基礎データ
概要
第四世代のプラチナで追加されたロトムのフォルムチェンジした姿(FCロトム)の一つ。
ロトムを手持ちに入れたままマップ上のどこかにある電子レンジを調べることでフォルムチェンジする。
姿はオレンジ色の電子レンジを摸したものに変化、体を覆うオーラは赤になり、腕を思わせる部分はミトンのようになっている。
ヒートロトムとはあくまで分類上の名称で種族名はロトムのままである。
そのためユーザーからは「炎ロトム」「ヒトム」などと呼ばれている。
ゲームにおける特徴
フォルムチェンジすることでオーバーヒートが使えるようになった(フォルムを戻したり変えたりすると忘れてしまう)。
第四世代まではノーマルロトムと同じタイプだったが、第五世代からはタイプがでんき/ほのおという唯一の組み合わせに変わる。第8世代以降でパッチルドンとヒスイビリリダマ系統が登場した事により、ヒートロトムのみタイプ被りが起こっておらず、フォルムチェンジ固有タイプを維持したままである。ふゆうによって4倍弱点のじめんを無効化でき、弱点はみずといわのみ、耐性も8つとノーマルロトムに次いで最も多い。ただしかたやぶりじしんには注意。
でんき技とほのお技の組み合わせは攻撃範囲が広く、他のFCロトムが止まってしまうナットレイやユキノオーを容易に突破できるのが強み。
さらにタイプの組み合わせ上まひややけどにもならない。対戦ではメジャーな状態異常を二つも無効化できるのはかなり大きい。
特にやけど無効のおかげで最後っ屁に「おにび」を撒いてくるファイアローにはウォッシュロトム以上に安定して立ち回れる。もちろんかえんだまトリックとも相性がよい。
ただ、でんき技とほのお技を両方半減する相手は決して少なくなく、特にドラゴンタイプやみず/じめん複合を呼びやすい。そのため、アタッカーとして使うなら「めざめるパワー」(タイプの候補はみず・くさ・こおり辺り)が欲しい所。第8世代でこれが没収されてしまったのは向かい風。
また、ほのお技が「オーバーヒート」一択であるため、「みがわり」などで受け流されると苦しくなるなど使い勝手が悪い部分もある。
対戦ではウォッシュロトムに次ぐ人気を誇っており、第7世代からは環境の変化によりその洗濯機が数を減らしたため、一時最も使用率の高いフォルムとなった。
剣盾ではウォッシュロトムが復権。使用率が抜かれることになったが、洗濯機共々環境最上位を維持した。鎧の孤島まで環境に生き残ったトゲキッスに対しては、そちらの一致両方を半減できる耐性が活きた。
SVではテラスタルを活用する事で、でんきならもう一声なでんき火力を増強しつつ実質弱点なしになることができるほか、フェアリーに変わりつつ「テラバースト」を持つことで本来打点と耐性を持ちづらい相手であるドラゴンに対してある程度対処できるようになるように。
シーズン2になると諸々のドラゴンに通りの悪い「オーバーヒート」をカットした型が上位帯に浸透。
シリーズ1の上位構築の中にはずぶといHBベースで「たべのこし」や「オボンのみ」を持たせた「おにび」「イカサマ」耐久型のヒートロトムが目立った。
ただし使用率自体は芳しくなく、シリーズ1では30位台を推移し、シーズン3では40位、シーズン4では41位であった。やはり剣盾の時のトゲキッスのようなハッキリとした仮想敵がいないのが祟ったか。生命線の「ボルトチェンジ」がじめんテラスタルのせいで安定しないのも大きい。
使用トレーナー
ゲーム版
関連イラスト
関連タグ
0478.ユキメノコ→0479.ロトム/ヒートロトム/ウォッシュロトム/フロストロトム/スピンロトム/カットロトム→0480.ユクシー