歴代
初代柳家小三治 - 後∶三代目柳家小さん
二代目柳家小三治 - 後∶二代目談洲楼燕枝
三代目柳家小三治 - 後∶三代目古今亭今輔
四代目柳家小三治 - 後∶二代目柳家つばめ
五代目柳家小三治 - 後∶四代目柳家小さん
六代目柳家小三治 - 俗に「留っ子」「坊やの小三治」、酒に溺れて大正半ば頃に若くして早逝。
七代目柳家小三治 - 後∶七代目林家正蔵
八代目柳家小三治 - 1948年ごろまで活動、引退後1977年まで落語協会事務員を務め同年11月に死去。
九代目柳家小三治 - 後∶五代目柳家小さん
概要
本名:郡山 剛蔵
1939年12月17日生まれ。2021年10月7日没。
幼少時は父が小学校の校長だったこともあって、テストでは100点満点しか許されないほどの厳格な家庭に育ち、それに逆らうように落語に興味を持ち、1959年に大学入試に失敗したのを機に、5代目柳家小さんに入門し、柳家小たけを名乗る。
1963年、二つ目昇進し、柳家さん治に改名。
1969年、当時の落語協会会長の6代目三遊亭圓生から認められて先輩17人を差し置いて真打に昇進し、10代目柳家小三治襲名。圓生は会長在任中は小三治、9代目入船亭扇橋、6代目三遊亭圓窓の3人しか真打昇進を認めなかった。
2002年、師匠小さんが死去。6代目小さん襲名を噂されるが否定する(結局小さんの実子である3代目柳家三語楼が2006年に襲名)。
2010年、兄弟子の5代目鈴々舎馬風から落語協会会長を引き継ぎ、2014年まで務める。
2021年10月7日に心不全で急死。