ファイナルファンタジーシリーズに登場する赤いチョコボ。
一日で千里を駆けるという設定はない(現時点では)。
概要
全身が真っ赤なチョコボ。生態としては、普通のチョコボとあまり変わらない。
シリーズによって様々な特性を持つが、多くの場合は山登りの特性を持つ。
そのほかの赤チョコボ
イヴァリース産の赤チョコボは、チョコボ系最強に位置する。
チョコボの機動力とチョコメテオの強烈なダメージは、数々の冒険者を絶望に追いやっただろう。
FFTの難易度が高いのは、ラスボスでも、ボスユニットでもなく、この赤チョコボと序盤に出てくるモンスターとしてのチョコボのせいである。
そのため、初めてチョコボが可愛くないと思えるゲームかもしれない。
瀕死状態の味方を、わざわざ、迂回してでも攻撃しにきて死に追いやる。
ちなみに、運が悪いと彼らが大量に出現し、かつストーリー上回避することができない「フィナス河」は、よりにもよって「FF最強シド」オルランドゥ登場の直前であり、ウィーグラフ=ベリアスとの一騎打ちとともに本作の難関となっている。
ちなみにレベルを上げて力押しで抜けるのも難しくなっている。なぜならレベルは主人公一行の平均レベルに合わせて上下し、モンスターは装備品を持たないがゆえにステータスの上昇率が大きめに設定されており、一週目ではフィナス河時点での品揃えの都合で装備品で補う事も不可能なため、下手にレベルを上げてしまうととんでもなく強くなってしまう。赤チョコボの少ない敵編成になるまでリセットするのが無難である。
フィナス河を抜けたからと一安心も出来ず、場合によっては回復が出来るチョコボとステータス回復及び物理攻撃特技のチョコボールを使う黒チョコボの編成というバランスの良い編成ででランダム敵として出現する事が多いため、オルランドゥといった強力なユニットが加入した後半であっても油断するとあっという間に全滅となりえる。
そしてFF12にも忘れた頃に登場する。
赤チョコボ自体はそのへんにちらほら居り、あんまり強くもないのだが、FFTのトラウマを失念した頃に「赤チョコボLv99」といういかにも強そうな(と言うか強い)、そしてデカい赤チョコボがプレイヤーの前にひょっこり現れる。
出現条件が設定されており、何より出現確率自体も1/256と低確率であるためなかなか出会えないが、装備も整ってないうちにうっかり出会ってしまうと「チョコメット」連射によりボコボコにされる事請け合いである。
しかし倒す事が出来ればリボン等のレアアイテムをドロップするので美味しい敵でもある。
FF14では上記のイヴァリースアライアンスをモチーフとしたレイドコンテンツ「リターン・トゥ・イヴァリース」で登場。
「失われた都ラバナスタ」の道中で登場し、チョコメテオを降らせて攻撃してくる。こちらはダンジョンのギミックのひとつであるため、距離さえとればダメージを軽減できるためそこまでの脅威ではない。
問題なのは「大灯台リドルアナ」の解放クエストの途中で出てくる個体である。
通常、クエスト解放用のバトルに出てくる敵は適当に殴っているだけで勝てるように作られているが、この赤チョコボは当時の最大レベルのキャラクターでも2発喰らえば死亡する威力のチョコメテオを信じられない詠唱速度で連発してくるため、雑魚戦だと気を抜いて攻撃を避けずにいるとあっという間に死亡する。
しかもフィールド上でプレイヤーが指定クエストを受けるたびにフィールドに赤チョコボが出現する仕様のため、複数人が同時にクエストを受けるとその数だけ赤チョコボが増殖する。他人の赤チョコボも攻撃できてしまうため自身の赤チョコボすら見失ってしまうプレイヤーも多数いた。
そのためリドルアナ解放直後は無数の赤チョコボのチョコメテオが雨のように降り注ぐ地獄のような光景が繰り広げられ、FFTのトラウマと同等かそれ以上の恐怖を当時のヒカセンに植え付けた。
その後レベルキャップが上がり、パッチ5.21ではチョコメテオの詠唱時間が伸びたため、この恐怖も忘れ去られた…かに思われた。
が、パッチ5.35で追加されたコンテンツ「南方ボズヤ戦線」(リターントゥイヴァリースの続編という位置づけ)にて、一定条件を満たすと発生する「クリティカルエンゲージメント」と呼ばれるイベントバトルに「レッドコメット」という赤チョコボが登場。
様々な種類の範囲攻撃を通常の三倍と言わんが如く次から次へと連打してくる凶悪な攻撃パターンに多くのヒカセンがトラウマを呼び起こされ、twitterのトレンドに「赤チョコボ」がトレンド入りするほどの騒ぎとなった。
なお、FF4の開発室にもいるが、これは開発スタッフが扮した姿なので、上記のチョコボとしての特徴は特に無い。