基礎データ
全国図鑑 | No.0842 |
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ガラル図鑑 | No.207 |
パルデア図鑑 | No.110 |
ローマ字表記 | Tarupple |
分類 | りんごじるポケモン |
タイプ | くさ/ドラゴン |
高さ | 0.4m |
重さ | 13.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | じゅくせい/くいしんぼう/あついしぼう(隠れ特性) |
タマゴグループ | しょくぶつ/ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | タルップル | タルト+怠い+甘ったるい+apple(英語でリンゴ) |
英語・イタリア語・スペイン語 | Appletun | apple(リンゴ)+apple turnover(アップルパイの一種)+ton(トン、重量の単位)+Appleton(アップルトン) |
ドイツ語 | Schlapfel | schlapp(気だるい)+Schlupfkuchen(ケーキの一種)+Apfel(リンゴ) |
フランス語 | Dratatin | dragon(ドラゴン)+tarte tatin(タルト・タタン) |
韓国語 | 단지래플 | 단(甘い)+지루하다(飽き飽きする)+apple(英語でリンゴ) |
中国語(簡体字) | 丰蜜龙 | 丰(豊かな)+蜜+龙(龍) |
中国語(繁体字) | 豐蜜龍 | 豐(豊かな)+蜜+龍 |
進化
→タルップル(あまーいりんごを使う)
→カミッチュ(みついりりんごを使う) → カミツオロチ(ドラゴンエールを覚えた状態でレベルアップ)
概要
初登場は『ポケモン剣盾』。「あまーいりんご」を食べたカジッチュが進化する。
甘いリンゴを食べて進化したからか、全身は甘い蜜に覆われ、その匂いで獲物のむしポケモンを誘き寄せる(SVの図鑑でもミツハニーが集まる姿が撮影されている)。
しかし、グルトンなどお呼びではないポケモンが寄ってくる事もあり、そうした相手は蜜でベットベトにしてしまう。
また、フルーツモチーフポケモン恒例の可食部が存在し、リンゴタルトのような背中の皮がそれ。昔は子供達のおやつとして食されていたようで、ポピュラーな食材だったようである。
名前の由来は『タルト』+『アップル』だと思われる。「甘ったるい」も含まれるだろうか。
一応まんまるに太った体のことを「樽(タル)のようだ」と表現するが・・・ま、まさか。
耳が垂れているように見えるがこれは目で、リンゴのヘルメットらしきものを被っているのでその影響で垂れてしまったものと思われる。
このヘルメットは別に肉体にくっついているわけではないので、ボールから出た瞬間や攻撃を受けた瞬間など大きな動きをすると一時的に脱げる。
動画やスクショにして一時停止にしないと殆どその瞬間は見えないが、本来目のあるであろう部分になにもないのでパット見のっぺらぼうに見えて中々に異質。
人によっては帽子で目が隠れているデザインに見え、かわいらしい印象を持っただろうか。そして事実を知って衝撃を受けた人も少なくないはず。
耳の如きペラペラの目は一応自力で立ち上げることができるのでダメージを受けたときや攻撃の瞬間にはちゃんと相手を見ている。とはいえ普段は垂れているので結局ほとんど自分のほっぺたか地面しか見えないのでは…。
因みに、進化しても高さは0.4mと結構小さめ。体重13.0kgも太っちょであることを考えるとまだ現実的な重さ。
しかし元のカジッチュやアップリューの体重を考えると破格の質量を誇る。あちらが軽すぎるのか、こちらが重すぎるのか・・・。
まぁ軽いor重いという話題は今更彼らに限った話ではないのだが。
モチーフは恐らくバクガメスに次いでタラスクだと思われる。ちなみに、アダムとイブに知恵の実=リンゴを食べるようそそのかした蛇はリヴァイアサンと言われており、タラスクはその息子だと伝承されている。
色違いはグリーンアップルよろしく緑色。ただし、果肉部分の色は据え置きである。
ゲームにおける性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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タルップル | 110 | 85 | 80 | 100 | 80 | 30 | 485 |
アップリュー | 70 | 110 | 80 | 95 | 60 | 70 | 485 |
相方のアップリューと比べると、こちらは素早さを犠牲にHPと特攻を中心とした耐久寄りの配分となっている。
しかし弱点が6つもあるくさ/ドラゴンタイプなのでステータスとイマイチ噛み合っていない……と思いきや、隠れ特性の『あついしぼう』により4倍弱点の氷を2倍に抑えられるという独自の利点を持つ。
半減できるタイプも草、水、電気、地面(あついしぼうなら炎も)とかなり優秀なので耐久型ポケモンとして申し分無い。
新特性の『じゅくせい』はオボンのみや耐久を上げるアッキ・タラプのみなどの効果を2倍にしてくれるため、これまた長期戦と相性が良い。
攻撃面では、専用技「りんごさん」が相手の特防を必ず下げる優秀な追加効果を持つ。他は「ギガドレイン」や「エナジーボール」「りゅうのはどう」などそれなりに揃っているが、サブウェポンは最低限のノーマル技しかない。一方で物理技は「じしん」や「ばかぢから」「ふいうち」などがあり、役割破壊としては十分。攻撃もそこそこある為、両刀も視野に入る。
相方は「てっぺき」が使える一方で「ボディプレス」は使えないが、タルップルはこれらの技を2つとも習得できる点も相方と差別化されていると言える。
第9世代
第9世代では元々の劣悪な複合タイプからタイプを変えることができるテラスタルを獲得。
初期環境ではキノガッサ、ラウドボーン、ヒートロトム、ウォッシュロトム、モロバレル、キョジオーンといった役割対象があることから、独特の地位を獲得している。
シーズン5最終2桁構築にはじめんテラスタルの「とつげきチョッキ」型がエントリーされていた。
そして、最強のブリガロンのレイドバトルでも活躍している。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:「ポケモンマスターズ」シーズン23のバディー
アニメ版
漫画版
- ヤロー(ポケスペ)
番外作品
ポケモンマスターズ
マオ (23シーズン) &タルップル
2023年1月31日に実装された、ドラゴンタイプのサポート。
マサルから貰ったカジッチュを育てたとの事だが、渡した理由は「ガラルに伝わる噂話」ではなくマサル曰く「大事に育ててくれそうだから託した」との事(なおスイレンは噂を知ってたがマオは知らなかった模様)。
技
りゅうのはどう | 追加効果なし |
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クリティカットG+ | 味方全員の急所率を2段階あげる |
りんごさん | 相手の特防を1段階さげる |
お待ちどおさま! | 自分のわざゲージをその場にいる味方のバディーズ1組につき2増やす(マルチプレイのときは味方のプレイヤー全員のわざゲージを2増やす)。味方全員の防御を3段階あげる |
バディーズ技
素材のよさが光る最強のドラゴンレイ |
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★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
攻撃時HP回復G9 | 技での攻撃が成功したときに味方のバディーズ全員のHPを回復する |
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初HP半減時HP回復5 | 初めて自分の残りHPが半分以下になったときだけ自分のHPを最大HPの約50%回復する |
初B技後HP中回復G2 | 初めてバディーズわざをつかったときだけ味方全員のHPを最大HPの約40%回復する |
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 新無印69話
- ロケット・ガチャットで排出されたポケモンとして初登場。ムサシが引き当てた。但しこの回は、当初は特訓用に引き出されたものの、一緒に出て来たバニプッチ共々デザートっぽい外見ということで、結局戦う事なくそのままにされた。(上述の通り本当に食べれるのだが…)。
- 第8世代ポケモンで排出されたポケモンでは既にカムカメがいるが、あちらはムサシ達がゲットしてサカキに献上したポケモンである。よって、ロケット・ガチャット排出ポケモンで初登場した第8世代ポケモンは、このタルップルが初となった。
- 新無印115話
- モブで登場。
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 10話
- ジムリーダー・コルサのアトリエにタルップルの作品が登場している。
余談
2020年12月23日にはポケモンセンターオンラインで、このポケモンの等身大ぬいぐるみが発売された。
上述したように高さは0.4mしかないのだが、ぬいぐるみにしてみると意外とでかかったりする。
関連イラスト
関連タグ
0841.アップリュー(キョダイマックスアップリュー)→0842.タルップル(キョダイマックスタルップル)→0843.スナヘビ
同複合タイプ