りやこれまでの失態を理由にムコニャの処分を実行に移さなかった以上、サカキにジンジーのケースのように条件付きで説得された可能性も高い。
偶然か否か、ネーミングはムコニャと対応したネーミングになっているようである。
ヤマトとムサシは戦艦と日本の武人の名前、コジロウとコサブロウ(漢字表記するとコジロウが2、コサブロウが3と数字が入っている)は数を意識した関係性になっている。
この他、ユニフォームの色(ムコニャは白、ヤマコサは原典のロケット団を思わせる黒)が対になっている他、ニャースポジションのポケモンは猫の反対、つまりネズミモチーフのラッタと対になる要素が多い。ちなみにソーナンスポジションは防御担当という訳で、実際にディフェンスに優れたツボツボが担当。
関連タグ
ロケット団
ボス:サカキ
上司:ナンバ博士
チームヤマコサ:ヤマト(アニポケ) コサンジ/コサブロウ そらをとぶ
柳家小三治:人間国宝にもなって古典落語の名手である落語家。コサンジの元ネタと関係ないと思いたい。
ヤマコサ以外にムコニャに敵意を持っている・抱かれた団員や所属ポケモン
ドミノ(ポケモン):ミュウツーに記憶を消されムコニャを完全に忘れている。
ビシャス:組織への裏切りを知られ、ムサシに作戦を妨害された。
ジンジー:ムコニャの借金を理由に処刑をボスに申告するが却下される。
マトリ:ムコニャからは反感を抱かれており、作戦を妨害されたことも。
サカキのペルシアン:サカキのお気に入りの座を狙うニャースから目の敵にされている。
マトリのアローラニャース:ムコニャを出し抜いてロケット団に入団した。
R団内のライバル
ムコニャ:ムサシ(アニポケ) コジロウ(アニポケ) ロケット団のニャース ロケット団のソーナンス
コミカル団:ムコニャ+ヤマコサ
サトシ旅団:サトシ一行+コミカル団