曖昧さ回避
- 「Leviathan」を英語読みした名前。リバイアサンとも。⇒レヴィアタン
- トマス・ホッブズの著書。「国家」を1.に例えた政治哲学書。
- ファイナルファンタジーシリーズの召喚獣。本記事で解説。
- 『デュエル・マスターズ』のカード。⇒リヴァイアサン(デュエル・マスターズ)
- 『波打際のむろみさん』の登場キャラクター。⇒リヴァイアさん
- 遊戯王シリーズのカード。⇒海竜神など。
- 『メギド72』の登場キャラクター⇒リヴァイアサン(メギド72)
- 『Fate/GrandOrder』の水着メルトの宝具名。
- 『グランブルーファンタジー』の星晶獣。⇒リヴァイアサン(グラブル)
- 中岡潤一郎の小説『超超弩級戦艦土佐』に登場する戦艦土佐にアメリカ側が怖れて付けた異名。
- 『超星神グランセイザー』に登場する、水のトライブの巨大戦力。こちらは龍というよりクジラである。
- 『キン肉マン」に登場するキャラクター。⇒リヴァイアサン(キン肉マン)
- 鋼鉄の咆哮シリーズに登場する超巨大航空戦艦。
- 2006年製作の映画。⇒リヴァイアサン(映画)
- 『デジモンユニバース アプリモンスターズ』に登場する人工知能。⇒リヴァイアサン(アプモン)
政治哲学書のリヴァイアサン
トマス・ホッブズの著書で、王権神授説を否定し、国家を国民多数を糾合したリヴァイアサンに例える事で社会契約説の基本を説いた。
主張の核心を纏めると
1.人間は生まれながらに生存権と自由権を有している
2.しかしながら生存権と自由権では生存権の方が優先される
3.生存権を守る為に、自由権のうち、自分がやられたら困る行為を行う自由を放棄する必要がある
4.契約は先に履行した方が相手の逃亡等で損をするリスクが潜在している
5.国家権力は放棄対象の一部の自由権の行使や契約の不履行を抑止し、国民の生存権と放棄対象になっていない自由権を保障する為に権力と権限を委託された存在である
教科書では後年のルソーやモンテスキューの社会契約論と比べると、「絶対王政的」「守旧的」と評価される事も多いが、「国家は国民の権利を保護する為に権力を委託された存在である」と言う主張の骨子は近代の立憲君主制や民主政治の基礎になっている。
ファイナルファンタジーシリーズのリヴァイアサン
最初はバハムートに次ぐ二番手に位置していたが、シリーズを重ねるたびに徐々に転落。
今では公式でネタにされるほど、扱いが不遇な感じになってしまっている。
元ネタ「レヴィアタン」が「嫉妬」なので、この不遇加減は準じているのかもしれない。
デザイン的にあまり変わり映えせず書きやすいのが特徴。
初期の頃は字数の関係で「リバイアサン」だったり、ネタで「リヴァイアさん」がいたりする。レヴィアタンが元ネタだが、原典とは異なり竜の姿をしている。
以下作品はそろって「リバイアサン」もしくは「リバイア」表記であるが、シリーズとしては「リヴァイアサン」で統一している。
各作品での活躍
- 『FINAL FANTASY Ⅱ』ではダンジョンで登場(要するに呑みこまれる)。
- 『FINAL FANTASY Ⅲ』では湖で悠々と泳いでいる、原典のファミコン版では後のリヴァイアサンと違い雷弱点では無いためヤワな海神ではない。
- 『FINAL FANTASY Ⅳ』では、バロンに向けて航海中にいきなり現れ、主人公たちの船を沈めてしまう。リディアを飲み込んで幻獣界へと連れて行ってしまった。小説版では召喚されずに地上に現れた影響で凶暴化していたため船を沈めたとされる。
正体は、幻獣の王として君臨してるじいさん(妻にアスラ)。アスラに勝たないと力を認めてくれず、話し掛けても老人の振りをして惚けられる。勝利すると召喚獣となってくれる。幻獣神バハムートに挑むためには彼に認められる必要がある。
戦闘時にいきなり大津波で攻撃して来る。それほど酷いダメージではないがHPの低いキャラは注意。
以後はポーズを変えてブリザラ2回→ポーズを変えて大津波の繰り返し。大津波を喰らってから次の大津波が来るまでに立て直しが出来るかが鍵となる。
ラストダンジョンではタイダリアサンなるボスモンスターが登場。最強の刀であるマサムネを守護している。
見た目はリヴァイアサンの色違いだが雷が弱点ではなく、しかも雷魔法に対してワール(単体のHPを1にする)で反撃して来る。種族特攻も弱点属性もないのでシンプルに最強武器で攻撃し続けるといいだろう。
全体攻撃の大津波と反撃のワールに気を付ければラスダンボスの中では弱い方である。
- 『FINAL FANTASY Ⅴ』では石板と共に封印されていた幻獣として登場。
- 『FINAL FANTASY Ⅵ』ではGBA版や旧スマートフォン版のみ登場、飛空艇ファルコンの入手後、ニケアあるいはサウスフィガロの港から定期船に乗ると出現し戦うことになる幻獣で倒すと魔石化する。
- 『FINAL FANTASY Ⅷ』ではガーディアンフォースと呼ばれる精霊。マスター・ノーグからドローできる。
- 『FINAL FANTASY Ⅸ』では外側の大陸にあるマダイン・サリの召喚士に封印されていたが、ダガーによって解放され、彼女の手持ち召喚獣となる。なお、この頃からかなりデザインが洗練され、演出もカッコ良くなっている。
- 『FINAL FANTASY Ⅻ』ではアルケイディア帝国第八艦隊の旗艦を務める戦艦の名前になっている。艦隊の中では最強だったが、ジャッジ・ギースは強大な破壊力を有する破魔石の力を自らのものにしようと画策。実験を強行したことにより破魔石が暴走し、ミストの暴走がもたらした破壊に巻き込まれて艦隊と共に消滅した。
- 『FINAL FANTASY ⅩⅣ』ではサハギン族が信仰する蛮神として登場する。
- 『FINAL FANTASY ⅩⅤ』では神の一角として登場。戦闘に力を入れられており、屈指の名シーンとして名を馳せている。
- 『FINAL FANTASY XVI』では水の召喚獣として登場。本作における最強クラスのボスとなっており、バハムートやオーディンなどは比較対象にもならないほど。その理由はDLC2 海の慟哭にて登場するためだろう。
派生作品にもよく登場する。サガシリーズでは上級モンスターとして、作品によるが時に敵・時に味方として出てくる。バハムートラグーンでは神竜の1体として召喚可能で、水属性という重要度の高いものになっており、範囲・威力・コストともに優秀。