基礎データ
全国図鑑 | No.0234 |
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ジョウト図鑑(GSC) | No.129 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.131 |
ヒスイ図鑑 | No.049 |
パルデア図鑑 | No.214 |
キタカミ図鑑 | No.053 |
ローマ字表記 | Odoshishi |
ぶんるい | おおツノポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 71.2kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | いかく:場に出した時、一部の特性を除く相手全体の攻撃を1段階下げる。手持ちの一番上に入れると、レベルの低い野生ポケモンが出にくくなる。第7世代のみ野生のポケモンが仲間を呼びやすくなる |
特性2(第4世代から) | おみとおし:フィールドに出た際に、対戦相手の所持している「もちもの」を知ることができる。相手ポケモン全てに有効 |
隠れ特性 | そうしょく:相手のくさタイプの技を無効化し、自分の「こうげき」を一段階上げる |
おとしもの | オドシシのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
ドイツ語 | Damhirplex |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Stantler |
フランス語 | Cerfrousse |
韓国語 | 노라키 |
中国語(簡体字) | 惊角鹿 |
中国語(繁体字) | 驚角鹿 |
進化
オドシシ→アヤシシ(「バリアーラッシュ」を早業で20回使う)
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場した鹿のようなポケモン。名前の由来は恐らく「鹿威し」のアナグラムから。
その角はまるで目玉のように奇妙な形をしており、絶妙な曲がり具合で通過する空気の流れを微妙に変える事で、極めて小規模ながら不思議な空間を作り出している。
その為、ずっと見ていると吸い込まれそうな催眠状態に陥り、最後はゲシュタルト崩壊を起こして体の感覚が狂い立てなくなってしまうという。
現実の鹿同様に人間達にツノを利用される事が多く、ツノそのものは美術品として、根本にある黒玉部分は睡眠薬として狙われ、一時期は絶滅寸前まで追い込まれたとのこと。
かつてシンオウがヒスイ地方と言われていた昔のオドシシは、外敵の多い過酷な環境で暮らしていた関係で現代よりも逞しく、強力なサイコパワーも行使でき、結果進化することさえ可能としていた。
言い換えれば、現代の環境は彼らにとって進化の必要が無いほど棲みやすくなったと言える。その弱体化のせいで、上記乱獲による種の減少を招いたともいえるが…。
進化後や他の偶蹄目ポケモンと比べると、パワーの関係で騎乗向きとは言えないが、出来ない訳ではなく、キタカミの里の鬼退治フェスではライドポケモンとして扱われている模様。
ピクシブでもクリスマスシーズンになると、色合いからサンタクロースを連想させるデリバードとコンビで描かれる作品が多く出回る。
OVA「ピチューとピカチュウのふゆやすみ2000」と「2001」ではサンタクロースの相棒として登場しており、サンタのソリを牽引しながら空を飛ぶという特殊能力を披露している。
第5世代以降は、冬に応じた姿を持つメブキジカにトナカイ枠の立場を譲る事が多くなったが、ポケモンGOにおいては2021年でもトナカイ枠として活躍している。
ゲームにおける特徴
その経歴に違わず、出現エリアがかなり狭い上に出現率もかなり低く、かつ非常に捕まえづらい傾向にある。
特にヒスイ地方では黒曜の原野でよく見られるポケモンだったが、現代のシンオウではポケトレを用いないと遭遇できないレアポケモンとなっている。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
73 | 95 | 62 | 85 | 65 | 85 | 465 |
攻撃と素早さがなかなか高いがそれ以外は地味な印象。しかし特性はどれも優秀。いかくは低めの物理耐久を補え、ケンタロスやムーランドとも、技や特攻で差別化できる。
また、ダブルバトルやトリプルバトルなら「スキルスワップ」と併用して、味方に渡してもう一度いかくを発動させたり、敵に渡して味方のまけんきなどの特性を発動させたりと唯一無二のコンボが出来る (シングルバトルだと、「スキルスワップ」によって自身に「いかく」の効果が跳ね返ってくる)。
おみとおしなら、相手の持ち物を知る事が出来るのでかなり便利。「でんじは」や「さいみんじゅつ」等の成功率も上がるだろう。
隠れ特性のそうしょくも、「キノコのほうし」や「やどりぎのタネ」を使う相手にローリスクで繰り出す事が可能(通常の2つの特性が登場した際に発動する特性故、バトルに出した瞬間にバレてしまうリスクがあるが、くさタイプへの後出しなら相手にバレてもそんなに支障ない)。第7世代の時点では、「ふいうち」との両立ができないのが難点ではある。
覚える技もかなり豊富で、物理技だと「しねんのずつき」、「じしん」、「ふいうち」、「とびげり」など割と強力な技を覚える。HGSSでは「メガホーン」も追加された。また、時空のゆがみを生じる角の影響からか、エスパータイプの攻撃技・補助技も覚える。
他のノーマルタイプよりも特殊技も多めに覚えられるが、肝心のとくこうはそこまで高い訳ではなく、一致技の最高威力が「さわぐ」と、特に台頭するノーマル特殊アタッカーと比較すると、対戦下では負けている。
ステータスの低さから決定力には欠けるが、『ポケモンLEGENDS アルセウス』にてようやく進化系のアヤシシが登場。更にはオドシシ系の専用技「バリアーラッシュ」を新たに獲得している。
なおリージョンフォームではなく既存種から進化できるためか、現状進化方法が無いSVにおいてもしんかのきせきが適用される。持ち物がバレやすいとはいえ漸く真っ当な活躍が見込めるようになった。
ダブルバトルでは「スキルスワップ」で「いかく」を相手に移すことで味方の「かちき」を能動的に発動するコンボがある。「トリックルーム」も使えることなので、中速ないし鈍足の「かちき」持ちと同時採用してトリパを組むのも1つの手。
使用トレーナー
ゲーム版
- キョウ:四天王(ジョウト)※1
- アンズ:ジムリーダー(カントー)※1
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)※1
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)※1
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2017年2月17日に他のジョウトポケモン同様に実装。
『ポケモンユナイト』
- レモータスタジアム (氷雪Ver.)の野生ポケモンとして登場する。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのオドシシ
〈ゲストなど〉
- 無印125話
- DP6話
- OVA「クリスマスの夜」
- サンタクロースのポケモンで登場。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章でオーキド博士のオドっちが登場。博士がポケモンのデータ集めしてる時に野生ポケモン相手とのバトルに使用される。