ピクシブ百科事典

ウィッチャー

うぃっちゃー

ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説。 ポーランドのゲーム会社CD Projekt REDからゲームソフトとして2007年にwithcer1が、続編であるwitcher2が2011年、witcher3が2015年に発売された。
目次[非表示]

概要

怪物退治を生業とするウィッチャーである、リヴィアのゲラルトの壮大なサーガ(長編の叙事小説)。
テメリア、レダニア、ケイドウェン、エイダーンを中心とした北方諸王国と南方の大国、ニルフガード帝国間の戦争、人間とエルフ、ドワーフなどの非人間族との間の対立を背景に、ゲラルトとその仲間たちの冒険が描かれる。

あらすじ

ウィッチャーであるリヴィアのゲラルトは南の大国ニルフガード帝国に滅ぼされたシントラ国の王女シリラと出会い、彼女をウイッチャー達の砦、ケィア・モルヘンで保護する。
「シントラの虐殺」と呼ばれた凄惨な事件から2年。ウイッチャー達はシリをウイッチャーの見習いとして育てようとしていたが、シリは予言された<驚きの子>であり、彼女には<源流>と呼ばれる制御不能な力を持っていることを知ることになる。また、男所帯であるため大人になりつつあるシリの扱いに困った彼らは知り合いの女魔術師トリス・メリゴールドに助言を求めた。
トリスはシリを遠く離れたメリテレ寺院に通わせ、力の制御を学ばせることを提案する。旅路は長く、困難であったが、たどり着いた寺院でシリはイェネファーと出会い、当初は反目しつつも絆を深めていった。

その頃、シリの生存を確信したニルフガードの皇帝エムヒルはある目的のためにシリを我が物とすべく追手を差し向ける。一方、ニルフガードに対抗する北方諸国の王たちもまた、シントラ国再興のためにシリを捜索していた。そしてフィリパ・エイルハート率いる女魔術師会や幽鬼の軍団ワイルドハントもまた、源流であるシリを手に入れるべく暗躍をしていた。
シリの危機を感じ取ったゲラルトはシリを救出すべく旅に出るが、やがて大きな戦争へと巻き込まれてゆく。

主な登場人物

リヴィアのゲラルト

白狼、ブラビケンの殺し屋とも呼ばれる熟練のウィッチャー。
「シントラの大虐殺」と呼ばれるシントラ国で起きた戦争から保護した一人の少女・シリをケィア・モルヘンに連れ帰り、ウィッチャー見習い、そして娘として大事に育てている。

シリラ・フィオナ・エレン・リアノン

通称シリと呼ばれる灰金色の髪の少女。シントラ国女王キャランセの孫娘で“シントラの仔獅子”とも呼ばれる。
両親であるパヴェッタとダニーは海難事故で亡くなっている。かつてゲラルトはパヴェッタとダニーを助けたことがあり、「偶然の法則」によりその時妊娠していたパヴェッタの子を貰い受けると約束していた。
途絶えたとされる古代エルフの血筋の末裔で<源流>と呼ばれる強大な魔力の持ち主、そして史上初の女ウィッチャーの見習いでもある。
その複雑な立場と能力を利用するため、各陣営が彼女を手中に収めようと血眼になって探している。

ファルカ

ゲラルトやイェネファーとはぐれ、一人砂漠を彷徨っていたときに名乗った偽名。
<ネズミ>と呼ばれる盗賊団の一員として知られるようになる。

ヴェンガーバーグのイェネファー

強大な魔術師であり、ゲラルトの元恋人であり、シリの母親代わりの女性。
かつて強力な精霊ジンに囚われていたところをゲラルトに助けられた。

トリス・メリゴールド

赤髪の女魔術師。ソドンの丘で起きたニルフガードとの激戦で死亡した14人の魔術師の一人と言われていたが、辛うじて生き延びていたため「丘の14人目」と呼ばれる英雄。
ゲラルトに思いを寄せているが表面上は隠している。

ダンディリオン

ゲラルトの親友の吟遊詩人。何かと事件に巻き込まれ、事ある毎にゲラルトに救出されている。
吟遊詩人としては有名で大衆や貴族にもその名が知られている。
実は子爵持ちの本物の貴族。

エムヒル・ヴァル・エムレイス

ニルフガード帝国を統治する皇帝。
行方不明になったシリをシントラ国の統治者として据えたあと、シリと結婚することでシントラ国を併合しようと目論んでいると噂れるが…。

カヒル・マー・ディフリン・エプ・シラク

ニルフガード帝国兵士。シントラの虐殺の際にシリと出会っており、黒い羽根付き兜の騎士としてシリのトラウマになっている。
ニルフガードを脱走し、なぜかしつこくゲラルトに同行を申し出る。

ミルヴァ

ブロキロンの木の精の協力者で弓の名手。ゲラルトの旅に同行する。

エミール・レジス・ロヘレック・タージフ=ゴドフロイ

理髪外科医にして上級吸血鬼。過去のとある事件から、人間の血を吸うことはやめている。

用語

ウィッチャー

怪物退治を生業とする肉体を魔法や霊薬で強化した改造人間。エルフ語で「ヴァット・グェン」とも呼ばれる。
霊薬による変異の影響で子どもを作れないが、非常に長寿でゲラルトは100歳近い年齢。
人間ではあるが、体を変異させたことで非人間族と同じく侮蔑の対象になっている。
また、子どもを作れないため報酬として依頼人の子どもを連れ去り、ウィッチャー見習いにすることもあるので、人攫いと蔑まれることもある、
政治的に中立を信条としているが、生計を立てるために暗殺などの任務を請け負うウィッチャーもいる。
かつては世界中のあちこちにいて怪物退治や厄介ごとの解決を引き受けていたが、年々その数を減らしてきてる。

北方諸国

レダニア、シントラ、テメリア、コヴィリなどその他多数の小規模国家からなる、大陸北方の国家群。
版図を広げるニルフガード帝国と戦争状態にあるが劣勢に立たされている。

ニルフガード帝国

エムヒル皇帝が統治する大陸南方の大国。
黒い甲冑が特徴で「黒の軍団」と呼ばれる。

非人間族

エルフ、ドワーフ、ハーフリングといった人間以外の種族。
人間から迫害を受けているが、鍛冶職人としてドワーフは一部で受け入れられていたりする。

スコイア=テル

非人間族からなる反乱軍。エルフ語で「リスの尾」を意味する通り、リスの尾をトレードマークとしている。
北方諸国、ニルフガード帝国問わずゲリラを仕掛けるため、双方から忌み嫌われている。また、そのやり口を気に入らない非人間族からも問題視されている。


シリーズ

小説 ※年数は原書の出版年

長編
Krew elfów (英題"Blood of Elves")(邦題「エルフの血脈」) (1994)
Czas pogardy("Times of Contempt")(邦題「屈辱の刻」) (1995)
Chrzest ognia ("Baptism of Fire") (邦題「炎の洗礼」) (1996)
Wieża Jaskółki ("The Swallow's Tower")(邦題「ツバメの塔」) (1997)
Pani Jeziora ("Lady of the Lake")(邦題「湖の貴婦人」)(1999)
短編集
Miecz Przeznaczenia (Sword of Destiny) (1992)
Ostatnie życzenie ("The Last Wish") (1993)
Coś się kończy, coś się zaczyna (Something Ends, Something Begins) (2000) ※サプコフスキのアンソロジー。2編のウィッチャーの物語が収録されている。
外伝
Sezon burz (Season of Storms)(2013)

ゲーム

ザ・ウィッチャー
ウィッチャー2
ウィッチャー3

関連タグ

アクションゲーム オープンワールド

関連記事

親記事

小説 しょうせつ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「ウィッチャー」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 735971

コメント