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ファストトラベル

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コンピュータゲームで途中の移動をスキップして離れた場所へショートカットできる機能。ワープ。
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曖昧さ回避編集

  1. FAST TRVEL.空路での旅客手続きの簡便化技術の総称。
  2. コンピュータゲームにおいて、自分の操作するキャラクターを離れた場所へと転送できるシステム。本記事で記述。

概要編集

コンピュータゲームにおいて、隔たった二つの地点の間を、自分でキャラを動かしてその距離を実際に移動させることなく、一瞬で到着できる要素。

この名称が浸透するまではワープとかルーラとか色々な呼び方で呼ばれていた。


ゲームプレイにおいて、色々な場所を歩いて新しい世界を目にすることは根本的な楽しみの一つである。我々の価値観では移動そのものが「旅」と呼ばれて特別な価値を持つことも多く、ロードムービーなど移動そのものが劇のモチーフとして扱われる。文学でも『西遊記』や『東海道中膝栗毛』など旅そのものが題材に取られる例は古今に暇がない。本質的に、移動はそれ自体が物語の生起するプラットフォームである。


一方で、生身の私たちは移動にかかる手間や時間をなるべく減らしたいと願っており、自動車新幹線など移動を便利にする技術が生み出されてきた。

ゲームであると、お使いイベントのためにあっちこっちに移動したり、買い忘れたものを取りに戻ったり、長いダンジョンを制覇して帰り道を延々とまた引き換えしたりするときなど、時間的にも精神的にも肉体的にもだるいことが多い。

特に、ゲームは遊びという擬制であり必要以上に現実的にすると却って冷めたり面白味を無くしてしまう。人がインタラクトする工業プロダクトであるゲームには、利便性が欠かせない。


特に、3Dゲームでオープンワールドが作れるほどにゲーム基板が高機能化してくると、フィールドの広大化に伴って移動の短縮はより強い要請となっていった。


ファストトラベルは、ゲームプレイを新鮮で面白いものにし続けるために取り入れられた必要な要素なのである。

しかし、便利にし過ぎると逆に簡単になりすぎたり興が削がれてしまうこともあるため扱いが難しい。ゲームプレイでの利便性と手間のバランスに絶対的正解はなく、究極的にはアナログな匙加減による程度問題である。


ワールドマップなどの全体図から目的地点を選んで実際のフィールドに移動するタイプなど、元々移動するパートがない場合はこう呼ばれることがない。あくまでも、実際にキャラクターをゲーム内で動かす部分をスキップできる場合のみが該当する。


3Dゲームでは離れた地点に移動すると作品次第では長めのロード時間が発生するため、ハードスペックが利便性に関わる面がある。


様々な名称編集

ファストトラベルは作品ごとに固有のガワを被せられることも多い。

例えば、ドラゴンクエストシリーズではじゅもん(同シリーズでの魔法技能)の一種である「ルーラ」として登場する。他、ダンジョンから脱出するためのファストトラベルは「リレミト」として機能が分けられている。

一方で、単に「途中の描写を省略しただけ」の物も少なくない(ウィッチャーシリーズなど)。その場合は単に標識などオブジェクトや所定ポイントから別な場所に飛べるといったタイプが多い。


ファストトラベルの例(歴史?)編集

※すべてを列挙していくときりがないので、追加する場合は特有の設定がある物を中心にお願いします<m(__)m>


  • ドラゴンクエストシリーズ……呪文「ルーラ」「リレミト」、アイテムキメラのつばさ」「そらとぶくつ」等
  • ファイナルファンタジーシリーズ……魔法・アビリティ「テレポ」「デジョン」、アイテム「テレポストーン」等。当初テレポとデジョンの効果は作品によって入れ替わったりしている。ダンジョンの入口まで戻る効果の他に、1フロア前に戻る効果もあった。高速移動できるチョコボ飛空艇が存在するためか、町へ移動する魔法などは長らく登場しなかった。
  • MOTHERシリーズ……PSI(超能力)「テレポーテーション(テレポート)」、アイテム「あなぬけネズミ」等。テレポーテーションは一度行ったことのある町に移動する効果だが、バック・トゥ・ザ・フューチャーのタイムトラベル方法のパロディになっており、失敗して中断されることもある。
  • 女神転生シリーズ……魔法「トランパ」「トラスタルト」「トラポート」、アイテム「てんしのつばさ」等
  • メタルマックスシリーズ……戦車用の道具「ドッグシステム」で一度行ったことのある特定の町への移動と、ダンジョンからの脱出が可能。何度でも使用できる。町以外にもある転送センターでは「転送装置」により一度行ったセンターへ移動できるが、指定したセンターとは違う場所に飛ばされる転送事故が起こることがあり、シリーズ作品の中には転送事故でしか行けない場所もあるらしい。
  • サガシリーズ……SFCロマサガは地図から町やダンジョンに入る形式だが、バトルのない町中からはボタン1つで地図へ出ることができる(専用ボタンとして割り当てられている)。ロマサガ2になると、初めから地図から入る町やダンジョンと、当初は徒歩や船での移動が必要だがイベントを進めると地図からも入れるようになるものとが混在するようになる。またバトルのない町中では建物内→町中→外(地図)といったように、町の外側方向にのみボタン1つで一定フロアを移動できるようになった。これらは「途中の描写を省略」した部類だが、安全な移動ルートを確保できていることを示すニュアンスがあり、逆にダンジョンから脱出するスキルやアイテムなどはサガシリーズではごく一部の例外を除いて登場していない。
  • ポケットモンスターシリーズ……わざそらをとぶ」「あなをほる」「テレポート」、アイテム「あなぬけのひも」、NPC「タクシードライバー」等
  • ソウルシリーズ/SOULS……オブジェクト「篝火
  • モンスターハンターシリーズ……アイテム「モドリ玉」、生物「翼竜」「翔蟲」
  • NieR:Automata……主人公たちはアンドロイドであり、移動するのではなく別の地点に保存されているボディに人格データをダウンロードするという形式
  • グランド・セフト・オートシリーズ……NPC「タクシー」等


関連タグ編集

どこでもドア テレポート オープンワールド RPG

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