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エムヒル・ヴァル・エムレイス

えむひる

ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』、及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の登場人物。
目次 [非表示]

CV:土師孝也

演:バート・エドワード(実写ドラマ版)

概要編集

「敵の墓地で舞い踊る白炎」の二つ名で知られるニルフガード帝国の皇帝。

ゲラルトが育てたシリラの父親でもある。


性格編集

大国の皇帝らしく、尊大でまさに冷酷そのもの。

目的のためなら手段は正当化されると語っており、大陸を制圧するためあらゆる手段を講じる。二つ名も多数の敵を葬ってきたことに由来する。

若い頃に受けた呪いを占星術師の助言で解呪できた経験からか、占いや予言を重視する傾向にあるが魔術そのものは嫌っている。


来歴編集

エムヒルの父が統治していた頃、簒奪者により父が暗殺され、自身は日中はハリネズミになるという呪いをかけられ、ニルフガードを出奔。

身分と名を偽り、占星術師の占いの通り北方諸国を放浪中、シントラ国王ログネルの命を助け、見返りとして「驚きの法」を行使。そのときの条件に見合ったのが王妃キャランセのお腹の中にいたパヴェッタであった。


15年後、パヴェッタ姫の婚約者を決めるシントラの晩餐会に「アーレンワルドのアーケオン」と名乗り現れ、パヴェッタとすでに恋仲であること、驚きの法により結ばれる運命にあることを理由に求婚を要求。しかしキャランセ女王に拒否され、危うく殺されるところだったがゲラルトの助力を得て場を収め、パヴェッタとの婚約を獲得すると呪いが解け、自分がダニーという名であることを明かす。

その際、ゲラルトはダニーに対し「驚きの法」を行使。パヴェッタがすでに身ごもっていることにダニーが気づいていないと見抜いており、ウィッチャーの後継者としてパヴェッタの子を「驚きの子」として迎え入れる約束をする。それが後のシリであった。(「値段の問題」)


その後、呪いの解けたダニーことエムヒルは簒奪者からニルフガードを奪い返えし、実の娘であるシリを王妃として迎えニルフガードをより強大なものとする計画を立てる。そしてシントラを脱出するため、偽りの海難事故を実行するが、その計画に気づいていたパヴェッタによりシリは逃がされ、パヴェッタは海に落ちて死亡する。

ニルフガードに戻り、玉座を奪還してからは類まれなる政治手腕を発揮し、ニルフガードを超大国へと成長させ、北方への侵略を開始している。


十数年後、シリの行方を捜索していたエムヒルはスティガ城でシリと再会する。

すぐにニルフガードへ連れ帰ろうとするが、泣くシリに何か思うところがあったのか、ゲラルトとイェネファーにシリを返し、去っていった。(「湖の貴婦人」)


それからさらに数年後、ワイルドハントに追われ別世界へと行っていたシリが戻ってきたことを察知したエムヒルはシリを帝国の後継者とすべく、行方を捜索するためニルフガードに身を寄せていたイェネファーを通じてゲラルトを呼び寄せる。(「ウィッチャー3 ワイルドハント」)


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