概要
ブオーンが主人公一行に倒された後、ルドマンによって禁断の封印を施された姿。
ツボを調べた際、主人公がうっかりツボのフタを開いてしまうという大ポカをやらかした……と思ったら、そこから出てきたのは何とも小さく可愛らしい姿と化したブオーンだった(とはいえ、大きさ自体は人間の大人に近いので一般的な視点だと大柄な事に変わりはない)。
全体的なシルエットはブオーンとほぼ変わらないが、目は点になって額の三つ目もどこか覇気のない目つきになっており、常に鼻水を垂らしているという間抜けさと愛らしさが併存したような姿となった。しかも封印はこれまでのものよりも非常に強力なもののようで、本人曰く「もう元の身体には戻れんではないか!」との事。
主人公達の仲間になることであわよくば封印を解く方法を見つけて元の姿に戻ろうと企むが、ゲーム内ではどんな事をしても元の姿に戻る事はない。故にブオーンの姿で仲間になってくれる事もない。ちょっと残念。
プチタークを仲間にした後、封印されているツボを調べると仲間にする事が出来る(この時、仲間にするのを断ると「心の狭いヤツ」と罵倒してくる)。
通常エンカウントのバトルで仲間にできるモンスターや、サブイベントで仲間になるザイルもスカウトできていた場合、実質的に最後に仲間になるモンスターでもある。
戦闘能力
初期ステータスがとてつもなく貧弱で、ざっくり言ってしまえば仲間になったばかりのスライムより辛うじて強い程度。しかもこの状態がどれだけレベルを上げても続き、仲間になってからしばらくの間はとても戦力としては数えられるものではない。
しかし、レベルが60を超え始めた辺りから急激に成長し始め、最終的にMPと素早さ以外のステータスがカンストするという脅威のブッ壊れステータスを誇るようになる(ぶっちゃけ封印される前よりも格段に強くなる)。……が、仲間にできる時期が時期なので使い道にかなり乏しい。
弱点は、あらゆる耐性が皆無なので状態異常をかける魔法に極端に弱いのと、普通に育成している分には素早さの数値が約50程度までしか伸びず(ほしふるうでわを装備してようやく100を超える)、非常に鈍重なこと。
他作品への出演
『ドラゴンクエストⅩ』ではまさかのブオーンの息子として登場。
誤って飲み込んでしまったプオーンを主人公が体内に入り、救出後「プオーンのツボ」がだいじなものに入る。
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』や『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では所謂リバース戦術を採るパーティなら必携と言える強力なモンスターで、その戦術を使わないにしても所持しているスキルが非常に有益なため、数多のプレイヤーの手でプオーンが乱獲される事となった。
その為か『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3プロフェショナル』では、最初の仲間モンスターのうちの1匹に選ばれるという栄誉を得るに至った。