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ミルドラース

みるどらーす

スクウェア・エニックスのRPG『ドラゴンクエストⅤ』に登場する魔王で、本作のラスボス。
目次 [非表示]

「私は運命に選ばれた者。勇者も神をも越える存在」

「さあ来るが良い。私が魔界の王たる所以を見せてやろう」


概要

ドラゴンクエストⅤ』のラスボスである魔界を治める大魔王

魔界と人間界とを繋ぐ門を開き、人間界への進出を目論んでいる。そのため、門を開閉する力を持つ主人公の母・マーサを連れ去っている。


人物

人間界に自力での進行はせず、部下を介して徐々に侵略を進める方針をとっている。そのため、人間界でその存在について聞き及ぶことはない。作中視点で見れば「自身の存在をひた隠しにして着々と計画を進める狡猾な魔王」ともいえるが、作品評価の視点では後述の通り「影が薄い」と言われがちになってしまってもいる。


なお配下にイブールゲマがいるが、イブール率いる「光の教団」には予言を与えるという形での関わりはあったものの、基本的に直接監督する立場にはなかったよう(リメイク版での主人公との会話で教団運営につき「必要のないくだらない努力」と切り捨てている)。その「必要のないくだらない努力」によって散々酷い目に遭わされ更には最終的には父パパスだけでなく母マーサまで失った主人公側からしてみればこんな一言で片付けられては堪ったものではないだろう


リメイク版では元人間という設定が追加された。究極の進化を求める邪悪な心から神の怒りを買い、魔界に封印されたという。


ドラゴンクエストⅨ』でも歴代魔王の一人として登場するが、ミルドラースが登場する宝の地図を入手するには、レベルの高い地図でしか登場しないグレイナルや、途中出現確率5%のりゅうおうの地図の入手を経る必要があるので、すれちがい通信無しでの入手はかなり困難である。


戦闘

2段階の形態を持つが、ラスボスだけあっていずれも相応の強さを持つ。

スーパーファミコン版の適正クリアLVは30代中盤。

これまでの作品のラスボスと同様に、両形態とも固有の専用技は持っていない。


第一形態

魔界の王にして王の中の王

一段階目はナメック星人……もとい、魔道士のような風貌で、見た目通りに魔法による攻撃が主体だが、「なかまをよぶ」でキラーマシンあくましんかんを呼び寄せることもある。加勢するキラーマシンの高火力さえしのげればそこまで苦戦する相手でもなく、ゴリ押しでも倒せる。


なおSFC版で仲間を呼ぶ際、両腕を広げるアニメーションを披露している。

「1枚絵において、腕の部分と背景だけが一瞬差し替えられる」という非常に簡素なものではあるが、SFC版で戦闘中の行動に伴いグラフィックそのものがアニメーションするモンスターはこれが唯一である(特殊なスライムや「そらたかくまいあがった」とジャンプ攻撃するモンスターも動くが、それらは表示位置がずれるだけでグラフィックの中身が変わるわけではない)。


第二形態

【ドラクエ】魔王ミルドラース(第二形態)

二段階目は、1対の巨大な翼と2対4本の腕、棘つきの長い尻尾を生やしたメタボドラゴンとでもいうような、真っ赤な怪物になる。


攻撃方法はこれまでの歴代ラスボスの使用してこなかった『しゃくねつほのお』をシリーズで初めて吐いてきたり、「イオナズン」や「メラゾーマ」などの強力な呪文を使ってきたりと強力。

特に初見で厄介なのが、最初から魔法反射呪文の「マホカンタ」がかかっていることと、一定間隔でステータス増強効果を無効化する「いてつくはどう」を使ってくることである。


SFC版での戦闘

激しい攻撃に対する回復が頻繁に必要なうえ、HPは4500とこれまでの歴代ラスボスに比べ一気に増えた上に、行動6回ごとに1回「めいそう」でHPを500回復ずつさせる。

長期戦になりがちで、しっかりとダメージを蓄積させていかないと次第にジリ貧になっていく。


…と書くといかにも強そうだが、行動が完全ループな上に完全2回行動ではないこと、攻撃呪文への耐性がないこと、厄介なブレス攻撃に対しスライムナイトをはじめ頻用される仲間モンスターが耐性を有する場合が多いことなど、実は穴が多くある。

パーティが適正に育っていれば体感的には前々作前作と同じか下回るぐらいで、特徴さえわかってしまえばシリーズでもそこまで強い部類ではない。

ストーリーの雰囲気や思い入れから人間キャラクターのみで挑むと苦戦するが、強力な仲間モンスターを積極的に登用すると途端に難易度が緩和されるという、ある意味で作品の色が強く反映されたラスボスともいえる。

ただし、これらは攻略法やデータの蓄積された後世だから言える面も大きいが。


行動とパラメータのパターンが3種類用意されており、戦闘開始時にランダムで選ばれる。

強さに明らかに差があることから強中弱パターンと呼ばれる。

  • 強・中型は2回行動を行う場合があり、「しゃくねつのほのお」の後に「いてつくはどう」を行う点が共通。
    • 強型は「いてつくはどう」でマホカンタ状態を解除しても、再度張り直す行動がある。
    • 中型はマホカンタの再発動はなく、また素早さがかなり低くほぼ先手で行動できるため次の行動に備えやすい。

  • 弱型は素早さが一番高く先手を取られる場合もあり、通常攻撃が必ず「つうこんのいちげき」になったり、攻撃行動が4つあるなど個々の行動は強めだが、1ターンに1回行動で固定なので安定させやすい。

この仕様は発売からしばらく経ち、インターネットが普及しデータが蓄積されて初めて認識されるようになったもの。よって、ネットのない時代に1回しか戦わなかった場合、各プレイヤーごとに強さに対する初見時の感想は大きく変わるだろう。

発売当時からミルドラースの強弱は議論の的になりがちだったが、実質異なる3種の相手と戦っていた人同士が会話していたら全く違った感想の言い合いになるのは当然である。


リメイク版での戦闘

リメイクではオリジナルよりもHPが2500増えており、残りHPに応じて行動が変化する形へ変更。

大きな変更点は回復技の「めいそう」、完全1回行動が無くなったことだろう。その分、「いてつくはどう」の頻度もアップしており、残りHPが大きく減ってきた時の通常攻撃が必ず「つうこんのいちげき」に変化するようになり、脅威度が上がっている。代わりに実質的に意味が無いのに「ルカナン」を使い、この時はラッキー行動となる。

ニンテンドーDS版以降は「めいそう」が第2段階で行動することがあるものの、基本的にPlayStation 2版のリメイクと同じ。


評価

【ドラクエ】死ぬまでに 一度はやりたい ドラクエⅤ

登場するのは物語の最後だけで、ストーリー中では部下であるゲマの方が明らかに目立っている、ドラクエシリーズ初の裏ボスであるエスタークが圧倒的に強く話題の中心になった、などの理由からキャラが立っていた前作までの魔王達に比べて、またその後の作品と比較しても印象の薄い魔王と評されることが多い。


実際は主人公の母との間に強い因縁を抱えており、ラスボス本体が家族と直接的な因縁を有するのはシリーズ全体でも希有なケースである。

しかし、ストーリーの大枠が「主人公の宿敵=ゲマ」という構図であるためか、母との因縁は最終盤まであまり強調されていない。

ミルドラースの存在が一般人から本格的に聞けるようになるのも、勇者である主人公の息子が生まれ、更にストーリーが進んで終盤になってからのことである。

主人公が勇者ではない(勇者誕生後の主人公はパパスのポジションにおさまる)以上、主人公の視点からは魔王=宿敵という図式が成立するとは限らない。

以上のような作品全体の構造上、ミルドラースの印象が薄くなるのも無理はない話である。


リメイク版ではレヌール城にある本に名前が載っていたり、ゲマとの第二戦目後に名前が出たりするなど、存在の発覚が少しだけ早くなっている。

ただし「宿敵=ゲマ」の構図がSFC版以上に強調されているため、ゲマと比べた相対的な存在感が濃くなったとはお世辞にも言えない。


漫画版クロスブレイド

5巻に敵として登場。超越大魔王ロムドラドによって別世界から呼び出された魔王。時空転移の際にパワーを喪ったため弱体化している(劇中では咳き込む描写がある)。

最初は老人形態で主人公ユウキたちの前に現れ、邪悪な笑みを浮かべながら「抵抗して苦しんで死ぬか」「諦めて楽に死ぬか」の二択を突き付ける。主人公ユウキからは「仲間になろう」という第三の選択肢を選ばれるが、「勇者と言う奴はどこの世界でも気に喰わん!」と激昂して“かがやくいき”で攻撃を仕掛けて来る。

しかしポップによって抑えられ、ユウキとダイの同時攻撃によって倒された……わけがなく、起き上がって第二形態に変身する。


第二形態はブオーンを思わせるような巨体となっており、“しゃくねつのほのお”でユウキたちを防戦一方に追い詰める。このままミルドラースが押し切るかと思われたが、メイロによって召喚されていたマァム閃華裂光拳で阻止される。

それでも大してダメージを受けた様子がなく襲い掛かって来たが、最後はダイ、ポップ、マァムの同時攻撃によって胴体を真っ二つにされて敗死した。


担当声優


余談

裏ボスであるエスタークは最初からミルドラース第二形態の戦法を多用する。それに加え、エスタークは通常攻撃そのものがかなり強いため、余計に手ごわく感じしてしまう。実際、エスタークの方が攻撃の効率は非常にいい

しかし、そもそも本編のボスと裏ボスを比べること事態ナンセンスであり、しかもリメイク版ではストーリーの中でエスタークが「ミルドラースでさえ手を出せない大物」と言われていたことから、こういう力関係になるのはごく自然である。

一部のタイトルでは第一形態はただ単に「ミルドラース」、第二形態は「魔王ミルドラース」になっていたりして、公式で大魔王扱いさせてもらえていない。不憫。


ムドーとの関係

ミルドラース第二形態のデザインは、体全体の構造や模様、トゲの場所、顔つきに至るまで意匠のほとんどが『ドラゴンクエストⅥ』の魔王ムドーに酷似している

さらにムドーの色違いである「ブースカ」というザコモンスター(といってもラスダン最強クラスの強い敵だが)の行動がミルドラース第一形態に酷似していること、『ドラゴンクエストⅥ』→『ドラゴンクエストⅣ』→『ドラゴンクエストⅤ』という作品時系列が確定したことなどから「一匹のブースカが特殊な進化をとげたなれの果てがミルドラース」といった俗説が流れたことがある。


その後リメイクで先述の通り「ミルドラースは元人間」と明言されたことで、この説自体は公式に否定される形となった。

しかし2016年に発売された公式設定資料集にて「ミルドラース第一形態のデザインの流用がブースカで、ブースカの色を変えたのがムドー」である旨が記載されており、ミルドラース第二形態とムドーのデザインの共通性はやはり単なる偶然ではなかったことが明らかになっている。


Dr.スランプ関連

鳥山画伯繋がりと言えば、スーパーファミコン版『ドラゴンクエストⅤ』の発売当時、Vジャンプに連載されていた漫画『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』にゲスト出演した事もある。


劇中ではネタバレ回避の為、名前の一部が伏字にされ「ミ〇〇〇ース」表記になっていた。そして則巻アラレに伏字部分に悪戯書きをされて「ミートソース」となってしまい、その事に酷く激怒して第二形態になって『かがやくいき』を吐いてアラレを氷漬けにするものの(残り2ページという尺の都合とはいえ)ガッちゃんたちの光線一発で沈むという、魔王としてはあまりに情けない有り様であった。


関連イラスト

魔界の王ミルドラース

ミルドラース星降る夜に


関連タグ

ドラゴンクエストⅤ 魔王系 ラスボス ラスボス(笑) 青森県


???:『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』で置き換わって閉まったラスボス。ただし、ネタバレかつセンシティブな内容であるため注意


大魔王バーンダイの大冒険のラスボス。ミルドラースの影響を受けているのか老人としてデザインされている。

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