基礎データ
全国図鑑 | No.0234 |
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ジョウト図鑑 | No.129 |
ヒスイ図鑑 | No.049 |
パルデア図鑑 | No.214 |
英語名 | Stantler |
ぶんるい | おおツノポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 71.2kg |
とくせい | いかく/おみとおし(第4世代から)/そうしょく(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
進化
オドシシ→アヤシシ(「バリアーラッシュ」を早業で20回使う)
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場した鹿のようなポケモン。シカ科でも特にトナカイに近い姿をしている。
名前の由来は恐らく「鹿威し」のアナグラムから。
その角はまるで目玉のように奇妙な形をしており、絶妙な曲がり具合で通過する空気の流れを微妙に変える事で、極めて小規模ながら不思議な空間を作り出している。
その為、ずっと見ていると吸い込まれそうな催眠状態に陥り、最後はゲシュタルト崩壊を起こして体の感覚が狂い立てなくなってしまうという。
現実の鹿同様に人間達にツノを利用される事が多く、ツノそのものは美術品として、根本にある黒玉部分は睡眠薬として狙われ、一時期は絶滅寸前まで追い込まれたとのこと。
その経歴に違わず、出現エリアがかなり狭い上に出現率もかなり低く、かつ非常に捕まえづらい傾向にある。例えばエメラルドではサファリゾーン、DPでは207番道路でポケトレを使わないとお目にかかれなかった(HGSSではエンジュシティの近くの草むらで普通に出る)。
第5世代になってシキジカ&メブキジカという新たな鹿ポケモンが追加された結果、ますます元祖鹿ポケモンとしての立つ瀬がない状態に。
こうして長らく影の薄い立場に甘んじていたが、近年『LEGENDSアルセウス』にて正当進化形態であるアヤシシが追加された事により、ようやくクローズアップされ面目躍如と相成った。
『ポケモンSV』の図鑑説明によれば、昔のオドシシは外敵の多い過酷な環境で暮らしていた関係で現代よりも逞しく、エスパーパワーも強かったため、自力でアヤシシへの進化を獲得していたらしい。言い換えれば、現代の環境はオドシシにとって進化の必要が無いほど住みやすくなったと言える。そのためかパルデア地方ではこれまでの地方と比べて生息数が多め。
ピクシブでもクリスマスシーズンになると、色合いからサンタクロースを連想させるデリバードとコンビで描かれる作品が多く出回る。
OVA「ピチューとピカチュウのふゆやすみ2000」と「2001」ではサンタクロースの相棒として登場しており、サンタのソリを牽引しながら空を飛ぶという特殊能力を披露している。
第5世代以降は、冬に応じた姿を持つメブキジカにトナカイ枠の立場を譲る事が多くなったが、ポケモンGOにおいては2021年でもトナカイ枠として活躍している。
ゲームにおける性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
73 | 95 | 62 | 85 | 65 | 85 | 465 |
攻撃と素早さがなかなか高いがそれ以外は地味な印象。しかし特性はどれも優秀。
いかくは低めの物理耐久を補え、ケンタロスやムーランドとも、技や特攻で差別化できる。また、ダブルバトルやトリプルバトルなら「スキルスワップ」と併用して、味方に渡してもう一度いかくを発動させたり、敵に渡して味方のまけんきなどの特性を発動させたりと唯一無二のコンボが出来る (シングルバトルだと、「スキルスワップ」によって自身に「いかく」の効果が跳ね返ってくる)。
おみとおしなら、相手の持ち物を知る事が出来るのでかなり便利。「でんじは」や「さいみんじゅつ」等の成功率も上がるだろう。
隠れ特性のそうしょくも、「キノコのほうし」や「やどりぎのタネ」を使う相手にローリスクで繰り出す事が可能(通常の2つの特性が登場した際に発動する特性故、バトルに出した瞬間にバレてしまうリスクがあるが、くさタイプへの後出しなら相手にバレてもそんなに支障ない)。第7世代の時点では、「ふいうち」との両立ができないのが難点ではある。
覚える技もかなり豊富で、物理技だと「しねんのずつき」、「じしん」、「ふいうち」、「とびげり」など割と強力な技を覚える。
HGSSでは「メガホーン」も追加された。
また、時空のゆがみを生じる角の影響からか、エスパータイプの攻撃技・補助技も覚える。
他のノーマルタイプよりも特殊技も多めに覚えられるが、肝心のとくこうはそこまで高い訳ではなく、一致技の最高威力が「さわぐ」と、特に台頭するノーマル特殊アタッカーと比較すると、対戦下では負けている。
ステータスの低さから決定力には欠けるが、『ポケモンLEGENDS アルセウス』にてようやく進化系のアヤシシが登場。更にはオドシシ系の専用技「バリアーラッシュ」を新たに獲得している。
なおリージョンフォームではなく既存種から進化できるためか、現状進化方法が無いSVにおいてもオドシシに「しんかのきせき」が適用される(リングマも同様)。持ち物がバレやすいとはいえ漸く真っ当な活躍が見込めるようになった。
ダブルバトルでは「スキルスワップ」で「いかく」を相手に移すことで味方の「かちき」を能動的に発動するコンボがある。「トリックルーム」も使えることなので、中速ないし鈍足の「かちき」持ちと同時採用してトリパを組むのも1つの手。
使用トレーナー
ゲーム版
- キョウ:四天王(ジョウト)※1
- アンズ:ジムリーダー(カントー)※1
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)※1
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)※1
アニメ版
アニメ版
- 無印125話
- メジカタウンのメジカパークにて、怪我を負った子供の個体が人間を怖がってオドシシの群れの幻を見せて自分の身を守ろうとしていたが、タケシに保護された事で彼に心を開く。怪我が治り、野生に帰ろうとした直後にロケット団に捕らわれるが、タケシや駆けつけた大人のオドシシにより助けられ、無事群れの中に帰る事ができた。
ゴウのオドシシ
新無印9話にて、スズの塔でムウマと共にサトシたちの行動を妨害して幻覚を見せていたが、ジエイのホーホーの技「みやぶる」で効果がなくなり、再び幻覚を見せようと試みたもののムウマ共々ゲットされた。第11話ではストライク同様、サトシのカイリューを警戒していたが、すぐ仲良くなった。
ポケモンフーズが無くなった時はベトベター・アーボ・ヒヒダルマと共にむしポケモン側と大喧嘩している。
- その他
- 「クリスマスの夜」ではサンタクロースのポケモンで登場。
- シンジのオドシシ:迷いの森でゲットするが、レベルが低かったためにすぐに逃がした。
無印 | 146話・250話 |
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AG | 11話 |
DP | 6話・10話 |
新無印 | 44話(ミュウのへんしん) |
劇場版 | 時を超えた遭遇・氷空の花束・超克の時空へ・みんなの物語 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
3章でオーキド博士のオドっちが登場。博士がポケモンのデータ集めしてる時に野生ポケモン相手とのバトルに使用される。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS
ポケモン一覧 ノーマルタイプ アヤシシ
0233.ポリゴン2→0234.オドシシ→0235.ドーブル
同ノーマル単タイプ
- コラッタ/ラッタ ニャース(キョダイマックスニャース)/ペルシアン ベロリンガ/ベロベルト ピンプク/ラッキー/ハピナス ガルーラ/メガガルーラ ケンタロス メタモン イーブイ/キョダイマックスイーブイ ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ ゴンベ/カビゴン(キョダイマックスカビゴン)
- オタチ/オオタチ エイパム/エテボース ノコッチ/ノココッチ ヒメグマ/リングマ ドーブル ミルタンク
- ジグザグマ/マッスグマ ナマケロ/ヤルキモノ/ケッキング ゴニョニョ/ドゴーム/バクオング エネコ/エネコロロ パッチール ザングース ポワルン カクレオン
- ビッパ ミミロル/ミミロップ ニャルマー/ブニャット レジギガス アルセウス
- ミネズミ/ミルホッグ ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド タブンネ チラーミィ/チラチーノ バッフロン
- ホルビー トリミアン
- ヤングース/デカグース タイプ:ヌル/シルヴァディ ネッコアラ
- ホシガリス/ヨクバリス ウールー/バイウールー
- グルトン/パフュートン ワッカネズミ/イッカネズミ